《「ゲーム障害」が病気に、注意点いくつか》 世界保健機関(WHO)が「ゲーム障害」を精神障害の一つとして、2018年より正式に認める方針であると話題になっています。 ここで注意しておきたい点が2つあります。 ひとつはギャンブル障害で指摘されてきた自然回復率の高さです。日本のぱちんこではこの自然回復率が8割に及びます。つまり、ギャンブル障害について進行性で不可逆的、一度「たくあん」になった脳は「大根」に戻らない、などといった言説が流れているが、そうである比率はせいぜい2割程度と予測され、おそらくゲーム障害の自然回復率もぱちんこに準じるか、もっと高い可能性がある点です。 もう一つは、「ある」12か月間ゲーム障害の特徴を満たすと、ゲーム障害とみなすことになっていることです。つまり、これまでにゲーム障害であったことがあるかを調べる形式になっており、〇万人がゲーム障害の疑い、となったときの「疑い」は