児童青年期を専門とする精神科医育成プログラムについて話す杉山登志郎客員教授(中央)ら=31日、福井県永平寺町の福井大松岡キャンパス 福井大子どものこころの発達研究センターに、福井県の寄付で新しく児童青年期を専門とする精神科医の育成部門が設置され、31日、活動を開始した。日本の児童青年精神医学の第一人者で、教員に就任した杉山登志郎客員教授が記者会見し「国際的な基準で診断する専門医育成研修プログラムを日本で初めて導入する。福井県の児童青年精神医学分野の発展に寄与したい」と抱負を述べた。 背景には県内の精神科医不足がある。全国的に精神疾患がある人の増加が指摘される中、県内の精神科医は86人(2014年)で、人口10万人当たり10・9人。全国の11・9人を下回っており、特に日本児童青年精神医学会の認定医は昨年度末まで県内はゼロだった。 精神疾患の発症の多くは、児童青年期とされており、県では、専門医
香川大学は30日、来年度からの設置に向け文部科学省に申請していた医学部への臨床心理学科の新設と、大学院農学研究科の改組が認められたと発表した。同大幸町キャンパスで開かれた会見で、長尾省吾学長は「学生が香川大学を卒業して、地元でキャリアアップをしたいと思えるような魅力的な学部ができあがった」と述べた。 国立大学で医学部内に臨床心理学科が設置されるのは初めて。認知症やがん治療の緩和ケアなど、医療分野での臨床心理のニーズに対応する。定員20人で、社会心理学や司法心理学などをカリキュラムに組み込み、国家資格の「公認心理師」の受験に対応するほか、付属病院でチーム医療なども学ぶ。 農学研究科の改組では、従来の3専攻を「応用生物・希少糖科学」の1専攻に統合、新たに「希少糖先端科学」▽「環境生物科学」▽「生物化学・食品科学」▽「応用生命科学」の4コースを設置する。また、基盤科目に同大の希少糖研究を題材にイ
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