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ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (198)

  • 新型インフルエンザみたいなコント - 新小児科医のつぶやき

    ネタモトは僻地の産科医様の新型インフルエンザなコントo(^-^)o ..。*♡ in 博多ですが、もうちょっと膨らましてモディファイしてみます。 ■第一部:発端編 厚労官僚:「メキシコで新型のインフルエンザが発生したとWHOが確認したようです」 厚労大臣:「なに!、オールジャポンで水際作戦だ!!、発熱外来だ!!!」 前線医師:「補償と対策費用は?」 厚労官僚:「オールジャポンだからありません」 ■第二部:疑い例発見編 厚労官僚:「横浜で疑い例が出たとの情報があります」 厚労大臣:「すぐに情報を回せと伝えろ」 横浜市長:「診断確認まで待ってください」 厚労大臣:「オールジャポンだから待てるわけが無い!、直ちに記者会見だ!!」 マスコミ:2ch情報を聞きつけて、ヘリまで飛ばしての大取材陣で御出動 校長  :深夜の吊るし上げ記者会見に涙目 ■第三部:神戸・大阪発見編 厚労官僚:「神戸で国内発生第

    新型インフルエンザみたいなコント - 新小児科医のつぶやき
  • 無届け高齢者施設問題 - 新小児科医のつぶやき

    興味深い話題なんですが、手際よく解説するのが難しいお話で、私の長い解説は面倒だと思われる方はDr.Pooh様の無届け老人ホームは指導だけで改善しないをお読みください。今日のお話はそれを膨らませただけのものです。 Dr.Pooh様にならって取っ掛かりは、5/28付け共同通信(47NEWS版)からです。 有料老人ホームに生活改善指導 厚労省、無届けの80施設に 厚生労働省が無届け有料老人ホームとみられる施設を対象に実施した調査で、2人以上の入所者を狭い1部屋に住まわせるなどした、14都府県の計80施設が、自治体から生活環境を改善するよう指導を受けていたことが、28日分かった。 施設側は、入所者に個室を提供するなど一定のプライバシーを確保するよう求められており、それが達成されていないとして指導を受けていた。 このほか、夜間に対応できる人員を置かないなど緊急時に備えた態勢を整えなかったり、廊下が狭

    無届け高齢者施設問題 - 新小児科医のつぶやき
  • 現状追認はわかるんだけど - 新小児科医のつぶやき

    5/22付けAsahi.comより、 新型インフルに地域区分、休校は各校判断 政府が新指針 政府は22日、新型インフルエンザ対策部の会合を首相官邸で開き、国内での感染拡大を踏まえ、対処方針を改定した。症状が季節性インフルエンザと似ていることから対応を弾力化。発生地域を拡大状況に応じて二つに分け、患者の急増地域では学校単位で臨時休校できるようにする。一般病院での受診や軽症患者の自宅療養も認める。機内検疫は原則取りやめ、水際対策は縮小する。 新しい対処方針によると、新型インフルエンザでは、糖尿病やぜんそくなど基礎疾患を持つ人を中心に、症状が重くなって死亡する例があることを指摘。今後、国民生活や経済への影響を抑えながら、特に基礎疾患を持つ人への感染防止に重点を置き、「地域の実情に応じて柔軟に対応する必要がある」と明記した。 具体策は、厚生労働省の運用指針で定めた。発生地域を(1)患者発生が少な

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  • 5月22日の感染地日記 - 新小児科医のつぶやき

    昨日の午後は1月の後半に降りかかった胃腸炎騒動の最後の後始末に行って来ました。覚えておられる方もおられると思いますが、胃カメラをして、ピロリ菌が見つかって、その除菌の第二ラウンドの結果説明です。今回は無事除菌に成功していましたので、まずは良かったと言うところです。そんな事を午後にしていましたので、昨日のFaxの紹介ができませんでした。早速ですが5/21 12:07着信の神戸市医師会新型インフルエンザ対策部よりの「新型インフルエンザ関連情報(第16報)」です。 ◎PCR検査について 今回の新型インフルエンザについて、神戸市医師会としては、我々の対応が今後世界のモデルケースになるかもしれないの認識のもと、疫学的リサーチについても極めて重要よ考えてきました。しかし、環境保健研究所(神戸市)の処理能力、培地の不足、検体の採取方法、保存方法、集配方法などに様々な問題点があり、これ以上のPCR検査は

    5月22日の感染地日記 - 新小児科医のつぶやき
  • 5月21日の感染地日記 - 新小児科医のつぶやき

    行政や医師会通達的には大きな動きなしです。動いたばかりですから、週明けまでこのままで進み、週明けから休校措置の解除の動向と発見患者の治療動向を見極めて次の動きがあると予測しておきます。迅速かつ柔軟な反応は必要ですが、さすがに神戸では来週まで大きな動きはないと考えます。 ポツリ、ポツリと神戸・大阪以外でも発見があり、東京でも発見されたの報告も出てきました。これはあくまでも私の予想ですが、神戸・大阪の教訓を十分に活かした発見対策が取られると考えています。それでも発見されれば第二段階の対策になりますから、キットやマスクが不足しないかを心配しておきます。発見が無くても大量に必要になりますから、確保は末端医療機関では結構大変です。 ところでインフルエンザ対策はガイドラインを基として行なわれています。舛添大臣も頑張って緩和の方針を打ち出しつつありますが、現時点では具体的にと言うか、システム的に体系だ

    5月21日の感染地日記 - 新小児科医のつぶやき
  • 5月20日の感染地日記 - 新小児科医のつぶやき

    昨日は大きな動きがありました。5/19 19:59着信の神戸市医師会新型インフルエンザ対策部よりの新型インフルエンザ関連情報(第14報)です。 日5月19日午後4時、神戸市は下記に示しましたように新型インフルエンザの「まん延期」を宣言しました。つきましては、各医療機関におかれましては、別紙患者振り分けシステム(5月20日開始)に基づく対応をお願いします。 平成21年5月19日神戸市医師会長 川島龍一様神戸市保健福祉局長 桜井誠一新型インフルエンザ患者発生に伴う診療について(ご依頼) さて、神戸市内の高校生が新型インフルエンザに感染していることが判明し、調査を進めた結果、現在も新型インフルエンザは増加しつつあり、今後も感染拡大が危惧されます。 当初は、発熱相談センターにお電話いただき、市民病院、西神戸医療センター等での患者の受け入れを行なってきましたが、相談件数の激増、受入医療機関の外来

    5月20日の感染地日記 - 新小児科医のつぶやき
  • 2009-05-18

    まず昨日頂いた神戸市勤務医様のコメントです。 感染者が入院する病院で勤務しています。 もう入院患者は神戸市内で40人をこえており、感染者が隔離入院される措置もあとわずか とおもいます。隔離する場所がありません、というか隔離しても無駄ということで。 現在患者はマスコミの受診自粛がきいていますが、某病院ではすでに勤務医の疲弊が 始まっていると聞きます。 もう一つ、りゅう様のコメントから、 何とか無事に?日曜日の一次救急外来が終了しました。 保健所からは時間とともにFAXまたFAXの連続でした。 しかし、小児科はどんな患者でも(感染蔓延地域居住者も通学者も含めて)発熱外来での対応は内科医のみなので不可能なので、地域の一次救急施設で対応してくれという電話が保健所からあったのが日曜日の午前8時55分でしたよ。 そしてしょっぱなの患者が神戸市中央区から避難中の発熱児でした。 それ以外にも混乱に次ぐ混乱

    2009-05-18
  • 感染地情報 - 新小児科医のつぶやき

    事態は拡大しているようで、大阪でも発見されていますし、これから各地で掘り起しが進むとも考えられるので、PCRの検査処理能力に応じて発見情報が増える可能性を危惧しています。とりあえず5/16付け(23:21受信)神戸市医師会新型インフルエンザ対策緊急会議を情報提供とします。 神戸市灘区の県立神戸高校の生徒3人の検体から、新型インフルエンザウイルスが検出され、遺伝子検査において確定されました。 日の標記会議では、バレー部の対外試合で他区の高校にも伝染している可能性が高いことを示す事例に関しても発言がありましたが、現在のところウイルスの証明がなされていないことを理由に第一学区のみの休校となっていますが週明けにも休校範囲が拡大する可能性があります。 また、もう既に感染はかなり広がっていると考えられるので、通常の季節性インフルエンザと同様の対処としてはどうかの意見もありましたが、現時点においては以

    感染地情報 - 新小児科医のつぶやき
  • 爆心地情報 - 新小児科医のつぶやき

    5/16 11:42時点の最新Fax情報です。 神戸市新型インフルエンザ対策部決定事項神戸市内における新型インフルエンザ感染が否定できない患者の発生により次のことを決定する。 いずれの対応も当面7日間(16日(土)から22日(金)まで)とする。 第一学区(東灘区・灘区・中央区・芦屋市)の幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援校は休校とする。私立学校・大学には休校を要請する。県立高校については、その旨県に要請する。芦屋市にもその旨要請する。 第一学区の学校は、修学旅行を延期する。(私立学校にもその旨要請する) 第一学区の保育所・デイサービス・デイケアなどの高齢者通所介護施設・障害者通所施設などは、休所・すでに来所された方の迎えをお願いする。 第一学区の神戸まつりについて、土曜日(16日)は中止する。日曜日(17日)、複数の感染が疑われるため中止する。 市関係の公共施設は、入り口で衛生管理を

    爆心地情報 - 新小児科医のつぶやき
    AFCP
    AFCP 2009/05/17
    爆心地情報
  • 産経記事をもう一度検証する - 新小児科医のつぶやき

    題材は昨日も扱った2009.5.6 01:29付け産経ニュース(魚拓)です。 【新型インフル】都が「疑い例」を届け出ず すでに数人 新型インフルエンザへの対応で東京都が、検疫後に感染の「疑い」症状がある人を把握しているにもかかわらず、感染症法で定められた国への届け出をしていないことが5日、分かった。一般への情報公開もしていない。 都では「実害が出ない体制を整えている」としている。「疑い」段階で積極的な情報公開をしている厚生労働省の対応と異なる対応で、届け出や情報公開のあり在り方をめぐって波紋を呼びそうだ。 厚労省はメキシコ、米国、カナダから帰国・来日した人が、検疫や入国後の簡易検査で「陽性」となった場合、届け出を義務づけるとともに、「疑い例」などとして発表している。 同じ飛行機の搭乗者に注意を促すとともに、社会への注意喚起の目的がある。5日未明までに5人の情報公表があり、いずれも後に「陰性

    産経記事をもう一度検証する - 新小児科医のつぶやき
  • 報道してしまうと言うこと - 新小児科医のつぶやき

    2009.5.6 01:29付け産経ニュース(魚拓)より、 【新型インフル】都が「疑い例」を届け出ず すでに数人 新型インフルエンザへの対応で東京都が、検疫後に感染の疑い」症状がある人を把握しているにもかかわらず、感染症法で定められた国への届け出をしていないことが5日、分かった。一般への情報公開もしていない。 都では「実害が出ない体制を整えている」としている。「疑い」段階で積極的な情報公開をしている厚生労働省の対応と異なる対応で、届け出や情報公開のあり在り方をめぐって波紋を呼びそうだ。 厚労省はメキシコ、米国、カナダから帰国・来日した人が、検疫や入国後の簡易検査で「陽性」となった場合、届け出を義務づけるとともに、「疑い例」などとして発表している。 同じ飛行機の搭乗者に注意を促すとともに、社会への注意喚起の目的がある。5日未明までに5人の情報公表があり、いずれも後に「陰性」が確認された。 し

    報道してしまうと言うこと - 新小児科医のつぶやき
  • インフルエンザ対策 - 新小児科医のつぶやき

    週明けまで大型連休を続けるつもりだったのですが、やはり取り上げておく事柄ですので上げておきます。 GW中にもう少し動向が固まると予想していた新型インフルエンザですが、まだ何とも言えない部分を残しながら続くようです。そうであれば真剣にインフルエンザ対策を考えないといけないのですが、ちんけな診療所レベルでも容易なものではありません。開業小児科なんて普段から「発熱外来」ですし、GW中にハワイに行っていた患者もおられます。知っている限りメキシコはいなかったと思いますが、ハワイは何人かは知っています。 連休も終わりですから、何かを指標にして対策を考えないといけないのですが、国立感染所研究所の5/5付新型インフルエンザA(H1N1)の患者に対する医療機関における感染症対策を参照してみると冒頭に、 文書は、現時点で新型インフルエンザA(H1N1)の確定患者、およびそれが疑われる患者などからの医療関連感

    インフルエンザ対策 - 新小児科医のつぶやき
  • 中原先生支援する会 ボールペン作戦 - 新小児科医のつぶやき

    福島大野病院事件ではボールペン作戦に多大な御支持、御協力を頂きありがとうございます。福島大野病院事件のボールペン作戦は、福島地裁の無罪判決及び控訴断念により一応の終止符を打たせて頂いています。「頂いています」と言ってもボールペン作戦は私の独占企画でも何でもありませんし、関わりと言えば企画が当ブログのコメント欄の議論から発生した事と、その後に何度かエントリーで取り上げさせて頂いたぐらいです。 福島大野病院事件のボールペン作戦は無罪判決により無事終了したのですが、新たにボールペン作戦を展開したいとの話がありました。別に私の許可などまったく不要ですし、新たなボールペン作戦にも、福島の時に実行部隊として絶大な協力を頂いたmoto先生が御参加されていますから、異論も何もなく趣旨に賛同させてもらっています。 新たなボールペン作戦は4/25に開始との事で、来はそれに合わせて昨日取り上げるべきだったので

    中原先生支援する会 ボールペン作戦 - 新小児科医のつぶやき
  • 奈良産科医時間外訴訟をもう少し考える - 新小児科医のつぶやき

    重要な訴訟なので、判決要旨のところだけもう一度読み返してみます。それと予めお断りしておきますが、今日も判決要旨の情報のみからの推測ですから、後日判決文が公開されたら「違っていた」はありえる事は御了承お願いします。 ◎宿日直(夜間休日)勤務 原告らは、産婦人科という特質上、宿日直時間内に分娩への対応という来業務も行っているが、分娩の性質上宿日直時間内に行われることは当然予想され、その回数は少なくない。中には帝王切開術なども含まれ、治療も行っている。また救急医療を行うこともまれとはいえない。これらの業務はすべて1人の宿日直医師が行わなければならない。その結果、宿日直時間中の約4分の1の時間は外来救急患者への処置全般および、入院患者にかかる手術室を利用しての緊急手術などの通常業務に従事していたと推認される。 原告らは、奈良病院から宿日直勤務を命じられ、勤務の開始から終了までの間、場所的拘束を受

    奈良産科医時間外訴訟をもう少し考える - 新小児科医のつぶやき
    AFCP
    AFCP 2009/04/25
    ひーらいたぁ、ひーらいた。
  • 奈良産科医時間外訴訟の感想 - 新小児科医のつぶやき

    この訴訟のポイントは、 原告の主張 被告の主張 当直は実態として勤務となっている あくまでも当直である オンコール待機時間は拘束であり時間外勤務にあたる オンコール待機時間は無給である もちろんオンコールで呼び出されて働いたら時間外勤務である 呼び出されて働いても無給である ここの「当直」とは医療法16条による当直であるのですが、その労働実態が労基法41条3項に適合するかが争われています。わかりやすい例として愛育日赤事件があります。愛育日赤事件ではどちらの病院も労基法41条3項の宿日直許可を受けておらず、労基署の監査後に慌てて許可を申請したら、許可が下りなかった経緯があります。医師には一般的な基準に加えて通達も加えられており、 常態としてほとんど労働する必要がない勤務のみを認めるものであり、病室の定時巡回、少数の要注意患者の検脈、検温等の特殊な措置を要しない軽度の、又は短時間の業務を行うこ

    奈良産科医時間外訴訟の感想 - 新小児科医のつぶやき
  • 飲酒診療は絶対禁止すべきだ - 新小児科医のつぶやき

    4/2付Asahi.comより前半部分(魚拓)と後半部分(魚拓)です。直接引用すると少々長いので、ごく簡単に要約だけしておくと、産科医が酒に酔っていたのに分娩を行なったと言う記事です。まずなんですが、酒に酔って医療行為を行なうことは良いことではありません、記事中の厚労省医事課のコメントにあるように、 飲酒した医師に診療させてはいけないのは常識 この厚労省医事課コメントは直ちに全医療界に周知徹底すべきです。たとえ一滴でもアルコールを口にした医師に絶対に医療行為をさせてはなりません。これは医師法改正の価値があるとも考えます。飲酒運転よりも遥かに悪質な行為ですから、速やかに根絶させるのが医療の向上につながります。これまで漫然と放置していたことさえ許されざる行為です。医者の非常識もこれに極まれりです。さらに厚労省医事課は明快なコメントを残しています。 法に定めがないのは、他に医者がいない場合の緊急

    飲酒診療は絶対禁止すべきだ - 新小児科医のつぶやき
  • うわぁ、辛辣 - 新小児科医のつぶやき

    天漢日乗様の「マスコミたらい回し」とは?(その138)もし記者が取材中に倒れたとして、そばにいる他人が迅速に救命措置をすぐ取ってくれると信じているとしたら不思議が辛辣だったので紹介しながら考えていきます。題材になったのは宮崎での「たらい回し」記事です。天漢日乗様にならって4/17付西日新聞を引用します。 6病院が拒否、死亡 救急搬送、心肺停止の男性 宮崎県日向市 宮崎県日向市で乗用車を運転中に心疾患を起こしたとみられる同県門川町の男性(65)が同市内の6カ所の病院から救急搬送の受け入れを拒否されていたことが17日、分かった。男性は約一時間半後に別の病院に運ばれたが、死亡が確認された。同市消防部が明らかにした。 市消防部などによると、今月4日午後7時40分ごろ、日向市日知屋で通行人が脱輪した車を見つけ、119番通報。救急車が約8分後に到着したが、運転席にいた男性はすでに心肺停止状態で、

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  • 舛添大臣の法改正発言 - 新小児科医のつぶやき

    同じようなテーマで何度もエントリを立てていますが、御容赦ください。病院の当直と言うのは3つの法から見る事が出来ます。 医療法 労基法 税法それぞれの法により当直は規定されていますが、法が変われば当然概念も変わります。名前は同じ「当直」であっても規定する法が違うからです。税法の話まで含めると長くなるので、今日は医療法と労基法にしぼって考えてみます。まず病院に当直を置かなければならない規定は医療法16条にあります。 第16条 医業を行う病院の管理者は、病院に医師を宿直させなければならない。但し、病院に勤務する医師が、その病院に隣接した場所に居住する場合において、病院所在地の都道府県知事の許可を受けたときは、この限りでない。 別に問題のある規定ではなく、就業時間外の患者の容体の急変などに備えて「医師を当直として必ず置きなさい」の規定です。患者の容体は24時間変わりますから、遅滞なくこれに対応する

    舛添大臣の法改正発言 - 新小児科医のつぶやき
  • 医師当直問題とパンドラの箱 - 新小児科医のつぶやき

    まずはwikipediaより、 プロメーテウスが天界から火を盗んで人類に与えた事に怒ったゼウスは、人類に災いをもたらすために「女性」というものを作るよう神々に命令したという。 ヘーパイストスは泥から彼女の形をつくり、パンドーラーは神々から様々な贈り物(=パンドーラー)を与えられた。アプロディーテーからは美を、アポローンからは音楽の才能と治療の才能を、といった具合にである。そして、神々は最後に彼女に決して開けてはいけないと言い含めて箱(壺ともいわれる 詳細は後述)を持たせ、さらに好奇心を与えてエピメーテウスの元へ送り込んだ。 美しいパンドーラーを見たエピメーテウスは、兄であるプロメーテウスの「ゼウスからの贈り物は受け取るな」という忠告にもかかわらず、彼女と結婚した。そして、ある日パンドーラー(エピメーテウスという説もある)はついに好奇心に負けて箱を開いてしまう。すると、そこから様々な災い(エ

    医師当直問題とパンドラの箱 - 新小児科医のつぶやき
  • 医師の不足感を考える - 新小児科医のつぶやき

    ほんの2年前まで厚生労働大臣だけではなく総理大臣まで力説していた医師の偏在ですが、私は無かったと考えています。2年前になると自信はありませんが、少なくとも新研修医制度施行前は無かったと言っても良いと考えます。無かったは当は適切な表現ではなくて、実際のところは都道府県レベルでも偏在はあり、市町村レベルでも偏在はありましたが、偏在が原因による不足感は無かったと言ってよいと思います。 不足感はどの病院にもありましたが、これは程度に差こそあれ全国共通の現象であり、どこも均等に不足感があり、勤務医はどこに勤務しても同じような不足感を感じていましたから、さして不満も感じず働いていたと考えます。それ以外にも要素はありますが、かつては、 どの病院もほぼ均等に医師が不足していた ここで都道府県格差をなぜ感じなかったかですが、ほぼ全国を支配していた医局人事のためだと考えます。医局の支配権が圧倒的であった頃に

    医師の不足感を考える - 新小児科医のつぶやき