前回の原稿を書くために、劇場版『花咲くいろは HOME SWEET HOME』のBlu-rayを購入した。せっかくなので、特典が山盛りの初回生産限定特別版を選んだのだが、特典としてついてきた絵コンテ本がかなり楽しめた。 僕は安藤真裕監督の絵コンテを読むのはこれが初めてだった。彼はアニメーター出身の監督であるし、ましてや『HOME SWEET HOME』は劇場作品であるのだから、きっちりと画を描き込んだ絵コンテに違いない。今 敏監督の絵コンテのように、拡大コピーをとったらそのままレイアウトとして使えるようなものかもしれない。ページを開くまでそう思っていた。だが、あにはからんや、『HOME SWEET HOME』の絵コンテの画は予想したよりもずっとラフなものだった。 個々のカットの構図のポイントはおさえてある。どのような芝居をやるべきかも芝居も描いてある。その意味では、しっかりと内容が指示され
![015 絵コンテ本の楽しみ――『HOME SWEET HOME』編(2013年11月7日) | WEBアニメスタイル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bc9dd7e59514a73e962a51b53360bbee92bcc511/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fanimestyle.jp%2Fwp-content%2Fthemes%2Fanimestyle%2Fogp_default.jpg)