大谷翔平がついにメジャーリーガーとしてデビューし、鮮やかなスタートを切った。初打席でヒットを記録し、初登板でも勝利。圧巻だったのはその後の本拠地エンゼルスタジアムでの活躍だ。3試合連続で本塁打を放ち、8日の日曜日のホーム初登板は7回途中まで1人の走者も許さない完璧なピッチングでチームを勝利に導いた。 その内容は米メディアの絶賛ぶりと合わせて日本でも大々的に報じられた。「全米が熱狂」しているかのような印象を与える報道もある中、アメリカでの盛り上がりは実際どうなのか。エンゼルスの本拠地があるオレンジ郡の地元紙オレンジ・カウンティ・レジスターで働く唯一の日本人記者が、現地メディアの一員として米国での評価、盛り上がりを客観的に分析する。 〔写真特集〕投打「二刀流」大谷翔平 4月6日の対アスレチックス戦、大谷翔平の名前が告げられると、エンゼルスタジアムの観客は立ち上がり、その日一番の歓声を送った。