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ブックマーク / cinema.ne.jp (38)

  • 【全力解説】『窓ぎわのトットちゃん』今すぐ映画館に駆け込んで観るべき理由 | CINEMAS+

    ▶︎『窓際のトットちゃん』画像を全て見る 一生のお願いです。今すぐアニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』の劇場情報を確認し、観に行ける時間を予約して、映画館に駆けつけてください。 なぜなら、この『トットちゃん』は2023年というこの年に限らず、すべてのアニメ映画、いやすべての映画の中でも頂点に位置する、大・大・大傑作だからだ。 現在映画.comで4.0点やFilmarksで4.1点を記録するなどレビューサイトでの評価ももちろん高く、公開から1週間をかけてX(Twitter)で絶賛の声がたくさん投稿され続け、幾度となくトレンド入りしている。これからずっと、名作として語られることも間違いない。 原作は1981年に出版された黒柳徹子による日の自伝的物語で、世界35ヶ国で翻訳され、全世界累計発行部数が2500万部を突破している大ベストセラー。劇場にはご年配の方が多く訪れている印象だったが、その原作を

    【全力解説】『窓ぎわのトットちゃん』今すぐ映画館に駆け込んで観るべき理由 | CINEMAS+
  • 『アリスとテレスのまぼろし工場』の「6つ」の考察 いたくてやさしい、岡田麿里監督からのメッセージとは | CINEMAS+

    2023年9月15日よりアニメ映画『アリスとテレスのまぼろし工場』が公開中。まず、作は『すずめの戸締まり』の新海誠監督がX(旧Twitter)に投稿した言葉が、的確に作品の魅力を語りきっているように思う。 前置き:「確かに知っていた」閉塞感を描く 岡田麿里監督『アリスとテレスのまぼろし工場』拝見しました!とても好きなアニメーション映画でした。情景も言葉も人物も常にぎりぎりに張り詰めていて、世界にはよそよそしい謎ばかりがある。あの冬の町の閉塞感を、自分も確かに知っていたような気がするのです。 — 新海誠 (@shinkaimakoto) September 17, 2023 「情景も言葉も人物も常にぎりぎりに張り詰めていて、世界にはよそよそしい謎ばかりがある。あの冬の町の閉塞感を、自分も確かに知っていたような気がするのです」 この言葉通り、作のもっとも重要なキーワードは「閉塞感」と断言し

    『アリスとテレスのまぼろし工場』の「6つ」の考察 いたくてやさしい、岡田麿里監督からのメッセージとは | CINEMAS+
  • <ネタバレ>『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の魅力とマニアックな小ネタを5つのポイントで解説!! | CINEMAS+

    ▶︎『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』画像を全て見る アメコミアニメ映画としては異例のアカデミー賞受賞作となった前作『スパイダーマン:スパイダーバース』から5年。パワーアップしたスパイダーマン最新作『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』が2023年6月16日(金)より公開中です! 全米を代表するレビューサイト"Rotten Tomatoes"にて観客・批評家支持率ともに95%越え(2023年6月現在)、日でもすでに高評価が続出している作。 この記事では『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』に隠されたマニアックな小ネタの数々をご紹介します。 ※この記事では、映画『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』の重大なネタバレに触れています。未鑑賞の方はぜひ観賞後に記事をご覧ください。 【目次】 1. スパイダー・グウェンの物語 2. 〇〇の世界

    <ネタバレ>『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の魅力とマニアックな小ネタを5つのポイントで解説!! | CINEMAS+
  • 【推しの子】YOASOBI「アイドル」が心にぶっ刺さる理由 | CINEMAS+

    [※記事は広告リンクを含みます。] アニメ【推しの子】の主題歌であるYOASOBIアイドル」が、異例のヒットを飛ばしている。公開より2ヶ月でYouTubeの再生数は1.6億回を超え(6月14日時点)、コメント欄には日語だけでなく、外国語で書き込まれたものも少なくない。さらに米ビルボードのグローバルチャート「Excl. U.S. top 10」(6月10日付)で首位を獲得した。 「アイドル」のすごいところは【推しの子】の主題歌であり、アイドルソングとしてノれる楽曲でありながら、YOASOBIの楽曲であるというさまざまな要素を完璧に共存し成立させたうえでクオリティの高い、心惹かれる楽曲だという点だ。 【推しの子】を知っている人にはもちろんのこと、知らずともアイドル推してきた人にも刺さると思う。そして何度も繰り返し聴きたくなってしまう中毒性がある。 記事では「アイドル」の魅力をさまざま

    【推しの子】YOASOBI「アイドル」が心にぶっ刺さる理由 | CINEMAS+
  • 「マリオの映画」を“移民の物語”として読み解く | CINEMAS+

    ▶︎『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』画像を全て見る ある時は冒険家(「スーパーマリオブラザーズ」)、ある時は医者(「ドクターマリオ」)、ある時はビルの解体屋(「レッキングクルー」)、ある時はカーレーサー(「スーパーマリオカート」)、ある時はプロゴルファー(「ゴルフJAPANコース」)、ある時は審判員(「テニス」)……。 ゲームの世界で最も有名なキャラクターの1人マリオは、ニンテンドー・ワールドで様々な顔を見せてきた。これだけジョブチェンが激しいゲームキャラも稀だろう。 そして今回の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では、弟のルイージと配管工事を始めたばかり、という設定になっている。これは、マリオシリーズ第1作目にあたる「マリオブラザーズ」が、下水道の駆除に悪戦苦闘する配管工という設定だったことに因んだものだろう。 筆者が非常に興味深く感じたのは、マリオがニューヨークのブル

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  • 【武道家が解説】『ヘルドッグス』最高級のアクション&最上級の純愛の融合 | CINEMAS+

    ▶︎『ヘルドッグス』画像を全て見る 『ヘルドッグス』で岡田准一演じる兼高昭吾は、関東最大の暴力団・東鞘会屈指の武闘派。高い戦闘スキルと躊躇なく人を殺せるメンタルを持つ。しかしその正体は、警視庁が送り込んだ潜入捜査官だった。 筆者は元々、深町秋生による原作小説を愛読していた。映画化決定の報を受け、さらには監督が原田眞人、主演が岡田師範と聞き、否が応でも期待は高まる。しかし、期待してハードルを上げすぎてしまうと、ハズレだった場合に精神的ダメージが大きい。 面白い原作を名匠が監督し豪華な俳優陣で固めても、失敗する時は失敗するのだ。できるだけ、フラットに観ることを心掛けた。 大当たりだった。 ありがとう、原田監督。ありがとう、岡田師範。 >>>【関連記事】監督・原田眞人の沼にハマるための映画“3選”|『ヘルドッグス』公開記念 >>>【関連記事】『ブレット・トレイン』濃厚で刺激的な「3つ」の魅力を解

    【武道家が解説】『ヘルドッグス』最高級のアクション&最上級の純愛の融合 | CINEMAS+
  • 【武道家が解説】『ヘルドッグス』最高級のアクション&最上級の純愛の融合 | CINEMAS+

    ▶︎『ヘルドッグス』画像を全て見る 『ヘルドッグス』で岡田准一演じる兼高昭吾は、関東最大の暴力団・東鞘会屈指の武闘派。高い戦闘スキルと躊躇なく人を殺せるメンタルを持つ。しかしその正体は、警視庁が送り込んだ潜入捜査官だった。 筆者は元々、深町秋生による原作小説を愛読していた。映画化決定の報を受け、さらには監督が原田眞人、主演が岡田師範と聞き、否が応でも期待は高まる。しかし、期待してハードルを上げすぎてしまうと、ハズレだった場合に精神的ダメージが大きい。 面白い原作を名匠が監督し豪華な俳優陣で固めても、失敗する時は失敗するのだ。できるだけ、フラットに観ることを心掛けた。 大当たりだった。 ありがとう、原田監督。ありがとう、岡田師範。 >>>【関連記事】監督・原田眞人の沼にハマるための映画“3選”|『ヘルドッグス』公開記念 >>>【関連記事】『ブレット・トレイン』濃厚で刺激的な「3つ」の魅力を解

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  • 東宝がアニメ事業を「第4の柱」に|映画のイメージは変わっていく? | CINEMAS+

    TOHOアニメーションブースの様子 全体的に少ない来場者の中、TOHOアニメーションのブースには、『呪術廻戦』展示に長い行列が出来るなど賑わっていました。TOHOアニメーションは今年で始動10年目となり、さらなる市場拡大への意気込みを感じました。 そして、そこで感じた熱量は偶然ではなかったようです。親会社の東宝株式会社は、長期経営戦略「TOHOビジョン2032」を発表。 そこで同社はアニメを演劇・映画不動産に続く「第4の柱」の事業とし、成長ドライバーの要としていくことを示しました。 東宝は、言うまでもなく日最大の映画会社です。その東宝が格的に映画と肩を並べる事業としてアニメを指名したわけです。長らく3柱で事業展開してきた同社にとって大きな変革と言えるでしょう。 >>>【関連記事】 『シン・ウルトラマン』ついに公開!初日の劇場の熱量は? >>>【関連記事】『バブル』日のアニメ映画

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  • 『アイの歌声を聴かせて』が大傑作である5つの理由|過去最高の土屋太鳳が爆誕! | CINEMAS+

    →『アイの歌声を聴かせて』画像ギャラリーへ 2021年10月29日より、『アイの歌声を聴かせて』が公開されている。結論から申し上げると、作は後述するさまざまな要素が見事に融合した、年間ベスト級のアニメ映画の大傑作だった! 楽しく元気になれる映画を求める方には大プッシュでおすすめしたいし、観る人を選ばない万人向けの作品としても最高峰だろう。主演の土屋太鳳を筆頭とした豪華なボイスキャストも完璧にハマっているので、それぞれのファンにも是が非でも映画館で観てほしいと願うばかりだ。音響監督の岩浪美和が監修を務めた特別音響調整版も全国7劇場で展開しているので、こちらで観てみてもいいだろう。 以下より、『アイの歌声を聴かせて』の魅力をたっぷりと記していこう。ネタバレはないように書いたつもりであるが、作は「観ればわかる」ストレートな面白さと感動に満ち満ちているので、予備知識を入れたくない方は先に劇場へ

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  • 『竜とそばかすの姫』解説|細田守作品が賛否両論になる理由が改めてわかった | CINEMAS+

    >>>『竜とそばかすの姫』画像を全て見る(13点) 『竜とそばかすの姫』は劇場公開からわずか3日間で、動員数60万人、興行収入8億9000万円に到達する大ヒットを遂げた。 まず、作は絶対に映画館の大スクリーンで観る価値がある。ネット空間の仮想世界〈U〉の広大さ、ダイナミックなアニメの表現、エモーショナルに炸裂する煌びやかな演出など、細田守監督およびスタジオ地図はもちろん、『ウルフウォーカー』(20)のトム・ムーアやロス・スチュアートなど、国内外の一流クリエイターが集結したからこそのアニメーションの力を思い知らされた。世界中で人気になることに説得力を持たせた楽曲と、中村佳穂の歌唱力も圧巻の一言。そのクオリティを世界最高峰と認めるのはやぶさかではない。 だが、細田守監督は国民的なアニメ映画監督となった一方で、作品には極端なまでの賛否両論が渦巻く作家でもある。今回の『竜とそばかすの姫』は「細田

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  • 『21ブリッジ』の「5つ」の魅力!チャドウィック・ボーズマンの凄みを思い知った理由を解説 | CINEMAS+

    2021年4月9日より、映画『21ブリッジ』が公開されています。 作で主演を務めたのは、チャドウィック・ボーズマン。ご存知『ブラックパンサー』のヒーローとしても世界中に知られていますが、2020年8月に大腸癌のために43歳の若さでこの世を去りました。 生前の彼は作の脚に惚れ込み、主演のみならずプロデュースという形で参加をしています。実際の編を観ても、1映画としても、日で最後に劇場公開されるチャドウィック・ボーズマンの主演作という意味でも、映画ファン必見と言える作品でした。さらなる魅力を、以下より解説していきましょう。 1:ストレートなタイムリミットサスペンスとして面白い! あらすじ:真夜中、大量のコカインを強奪した2人組が警察官を殺害し逃亡する事件が起きる。ニューヨーク市警の殺人課に所属するアンドレ・デイビス刑事は、麻薬取締班のフランキー刑事と組んで捜査を開始。そしてマンハッ

    『21ブリッジ』の「5つ」の魅力!チャドウィック・ボーズマンの凄みを思い知った理由を解説 | CINEMAS+
  • 『ラーヤと龍の王国』新たなディズニーの傑作となった「5つ」の理由 | CINEMAS+

    現在、ディズニー最新作『ラーヤと龍の王国』が映画館で公開、およびDisney+ (ディズニープラス)のプレミアアクセス(追加料金)で配信されています。結論から申し上げれば、昨年末に配信されたピクサー製作の『ソウルフル・ワールド』に続き、「3DCGアニメ映画で、この先これ以上のものが作られるのか……!?」と思うばかりの新たなディズニーの傑作でした。 ※『ソウルフル・ワールド』の解説はこちら↓ 『ソウルフル・ワールド』がピクサーの到達点となった「5つ」の理由 作の素晴らしさは、「信じる」ことへを肯定する物語、東南アジアの種々の文化を表現した世界観、個性豊かなキャラクター、“シスターフッド”の関係性、『ザ・レイド』も参考にした格闘アクションなどに集約されます。それぞれについて解説していきましょう。 1:「信じる」ことを肯定する物語 あらすじ “龍の王国”クマンドラは、かつては聖なる龍たちに守ら

    『ラーヤと龍の王国』新たなディズニーの傑作となった「5つ」の理由 | CINEMAS+
  • 『天国にちがいない』レビュー:“現代のチャップリン”の旅から窺えるパレスチナと世界 | CINEMAS+

    増當竜也連載「ニューシネマ・アナリティクス」 パレスチナ問題とは、実に複雑怪奇で、とても簡単に語ることなどできないものでもあります。 しかし、そのパレスチナ問題を常にユニークな視点で描き上げ、“現代のチャップリン”と称される映画監督がいます。 ”パレスチナ系イスラエル人”エリア・スレイマン監督。 そして『天国にちがいない』は、スレイマン監督が10年ぶりに手掛けた新作映画。 ここではアイロニーかつユーモラス、そして詩情豊かなイマジネーションに満ちた映画監督の“旅”が描かれていくのです。 パレスチナ系イスラエル人監督ESの パリ→NY、映画企画売込みの旅 『天国にちがいない』の主人公はパレスチナ系イスラエル人の映画監督ES(エリア・スレイマン)。 イスラエル領内ナザレの自宅で物思いにふけっていると、庭のレモンの樹から果実をもぎ取ろうとしている泥棒を発見します。 散歩に出ると、街は物騒な男たちが

    『天国にちがいない』レビュー:“現代のチャップリン”の旅から窺えるパレスチナと世界 | CINEMAS+
  • 『ウルフウォーカー』ぬまがさワタリとビニールタッキーの特別対談!これは動物と女性の解放の物語だ!  | CINEMAS+

    10月30日より、アイルランド・ルクセンブルク合作のアニメ映画『ウルフウォーカー』が公開されます。 作は、『ブレンダンとケルズの秘密』や『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』などを製作し、長編すべてがアカデミー長編アニメーション部門にノミネートされた、トム・ムーア監督およびアニメーションスタジオ“カートゥーン・サルーン”による最新作。 題材としているのは、眠ると魂が抜けだしオオカミになるというアイルランドの伝承“ウルフウォーカー”。街に暮らす少女ロビンが、森の中でウルフウォーカーのメーヴと友だちとなり、勇気を持って自らの信じる道を進もうとする物語が紡がれています。 ここでは、イラストレーターであり生き物や海外アニメや百合(女性同士の関係性)を愛するぬまがさワタリさんと、“映画宣伝ウォッチャー”という肩書で人気のビニールタッキーさんとの対談の内容をお届けします。 ※以下は核心的なネタバレはし

    『ウルフウォーカー』ぬまがさワタリとビニールタッキーの特別対談!これは動物と女性の解放の物語だ!  | CINEMAS+
  • 『宇宙でいちばんあかるい屋根』レビュー:清原果耶の魅力炸裂の、今年の大収穫! | CINEMAS+

    (C)2020「宇宙でいちばんあかるい屋根」製作委員会 今、日映画&演劇界の若手女優の中で演技力と存在感を両立され得る最有力候補の一人に清原果耶がいます。 2015年にNHK連続テレビ小説「あさが来た」で俳優デビューして以降、次々と話題作や問題作に出演。 特にNHKでは「精霊の守り人」シリーズ(16~17)や「透明なゆりかご」(18)などで注目を集め、2019年は「なつぞら」(19)では少女時代から子持ちの母までを見事に演じたかと思うと、「螢草 菜々の剣」で時代劇、「マンゴーの樹の下で~ルソン島、戦火の約束~」で戦争の惨禍を描いたドラマに主演、2021年のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」ヒロイン役も既に決定しています。 映画デビューは2016年の『ぼくは明日、昨日の君とデートする』で、その後『3月のライオン』2部作や『ユリゴコロ』(17)など順調にキャリアを伸ばし、『ちはやふる―結び

    『宇宙でいちばんあかるい屋根』レビュー:清原果耶の魅力炸裂の、今年の大収穫! | CINEMAS+
  • 『ワイルド・ローズ』夢を諦めないシングルマザーが勇気をくれる「3つ」の見どころ! | CINEMAS+

    © Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018 公開延期となっていた新作洋画が、6月に入って次々に劇場公開されたことで、お目当ての作品を観に劇場へ足を運ばれた方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、いつもの韓国映画紹介を一旦お休みして、6月26日から公開されている新作映画『ワイルド・ローズ』をご紹介したいと思います。 日版ポスターやストーリーからは、レディー・ガガ主演の『アリー/ スター誕生』のような内容を連想させるのですが、その内容と出来は、果たしてどのようなものなのでしょうか? ストーリー カリスマ的な歌声を持つシングルマザーのローズ(ジェシー・バックリー)は、故郷のスコットランドからアメリカに渡り、歌手としての成功を夢みていた。だが、不器用にしか生きられない彼女は、夢を追い求めるあまり、愛する母親や幼

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  • 『愛がなんだ』非リア充必見の恋愛映画である「5つ」の理由! | CINEMAS+

    ©2019映画「愛がなんだ」製作委員会 現在、映画『愛がなんだ』が公開中です。初めに結論を申し上げれば、作は「恋愛について“非リア充”であることを自覚している人に絶対に観て欲しい」作品でした! キラキラした中高生向け胸キュン映画のような「好きな人と付き合えて幸せ〜!」な感じには1ミリたりともならない、登場人物それぞれが抱えたリアルすぎるダメさに「わかる〜!」と共感しっぱなし、時には切なさいっぱいのシーンに泣きながら(その滑稽さにも)笑ってしまうという、新たな恋愛映画の傑作だったのです。その魅力を以下にお伝えします! 1:ダメダメな人たちのダメダメな恋愛映画だった! 作のヒロインを客観的にみれば、“ダメな男に依存しすぎているダメな女”です。金曜日に連絡してくることが多い男に合わせて、携帯が鳴るまで会社で時間を潰しており、心ここにあらずの彼女の勤務態度はボロボロ。いざ電話をしてきた男が「熱

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    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2019/04/20
    「『鬼灯さん家のアネキ』。原作はどちらかと言えばカラッと明るい雰囲気であったのですが、映画ではやはり良い意味での“ダメダメな恋愛”をじっとりねっとりと描くという今泉監督の作家性が生かされた内容」
  • 『ギルティ』高評価続出の「3つ」の理由とは?口コミ通りの面白さは本当? | CINEMAS+

    © 2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S その意表を突く設定と内容の面白さから、映画ファンの間で口コミが広がっているデンマークのサスペンス映画『THE GUILTY/ギルティ』。 いよいよ2月22日から公開が始まった作を、今回は公開初日の劇場で鑑賞して来た。 ポスターやチラシの宣伝コピーからは、電話の音声を頼りに事件を解決する低予算を逆手に取ったサスペンス映画、そんな印象が強かった作。果たして、口コミ通りの面白さだったのか? ストーリー 過去のある事件をきっかけに警察官として一線を退いたアスガー(ヤコブ・セーダーグレン)は、いまは緊急通報指令室のオペレーターとして、交通事故の搬送を遠隔手配するなど、電話越しに小さな事件に応対する日々を送っている。そんなある日、一の通報を受ける。それは今まさに誘拐されているという女性自身からの通報だった。彼に与えられた事件

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  • SNSは映画興行を左右するか。2018年に得た結論は「YES」 | CINEMAS+

    映画製作者連盟(映連)から、毎年恒例の日映画産業統計が発表されました。この統計を見ると2018年は、近年議論され続けてきた、SNS映画興行の関係で一つの傾向が示された年だったのではないかと思います。 2018年の興行トピック 2018年の年間興行成績は、昨年比で97.3%。微減ではありますが、2000年代以降では歴代3位の記録なので、引き続き高水準を維持したというところでしょうか。 内訳は、邦画54.8%、洋画は45.2%と昨年とほぼ同水準。若干の邦高洋低の傾向が続いていますが、そもそも邦画の方が公開数が多いことを考えると、そんなにバランスの悪い数字ではないでしょう。公開数は1192と昨年よりもさらに5増えています。 映画館の年間興行収入は近年この水準でずっと推移しており、まあ成長産業ではないものの、衰退しているわけでもない、といったところでしょうか。Netflixなどの動

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  • 『がっこうぐらし!』が実写化大成功となった「5つ」の理由! | CINEMAS+

    (C)2019「がっこうぐらし!」製作委員会 日1月25日より、実写映画『がっこうぐらし!』が公開となります。 まず、結論を申し上げておきます。作は映画としてまれに見る大傑作、実写映画化作品としても大成功例と断言できる出来栄えでした! 筆者はクライマックスでもうドッシャドッシャに泣き崩れ、『カメラを止めるな!』や『若おかみは小学生!』に続き「いいから当に観て!超面白いから!」と心から願ったほど。アイドル映画という枠に囚われることもない普遍性、エンターテインメント性も存分で、若者から大人の映画ファンまでオススメできる間口の広さも備えていたのです。 その『がっこうぐらし!』の原作マンガは累計発行部数で250万部を超え、アニメ版もニコニコ生放送での配信数が200万回を超えるなど大人気を博していました。そのファンの絶対数が多いこと以上に、作は後述する理由により他作品に比べても、実写映画化と

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