奈良県の医師宅放火殺人の調書漏えい事件で、秘密漏示罪に問われた精神科医崎浜盛三被告(50)の期日間整理手続きが1日、奈良地裁で終結した。今月17日に公判が再開される。 17日は中等少年院送致となった長男(18)の父親(49)や告訴代理人の弁護士が、崎浜被告を告訴した経緯などについて証言する。 また調書を引用した「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)の著者でフリージャーナリスト草薙厚子さんは、来年1月14日に出廷する。 起訴状などによると、長男の鑑定医だった崎浜被告は2006年10月、草薙さんに奈良家裁から預かった供述調書の写しを見せるなどしたとされる。父親と長男が告訴していた。(共同) [2008年12月1日17時8分]