長崎県佐世保市で昨年7月、高校1年生の女子生徒(当時15)が殺害された事件で、殺人や死体損壊などの非行内容で家裁送致されていた元同級生の少女(16)について、長崎家裁(平井健一郎裁判長)は13日、第3種(医療)少年院に送致する保護処分を決定した。少女には、重度の自閉症スペクトラム障害(ASD)など複数の障害があると認定。小学校で問題が顕在化した際に適切な対応がなされなかったことなどと相まって非行に至ったと指摘した。 決定要旨によると、少女は昨年7月26日夜、佐世保市の自宅マンションに女子生徒を招き、首を絞めるなどして殺害。刃物で遺体を損壊した。約5カ月前の3月2日には市内の自宅で就寝中の父親を金属バットで殴り、殺害しようとした。 決定は、少女の非行について「残虐さ、非人間性には戦慄(せんりつ)を禁じ得ない」としたうえで、処分や刑罰が重くなる16歳の誕生日直前の非行だったことにも触れ、「計画
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