乳がん予防のため乳房の切除・再建手術を受けた米人気女優アンジェリーナ・ジョリーさん(37)と同様、がんのリスクを高めるとされる遺伝子変異が見つかった英国人男性(53)が、前立腺の摘出手術を受けていたことが分かった。英紙タイムズが21日までに報じた。 同紙によると、男性が遺伝子変異の発見により前立腺を摘出したケースとしては、世界で初めてという。 ジョリーさんは「BRCA1」という遺伝子に変異が見つかり両乳房の切除・再建手術を受けたが、この男性は「BRCA2」遺伝子に変異が発見された。 これらの遺伝子に変異があると、乳がんや卵巣がんのリスクが高まることが分かっているが、この男性が検査を受けたロンドンのがん研究機関の調査では、男性の前立腺がんのリスクも高まることが分かった。 男性には乳がんや前立腺がんにかかった家族がおり、通常の検査では異常は見つからなかったが、手術後、前立腺からかなりのがんが見