映画、ドラマ、CM監督の大岡俊彦のブログ。 脚本論をひたすら書いてます。 もともとは、過去企画や脚本などの格納庫。 (閲覧はフリーですが、盗作、コピペ、改変は不可とします) プロフィール: 1970大阪うまれ。監督、脚本家。 ドラマ「風魔の小次郎」、映画「いけちゃんとぼく」、クレラップシリーズCM(「ゆうやけ」編まで)など。 この作品のテーマは、時を越えた愛です、とか、 変わらぬ友情です、とか、 平和に関する物語です、 心の闇を描いた、 などと言う人がいる。 この作品は、とある戦争を通じて、人々が見せる勇気をテーマにしたものです、 と言う人もいる。 このときの「テーマ」の使い方は間違いだ。 これらは全て「モチーフ」である。 モチーフとテーマはどちらも主題と訳され、 厳密な区別の曖昧な単語だ。 それは、物語評論がいかに脆弱かを示している。 誰もが、「何を描いているのか」について、 語る言葉が