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ブックマーク / genpatsu.wordpress.com (13)

  • 「福島第一原子力発電所での事故による放射性物質放出の海洋への影響」4月4日付IRSNレポート全訳

    IRSNレポート:福島第一原子力発電所での事故による放射性物質放出の海洋への影響 2011年4月4日 数日来、福島第一原子力発電所近辺における海水に対する措置は、同発電所での事故の際に放出された様々な放射性物質による海中の強い汚染を明らかにしている。一般的に、海洋での放射能汚染は、一部は発電所からの直接の汚染水の流出によるものと、そして大気への放出に続いて雨によって洗い流され地面に積もった放射能汚染物の河川を通しての移動、そして最後に事故の起こっていた長い期間に、気流によって海側に向けられていた放射性プルーム(訳者注:気体状の放射性物質が大気とともに雲のように流れる「放射性雲」)中の一部の放射性核種の海洋への降下によるものである。これらの放射性物質の一部は水溶性であり、それらは海流によって移動するであろうし、とても広範囲に海洋の水塊の中で分散するだろう。そのほかのものについては、水中で太平

    「福島第一原子力発電所での事故による放射性物質放出の海洋への影響」4月4日付IRSNレポート全訳
    AJYA
    AJYA 2011/11/07
  • 「さようなら原発(ただし今すぐに、とは言わないが) 」英エコノミスト9/24記事全訳

    異例の礼儀正しさで行われた市民抗議デモ 出典:http://www.economist.com/node/21530147 1960年以来、集団的な抗議行動がほとんど起きていなかった日において、9月19日に東京で行われ、予想外に大規模になった反原発集会は洗練されたものだった。6万人もの人々が集まったのは祝日の都内の中心部。デモ行進の際には、交通の妨げにならないよう慎重に設定されたA、B、Cという3つのコースがまるでランチのメニューの様に用意されていた。ミュージシャンたちは演奏で、犬を連れた飼い主たちは飼い犬に着せたベストで、それぞれに反核を訴えた。わずかに脅威の兆候を感じさせたのは、大勢の参加者たちが着用していたフェイス・マスクくらいであった。しかしそれはインフルエンザ予防のためのマスクであり、アラブ諸国で目にするようなマスクとは異質のものである。 福島第一原子力発電所は地震と津波の起き

    「さようなら原発(ただし今すぐに、とは言わないが) 」英エコノミスト9/24記事全訳
  • IRSN「福島第一原子力発電所での事故による放射性物質放出の海洋への影響・改訂版」2011年 5月13日付け、日本海洋学会訳

    海洋学会によってIRSN海洋汚染報告改訂版の全訳が行われました。4月4日版の改訂版となります。 当ブログは仏原語との照合と校正を行い協力いたしました。全訳および解説のPDFは下記からダウンロードできます。 ・IRSN海洋汚染報告改訂版の全訳 ・IRSN海洋汚染報告改訂版の解説 当ブログは今後とも日海洋学会と協力し、市民生活に有益な情報公開に努めていきます。 以下解説文を掲出します: IRSN 報告 「福島第一原子力発電所での事故による放射性物質放出の海洋への影響」 改訂版(5 月 13 日付け)全訳の公開について 2011年8月23日 日海洋学会震災対応WG 概要 資料は、フランス放射線防護原子力安全研究所 (Institute de Radioprotection et de Sûreté Nucléaire、IRSN)が 2011 年 5 月 13 日付で公開した“Updat

    IRSN「福島第一原子力発電所での事故による放射性物質放出の海洋への影響・改訂版」2011年 5月13日付け、日本海洋学会訳
  • 「福島の惨事:未だ何も終わってはいない」英ガーディアン9.9付記事全訳

    ジョナサン・ワッツ記者 ガーディアン紙のアジア環境担当記者を務める。 出典:http://www.guardian.co.uk/world/2011/sep/09/fukushima-japan-nuclear-disaster-aftermath 福島の惨事:未だ何も終わってはいない 福島第一原子力発電所で数回メルトダウンが起こってから6ヶ月。町並みは修復されたかもしれないが心理的ダメージは傷跡を残している。 西片風ちゃん(8歳)と兄の海人君(12歳)、学校の校庭で。二人は、この学校から4月1日に50kmはなれた米沢に転校した。母親の西片加奈子さんは福島の子供を守る親の会のメンバー。写真:ジェレミー・スーテイラト( Jeremie Souteyrat) 昔なじみの友人から送られてきたEメールによって、(放射能を除去するために用意された)福島のヒマワリ畑の事を知った。レイコさんから連絡が来

    「福島の惨事:未だ何も終わってはいない」英ガーディアン9.9付記事全訳
  • IRSN医療班への質問と回答

    先のIRSNのQ&A集のコメントとTwitterのDMで読者から頂いた二つの質問を統合してIRSN医療班に送信したところ、下記の回答が得られましたのでご報告します。 読者の方からの質問: (2つの質問は別の方々によるものです) ①東京での被曝に関して 私は2歳の娘の親ですが、震災前も震災後も東京に住んでいます。色々な情報が飛び交っていて、政府の被曝に関する暫定基準値が信用に足るのか、独立系メディアやブログに書いてあるようにはなから信用できないものなのか分からずにいます。 特に子供の被曝について神経質になっており、外で遊ばせないようにしていますが、ストレスが溜まってしまっているようで親としても心苦しいです。この点に関してIRSNや国際的な観点からのご意見をお願い致します。 ②品に関して >日政府は、国民全体を保護し、また場合によっては特殊な値もカバーするような総合的な値 とありますが、日

    IRSN医療班への質問と回答
  • 「福島では沈黙と嘘が住民を圧殺している」、Rue89 9/2付け記事記事全訳

    出典:http://www.rue89.com/corinne-lepage/2011/09/02/de-retour-de-fukushima-ou-le-silence-et-les-mensonges-tuent-220331 福島の事故がニュースの一面から消えてすでに数週間が経ちます。大方の人にとっては、すでに終わったことですし、東電や汚染水処理に携わるアレバ社は、当然状況をコントロールしているということになっています。 避難が必要な人はすでに避難しており、放射線量も下がってきている。フランスからみた日は、原発再稼働の用意が整ったように見えますそのうえ、メディアはフランスの原子力圧力団体から情報を入手しては定期的に、ここそこの原発が再稼働すると報道しています。 こうしたことは、深刻かつ悲劇的な、偽りなのです。 数百万m3の汚染水 まず申したいことは、環境省政務官、環境省副大臣、福

  • 「マイケル・シュナイダー: “原子力にすでに未来はない”」、仏メディアパール誌インタビュー記事全訳

    福島の惨劇も、ドイツによる脱原子力の決断も、フランスの指導者たちの判断を揺るがすことはなかった。彼らにとって、「原子」の他に救いはない。では、原子力が我々にとって、必要不可欠なものであるどころか、打開策のない行き止まりであったとしたら? エネルギーの専門家であり、もうひとつのノーベル賞と言われ、環境保護や人権活動などに貢献した個人や団体に贈られるライト・ライブリフッド賞の1997年の受賞者であるマイケル・シュナイダーが、30年の原子力産業分野での研究実績を元に語る。 記者:アンゲラ・メルケル独首相は、2022年までにドイツは原子力から脱却するとの決議を行いました。これは、エネルギー史においても大きな転換となる出来事に思えますが? マイケル・シュナイダー:目覚ましい決断であったと思います。現ドイツ政権はドイツ国内の政界においても最も急進的な原発推進派とみられていただけに、ドイツでのこの度の出

    「マイケル・シュナイダー: “原子力にすでに未来はない”」、仏メディアパール誌インタビュー記事全訳
  • 「安全神話は日本に核危機をもたらしている」、NYT紙6月24日付記事全訳

    の志賀の原発PR施設では「不思議の国のアリス」のキャラクターによる展示が原発を宣伝している。 出典:http://www.nytimes.com/2011/06/25/world/asia/25myth.html?scp=1&sq=safety%20myth&st=cse 安全神話は日に核危機をもたらしている 大西 哲光 記者 日、志賀発 日海に面したある原発の近くで、大きな広報施設で行われている一連の展示は、「不思議の国のアリス」の童話をテーマに、このエネルギー源のいいところを強調している。その最初の展示室では、白いウサギは:「アリス、大変だ、大変だ、エネルギーが無くなって行く…」と叫んでいる。 そこへ、ドードー鳥のロボットがアリスと見物客に向かって、原子力という名の「エース」が存在し、それはクリーンで、安全で、しかも、ウランとプルトニウムさえ再処理すれば、再利用も可能であると

    「安全神話は日本に核危機をもたらしている」、NYT紙6月24日付記事全訳
  • Q&A集:IRSNによる在日フランス大使館でのセミナー 2011.7.7

    原文:http://afe-asie-nord.info/docs/CR_IRSN_juillet_2011.pdf 7月7日(木)に、在日フランス大使館により、『福島原発事故:現状と、環境及び住民に対する影響』と題された講演会、3つのセッションが開催され、総参加数は200名を超えた。 進行は、IRSNのオリヴィエ・イナール、ブルーノ・セサック。 文書は、在日フランス大使館及びIRSNの協力のもとに作成された、3つのセッションの報告書である。 Q&Aまとめ 福島原発の状況 物汚染 健康 子どもに関しての特殊リスク 環境 その他 質疑応答 1.福島原発の状況 Q. 今後大きな地震がない限り、放射性物質の放出はもはやないと考えていいのでしょうか? A. 敷地内で、風によって粒子が吹き上げられ、わずかに放射性物質が放出されることはあり得ます。再飛散は些細な規模に止まりますが、存在はします。し

    Q&A集:IRSNによる在日フランス大使館でのセミナー 2011.7.7
  • IRSN報告書(5月25日付)「福島第一原発事故による日本国内の陸地環境の放射能汚染について」

    福島第一原発事故による日国内の陸地環境の放射能汚染についての入手可能な情報の総括 2011年5月25日 原文: http://www.irsn.fr/FR/Actualites_presse/Actualites/Documents/IRSN-NI_Fukushima-Consequences_environnement_Japon-25052011.pdf IRSNでは、福島第一原発事故後、陸地環境の汚染に関係するデータを、定期的に収集、分析している。この総括は、最近入手した情報をまとめており、IRSN発行4月12日付情報ノートを更新するものである。海洋汚染についでは、2011年5月13日付の特定情報ノートに記載されている。 1.放射性物質の堆積についての認識 5月初旬、米国エネルギー省(US-DOEアメリカ合衆国エネルギー省 /NNSA国家核安全保障局)と日の文部科学省は、共同で福

    IRSN報告書(5月25日付)「福島第一原発事故による日本国内の陸地環境の放射能汚染について」
  • IRSN調査報告会 @ 在東京フランス大使館(7月7日):報告内容&質疑応答

    7月7日に、フランス大使館でISRNの報告会がありました。1ヶ月ほど日に滞在して、福島第一原発を始め、各地で調査した結果の報告でした。 壇上には、環境汚染専門のスタッフと、物汚染専門のスタッフ2名が登場し、それぞれの専門分野に関する調査結果の発表を行いました。 1時間あまりの報告会は、前半で調査結果の説明、後半で来場者の質問に答えるという2部構成でした。 以下は、その報告会に出席した翻訳チームのメンバーが、発言内容を日語に訳しながら取ったメモを、後から整形したものです。 福島第一原発の現状と、調査結果のレポート 環境への影響に関して 現状、3基の原子炉がメルトダウンおよびメルトスルーを起こし、核燃料が原子炉を貫通して建物下部まで落ちてしまっている状態と思われる。中に入ることができないため直接確認はできていないが、その可能性は極めて高い。 溶けた核燃料の固まりは水の中に沈んだ状態のため

    IRSN調査報告会 @ 在東京フランス大使館(7月7日):報告内容&質疑応答
  • “コーンウォールと香港の放射線量は原発事故の恐怖に包まれる東京を上回っている” 米ブルームバーグ記事全訳 4月1日付

    スチュアート・ビッグス、ユーリー・ハンバー 2011年4月1日 8:37PM 香港の定常的な放射線量は、いまも日東北の麻痺した原発を作業員が必死で封じ込めようとしているにも関わらず、現在の東京の放射線量を上回っていることが分かった。日から放射線汚染が広がっているという恐れは過大視されている可能性が浮上した。 東京都健康安全研究センターが発表したデータによれば、昨日(3月31日)の東京の中心街である新宿区での放射線レベルは毎時0.109マイクロシーベルトだった。香港天文台のウェブサイトによれば、香港の九龍地区では毎時0.14マイクロシーベルトが観測されている。ちなみに一般的なX線検査などでは通常50マイクロシーベルトを浴びている。 王立放射線科医協会の指導医を務めたボブ・バリー氏によれば、多くの国々において東京の放射線量を超える値が自然状態で観測されるという。3月11日の津波が福島第一原

    “コーンウォールと香港の放射線量は原発事故の恐怖に包まれる東京を上回っている” 米ブルームバーグ記事全訳 4月1日付
  • Genpatsu

    原題:The Fukushima black box 出典:http://www.economist.com/node/21542437 浪江町の町から福島県の沿岸の丘の上まで伸びる道には息を呑むような静けさがある。険しい渓谷を河川沿いに続く狭い道にはカエデがちりばめられている。その風景がどれだけ美しいとしても、その近隣の原子力発電所で起こったメルトダウンが起こった時に8,000人の住民が逃げるための避難路としては最悪だ。 2011年3月11日の地震と津波の翌日、浪江町の住民は、相対的に安全だと思われた津島の離れた村に向かうためにそのつづら折りの道に沿って3時間以上かけて30キロもの行程を移動した。彼らはその時、福島第一原発のゲートから車でわずか10分の距離にしかない浪江町の街よりも遥かに酷い、最悪な放射線のホットスポットの原因となった放射性物質の見えない霧の中に突っ込んでいっていたという

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