もうひとつの福祉は、特定の福祉事業の手法ではない。そこにある既存の福祉に対して、常にその欠点を認識し、別の福祉を実践する行為である。したがってもうひとつの福祉は実践後いずれの時かに既存の福祉となり、より新しい別のもうひとつの福祉が模索されなければならない。もうひとつの福祉とは特定の手法ではなく、常に新しいもうひとつの福祉を模索し続ける、意志と実践の名称であるのだ。 僕は千葉県総合支援協議会の権利擁護専門部会の委員をしています。しかしこの事件についての情報はマスコミで発表されている以上には知りません。あとは噂で聞こえてきたことや、人から伝え聴いた情報だけです。したがって、これから書くことは事件の全貌を深く知る立場での考えではないことを断っておきます。 なぜ虐待されていた利用者は、自分が虐待されていた現場に住まわされ続けているのか 事件発覚からそろそろ一カ月になろうとしています。この間、僕がと