ポリゴン・ピクチュアズ×コミックス・ウェーブ・フィルム 代表対談 テクノロジーで変化するアニメ界、海外市場に未来はあるか? 本特集の第一弾として、3DCGアニメーションの雄=ポリゴン・ピクチュアズの塩田周三代表と、新海誠監督作品を中心に、高品質の2Dアニメーションを送り出し続けているコミックス・ウェーブ・フィルムの川口典孝代表による対談を企画した。作品も制作体制も好対照に見える両社だが、テクノロジーによって業界の構造が変化していくなかで、ユーザーに作品を届け、マネタイズする上でのビジョンには、「体験」を重く見るという共通点があるようだ。アニメーション業界の現在を知り、未来を占う特別対談をお届けする。(編集部) ――2D、3DCGと主戦場は違いますが、同じくアニメーション業界で独自の立場を築いている2社の代表として、まずはお互いをどう捉えているか聞かせてください。 川口典孝(以下、川口):ポ