ククルの開所式で顔合わせする関係者ら=22日、那覇市牧志 那覇市は22日、生活保護世帯で引きこもりや非行を理由に不登校となった中学生の居場所づくりを支援する施設「kukulu(ククル)」を開所した。児童自立支援員や市内のNPO法人などが協力し、生徒一人一人に合った体験活動を通じて社会参加を後押しする。市によると、福祉分野からの不登校支援の取り組みは県内で初めて。 民間のノウハウも生かしながら、自立を促し、負の連鎖を断ち切ることが狙いだ。 ククルは住居型店舗の1階を使用。面積は約92平方メートル。交流や学習、個別面談、個別で過ごせる四つのスペースを設ける。中学生は「自分の居場所」「人と交流できる居場所」「社会へと送り出すための居場所」として利用できる。 自立に結び付くための調理や、経済的な理由で利用する機会のないパソコンの各講習を受けられる。スポーツなどの活動を通じて、社会との関わり合いを促