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ブックマーク / animestyle.jp (38)

  • 【情報局】新作アニメピックアップ[配信・OVA編]231231<BR> 『リトル・バッドマン』『チキンラン』海外発の長編作品が配信で登場 | WEBアニメスタイル

    【情報局】新作アニメピックアップ[配信・OVA編]231231 『リトル・バッドマン』『チキンラン』海外発の長編作品が配信で登場 大変遅くなったが、昨年12月に配信スタートした作品を振り返ろう。 まずは、立て続けに公開された「ポケモン」シリーズの作品をまとめて紹介する。 8日より「プロジェクトカビゴン」のInstagramとTwitter(現・X)にてショートアニメ『カビゴンとカラカラ』の公開が始まった。ひとりぼっちのポケモン・カラカラとよくべよく眠る大きなポケモン・カビゴンの出会いと心温まる交流を描いた3DCGアニメだ。2匹が出会う森の四季折々の描き方にも注目。アニメーションを手掛けたのはポリゴン・ピクチュアズ。ポケモン公式のYouTubeチャンネルには全4話を一挙視聴できる「総集編」も公開されている。 13日にはYouTubeでゲーム「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」

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  • ジブリの行方と東映の挑戦<BR>話題作と出来事で見る2023年アニメ界回顧 | WEBアニメスタイル

    今年の振り返りは、この話題から始めるしかないだろう。 宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が公開された。『風立ちぬ』から10年ぶり。記者会見を開いて引退宣言まで行い、スタジオジブリも制作部門もいったん解散となった。それを覆しての新作長編だ。事前に公開されたのは、イメージビジュアル1点のみ。内容を明かさないどころか予告編すら作らず、宣伝を一切しないという姿勢が貫かれた。それがかえって注目を集めたというのもあるだろう。蓋を開ければ、12月までに86億円の興行収入をあげ、現在も公開中。自伝的な要素を盛り込み、思うに任せたかのような展開も話題になった。80歳を超えてなお続く創作への情熱は驚異と言えよう。 スタジオジブリが日テレビに売却されたのも広く報じられた。日有数のヒットメーカーだけに、創業メンバーが高齢化する中、その行く末はかねてから関心を集めていた。日テレビは『魔女の宅急便』以来(さら

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  • 第265回 アリスとテレスとウルトラQ 〜アリスとテレスのまぼろし工場〜 | WEBアニメスタイル

    腹巻です。公開中の劇場アニメ『アリスとテレスのまぼろし工場』を観ました。タイトルから、アリスとテレスというふたりの子どもが活躍する児童文学風の(「チャーリーとチョコレート工場」みたいな)お話かと思っていたら、思春期の少年少女の心情を大胆な設定の物語で描く、心に深く刺さる作品でした。今回はその音楽を聴いてみます。 『アリスとテレスのまぼろし工場』は、2023年9月に公開された劇場アニメ。監督と脚は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2011)や『さよならの朝に約束の花をかざろう』(2018)などで知られる岡田麿里。アニメーション制作はMAPPAが担当した。 菊入正宗は14歳の中学生。ある冬の日、町にある製鉄所が爆発し、正宗たちは時の止まった世界に閉じ込められてしまう。一見以前と変わらない町だが、住民は町から一歩も外に出ることができず、季節も冬のまま変化しなくなってしまったのだ

    第265回 アリスとテレスとウルトラQ 〜アリスとテレスのまぼろし工場〜 | WEBアニメスタイル
  • 事件と作品で振り返る2022年<BR>東映アニメーションの大躍進 | WEBアニメスタイル

    明暗ともに東映アニメーションの年だった。 暗の部分を挙げれば、サイバー攻撃を受け、社内システムが使えなくなり、TV4作品が2ヶ月にわたって新作放映休止を強いられ、劇場作品も公開延期に追い込まれた。一方の明は、『ONE PIECE FILM RED』が、それまでの東映配給作品の記録を塗り替える歴史的な大ヒットに。12月公開の『THE FIRST SLAM DUNK』は、内容を秘匿する宣伝手法やキャスト変更が物議を醸したものの、蓋を開ければ、圧倒的な映像の力に絶賛の声が集中。公開延期の苦汁をなめた『DRAGON BALL超 スーパーヒーロー』も、3DCGを活かしながら原作の絵柄に近づけたビジュアルを見せ、興収20億円を挙げた。一般向けアニメ興行全盛期にあって、むしろ苦戦を強いられていた同社が、得意のマーチャンダイジングの分野で一般向けにチューニングを合わせ、大成功を収めてみせたのだ。好調の企業

    事件と作品で振り返る2022年<BR>東映アニメーションの大躍進 | WEBアニメスタイル
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2022/12/28
    「集英社のスタンスは作品によって様々で、ライツセクションが制作会社の選定にも関わるなど、メディア展開に積極的な講談社とは構えが異なる」
  • 佐藤順一の昔から今まで (15)「レイ、心のむこうに」と「ネルフ、誕生」 | WEBアニメスタイル

    小黒 この頃のお仕事に『新世紀エヴァンゲリオン』がありますね。 佐藤 お手伝いしていますね。 小黒 甚目喜一のペンネームで絵コンテを担当された。これは、佐藤さんにとっては大きい仕事ではないのですか。 佐藤 いや、大きいですね。こう言ってはなんですけど、庵野さんの作品に、自分が合うとはカケラも思っていなくて。一生接点がない人だろうと思っていた。 小黒 最初に庵野さんに会ったのが「アニメージュ」の座談会ですか(前出の「アニメージュ」1993年5月号の記事)。 佐藤 そうなんです。庵野さんが『セーラームーン』をお好きということで座談会を組んでいただいたことがあって。 小黒 僕が企画した記事だと思います。 佐藤 お世話になっています(笑)。それで、お好きならばということで、原画や絵コンテをやっていただいたりしました。でも、庵野さんが作っておられる作品、例えば、『王立宇宙軍』みたいな作品に、自分の居

    佐藤順一の昔から今まで (15)「レイ、心のむこうに」と「ネルフ、誕生」 | WEBアニメスタイル
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2021/03/15
    “「この『エヴァンゲリオン』で、俺らが庵野秀明を盛り上げていくぞ」というモチベーションが現場にあると感じていたんです。そんな現場は東映にはなかった(中略)、人徳がそうさせるんだなあとも思った”
  • ニュースで振り返るアニメ界2020<br />コロナ禍に揺れた1年 | WEBアニメスタイル

    新型コロナウイルス感染症の大流行は国を超え、「世界同時体験」といえる災厄となった。当然ながら、アニメ界も大きな影響を被った。 まずはTVアニメ。当初は中国大陸での感染拡大から、ひっ迫したスケジュールで制作していた作品に影響が現れた。その後、国内の感染状況の悪化を受けて、次第に多くの作品へと影響が広がる。アニメは実写に比べ、個々人の作業や分業により制作の継続が容易だったが、密を避けられないアフレコの問題もあり、比較的優良なスケジュールを維持していたと思われる東映アニメーションやOLMの作品も含め、4月下旬から6月上旬にかけて、多くが放映延期、あるいは再放送へと追い込まれた。制作途上の作品も当然ながら状況の見直しを迫られた。今年の放映を明らかにしながら、2021年へと切り替えた国内作品は以下のとおり。 『約束のネバーランド[2期]』 『キングダム[3期]』5話以降 『五等分の花嫁∬』 『スケー

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  • 佐藤順一の昔から今まで(8)横にならない大学生時代と『魔女の宅急便』 | WEBアニメスタイル

    小黒 「佐藤順一の昔から今まで」2度目の取材です。よろしくお願いします。 佐藤 よろしくお願いします。 小黒 少し話を戻します。東映動画は東映株式会社と深い関係があり、 そのために体育会系的なところがあったのではないかと思うんですが、そこの空気には馴染めたんですか。 佐藤 確かに最初は慣れなかったですね。体育会系というよりも、映画屋なんですね。入ってからそれが分かるまで、そんなに時間は掛からなかった。当時は「演出は丁稚奉公から始めるのである」「背中を見て学べ」みたいなことが普通にあった世界だったね。上下関係も含めて、上司で面倒くさい人もいたから、「それは僕の仕事じゃないと思います」とか言って反抗したりしましたけど。 小黒 佐藤さんが入る前に新人を採用しない時期があったので、演出家の先輩はベテランばかりだったわけですよね。 佐藤 そうですね。久々に若手が入ってきたみたいな状況でしたね。 小黒

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  • 佐藤順一の昔から今まで(3)演助進行時代と演出デビュー | WEBアニメスタイル

    小黒 81年の春から東映動画の第1期研修生となるわけですが、その時点で「入社」されたんですか。 佐藤 その時点では研修生という身分で、社会保険等の条件が整うのはもうちょっと後ですから、入社と言っていいかというと、微妙な立場ですね。10年ぐらいずっと研修生扱いだったんです。会社と折衝して、社会保険諸々の待遇が付いた時点で、研修生ではなくなってるはずなんですね。 小黒 そうだったんですね。 佐藤 社内的にはその後も、自分達は研修生と呼ばれ続けてはいましたけど(笑)。最初は2年契約の契約社員的な感じで、諸々の保証はその時から付き始めています。 小黒 入った時は社会保険等は付いてなかったんですね。 佐藤 契約料みたいなものが最低賃金であって、それに加えて制作進行や演出をやった分がインセンティブで付いてくるような契約形態だったと思います。 小黒 フリーよりは保証されているけど、社員ほどしっかりしてい

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  • 佐藤順一の昔から今まで(5)『機動戦士Ζガンダム』と『メイプルタウン物語』 | WEBアニメスタイル

    小黒 『ステップジュン』の放送中に、ペンネームで『機動戦士Ζガンダム』(TV・1985年)の絵コンテを描かれてるわけですね。 佐藤 そうです。富野(由悠季)さんに、僕の仕事のサンプルとして送られたのが『ステップジュン』2話のコンテだったので、その時期で間違いないです。 小黒 これはどなたからのご紹介だったんですか。 佐藤 オファーをくれたのは、バンダイビジュアルにいた高梨(実)さんだと思いますね。高梨さんは『メモル』を観て「こいつ面白そうだな」と思ってくれていたようで、サンライズの内田(健二)さんから「誰かいない?」と聞かれた時に、僕を推してくれたんじゃないかな。この縁がゆくゆくは『ユンカース・カム・ヒア』(劇場・1995年)に繋がるんです。 小黒 なるほど。東映の研修生は他所の仕事をするのはマズかったんですか。 佐藤 基的には、そうですね。『Zガンダム』の前に芦田(豊雄)さんがやってい

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    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2020/11/16
    「出身地の甚目寺町(じもくじちょう)の「甚目」と、母親の名前の「喜」の一字を取って、甚目喜一としています」
  • 佐藤順一の昔から今まで (1)裏方的なことがやりたかった | WEBアニメスタイル

    小黒 佐藤さんは還暦を迎えたこの2020年に『泣きたい私はをかぶる』『魔女見習いをさがして』という2の劇場作品を手掛けているわけですね。素晴らしい仕事ぶりですね。 佐藤 ありがとうございます(笑)。そうなんですよ。 小黒 2同時に作るというのはどのようなかたちで? 佐藤 同時と言っても、スケジュールはいい感じにズラしてもらっているので、そんなにバタバタな感じではなかったです。それから、作品の性格が違うじゃないですか。それに『泣きたい私はをかぶる』は劇場オリジナルで、スタジオコロリドという看板を背負っていて、『魔女見習いをさがして』は『おジャ魔女どれみ』の映画化じゃないですか。スタンスも観客も違うので、重複したことで混乱することもなかったし、それで悩むこともなかったかなあ、と思いますけどね。 どちらも現場のことは共同監督に任せているんです。『泣きたい私はをかぶる』は柴山(智隆)君が

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  • 2019年アニメ回顧<BR>時代の転回点か? 注目の出来事が次々と | WEBアニメスタイル

    NHKの連続テレビ小説100目の記念作「なつぞら」。ヒロインの職業がアニメーターということも驚きだったが、劇中に登場する作品が実にらしく描かれたことも話題に。主婦を中心にひろく一般が対象とされる実写ドラマでアニメが題材に選ばれること自体、時代の節目を感じさせる。 その「なつぞら」でヒロインの夫・坂場のモデルと見なされたのが、昨年亡くなったばかりの高畑勲。その高畑の大規模な回顧展が東京国立近代美術館で開かれた。また、高畑作品に参加し影響下にあると認める富野由悠季監督の回顧展もスタート。アニメを牽引した演出家2人の大規模展示が美術館で行われるというのも、また時代の転回を感じさせる。富野展は生前に行われているという点も特筆に値する。ぐっと商業色の強いイベントながら、幾原邦彦や河森正治の展覧会も開かれている。スタジオジブリ展はあっても、宮崎駿展がいまだないことを思えば、アニメ演出家の名を冠した展

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  • TVアニメ50年史のための情報整理 | WEBアニメスタイル

    アニメーション研究家の原口正宏を代表とし、日の全商業アニメの放映&スタッフデータをまとめている団体。月刊アニメージュの「パーフェクトデータ」の作成やDVD-BOXの解説書制作などを手がけている。

    TVアニメ50年史のための情報整理 | WEBアニメスタイル
  • ニュースで振り返るアニメ界2017 | WEBアニメスタイル

    『君の名は。』「シン・ゴジラ」『この世界の片隅に』とヒット作、話題作に湧き、ビジネス規模も2兆円を超えたとされた2016年。その余波は今年も続き、顕彰が相次いだ。それに続くように、湯浅政明監督の新作『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』が立て続けに劇場公開。『夜は短し歩けよ乙女』はオタワ国際アニメーション映画祭で、『ルーのうた』はアヌシー国際アニメーション映画祭で、それぞれ最高賞の栄誉に輝いた。右肩上がりのヒットを続けてきた劇場版『名探偵コナン』も、『から紅の恋歌』で60億という史上最高の興収を更新、興行関係者を驚かせた。また、宮崎駿が引退を正式に撤回、『君たちはどう生きるか』という作品を作っていることが明らかになっている。 国産アニメ100年という節目の年を飾る華やかな話題の一方で、TVシリーズでは様々なほころびも目に付いた。放映延期の話題はもはや日常茶飯事となりつつある。『さ

    ニュースで振り返るアニメ界2017 | WEBアニメスタイル
  • 明暗交錯した2016年<br />重大ニュースで振り返るアニメ界2016 | WEBアニメスタイル

    東映動画(現・東映アニメーション)が発足してから今年で60年。日の商業アニメの歴史はここから始まったと言っていいだろう。そんな節目の年に、ふたつ劇場作品がアニメ界、映画界を越えて、社会現象と言っていい広がりを見せた。庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」と新海誠監督の『君の名は。』である。 2人に共通するのは、強力なイマジネーションと並外れたサービス精神でアマチュア時代から名を馳せたフィルムメーカーであったこと。2作とも、このふたつの力がプロの大舞台で遺憾なく発揮されている。将来を嘱望された2人が、国民的評価を得るに至ったのをついにと捉えるか、長かったと見るかはそれぞれだろう。 この出来事に象徴されるように、劇場作品でアニメの話題作が続出。『傷物語』『KING OF PRISM by PrettyRhythm』『同級生』『映画 聲の形』『この世界の片隅に』など、話題作、注目作が次々と公開された。

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  • 第5回 エフェクトを考える(1) | WEBアニメスタイル

    この連載もそろそろ折り返し地点に差し掛かって来ました。今回はエフェクトについて書いていこうと思います。ここを読んでいる皆さんも一番興味のあるところではないでしょうか。まず撮影におけるエフェクトというのはどういうものか、という事から入りたいと思います。 撮影で言うエフェクトとは、合成したセルと背景に対し、リアリティの向上や演出効果を高めるため、特殊効果を画面上の要素として付加する作業です。ちょっと堅いですね(-_-;)。くだいて言うと、画面の密度を上げて見た目をよくすることです。お風呂シーンのシャワーとか、大事なところが見えない湯気とか、戦闘で発射されるビームや爆発、各種魔法や剣を交えた時の火花、車のヘッドライトや画面に差し込む光、ピンぼけしている画面など、ありとあらゆるものがあります。中には目にしていることすら意識しないものもあるでしょう。今のアニメは、これらのエフェクト表現を実に巧みに、

    第5回 エフェクトを考える(1) | WEBアニメスタイル
  • 第3回 レイアウトとタイムシートを読み解く | WEBアニメスタイル

    今回からはやっと実作業の話に入っていきます。 まずは撮影のみならず、アニメーションの制作現場において非常に重要なツールであるレイアウトとタイムシートの話から。ざっくり言うと、レイアウトは画面の配置に関する指示が、タイムシートは各種タイミングに関する指示が書き込まれた設計書、あるいは仕様書といったものです。記された具体的な指示を元に撮影の作業が進められます。逆に、いくら画が上がっても、これらの書類がないと作業に入れません。 レイアウトは、アニメを制作する上で実際の画面を設計するのに欠かせません。絵コンテを元に、原画担当やレイアウターが画面の構図とキャラクターの動きや配置などをレイアウト用紙に描いたものです。アニメ関連の出版物や展示会などで、実際に目にしたことのある方も多いと思います。動画と同じくタップ穴が空いていて、前回説明したフレームが印刷されています。紙質は薄めですが、各社によってまちま

    第3回 レイアウトとタイムシートを読み解く | WEBアニメスタイル
  • 第2回 フォーマットいろいろ | WEBアニメスタイル

    今回は映像制作で使用する「フォーマット」についてお話ししましょう。 「フォーマット」と言ってもピンと来ない人も多いかもしれませんが、例えば画像でよく見かけるJPEGやBMPなどの画像系形式、いわゆるファイルフォーマットというのはよく目にすると思います。映像の場合ももちろん各種のファイルフォーマットが存在しますが、その他にも放送形式や上映時の画面の比率やサイズなどの数々の決めごとがあり、それぞれが規格として決められています。ここでは、完成した作品を映像パッケージとして定義するための色々な決まりごとという意味合いで使っていきたいと思います。最終的な納品にも関わってくる映像制作の基準なので、フォーマットをどうするのかについても撮影の関与が大きいのです。最近では配信など今までのフォーマットにとらわれないことが可能なチャンネルもでてきましたし、マルチビジョンや携帯電話の動画では当たり前になっている縦

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  • 第1回 アニメの「撮影」って? | WEBアニメスタイル

    WEBアニメスタイルをご覧の皆様はじめまして。アニメの撮影、ビジュアルエフェクトを仕事にしております泉津井と申します。アニメスタイル007で『響け! ユーフォニアム』の記事を書かせていただいたご縁で、WEB版でも原稿を書かせていただく事になりました。これから数回の予定でアニメの「撮影」について、アレコレ書いていく予定です。 この連載では、アニメファンでも普段馴染みのないであろう「撮影」というセクションの仕事の内容や役割などについて解説しつつ、仕事にまつわるエピソードなども交えていければと思っています。自分のフィールドであるアニメの「撮影」という仕事の魅力を知ってもらい、皆さんがより深くアニメを楽しむ一助になれば幸いです。 まず第1回目は「撮影」とは一体何をしているのか、というところから始めたいと思います。なお現在のアニメの撮影は完全にデジタルに移行しており、作業内容からすれば合成もしくはコ

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  • ニュースで振り返る2015年アニメ界<br />節目を感じさせる象徴的な出来事が相次ぐ | WEBアニメスタイル

    戦後70年の節目の年。アニメもまた節目を象徴するような出来事がいくつもあった。特に『サザエさん』の舟役の交替は象徴的な出来事だろう。麻生美代子の高齢を考え、寺内よりえにバトンタッチ。中島役の白川澄子も亡くなった。声優では、大塚周夫、小川真司、愛川欽也、たてかべ和也、熊倉一雄など印象的な方々もこの世を去っている。中でも松来未祐の訃報は、その若さもあって多くのファンに衝撃を与えた。声優ばかりではない。スタッフでも、小林常夫、滝沢敏文、うえだひでひと、宮下新平といった現役選手の訃報が伝えられている。 大きな変革を予感させるといえば、クラウドファンディングの隆盛に触れなければならない。ネットを介し、ユーザーと制作者を直接結びつけ資金を集めるというこの試みの、今年は元年と言っていいのではないか。『この世界の片隅に』『Dies ira』などが相当な資金を調達し話題を集め、先駆である『リトルウィッチアカ

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  • アニメ音楽丸かじり(170)<br />水島努監督の巧みな音楽用法が光る『ガールズ&パンツァー』劇場版サントラ | WEBアニメスタイル

    11月21日にTOHOシネマズ府中にて『ガールズ&パンツァー 劇場版』を鑑賞してきた。さすがに公開初日だけあって客入りは上々で、グッズ販売コーナーにも長蛇の列ができていた。客層は男性中心で、大学生から20代がボリュームゾーンだろうか。TVシリーズの開始が2012年10月、劇場版の制作発表が2013年4月だから、最近のTVシリーズ劇場化の中では、たっぷりと時間をかけた部類に入るだろう。待たされただけのことはある、充実したフィルムに仕上がっていて嬉しい限りだ。 パンフレットに掲載された水島努監督のコメントに「個人的に『ガールズ&パンツァー』は映画の大画面と音響がよく似合う、とTVシリーズをつくっている当時から感じていました」とあるが、まさにそのとおり。戦車の履帯がきしむ音や、腹の底に響くような主砲の発射音、ガキンガキンと痛々しい装甲への着弾音など、いずれも劇場の環境にこそふさわしい。作は最初

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