「マネージメントやレコード会社に間違った方向へ向かわされていたんだ。前作の制作を始めた際、最初のプロデューサーは気持ちの入っていない状態だったから辞めてもらって、作ったモノもすべてボツにした。次に依頼したドン・ギルモアはちゃんとしていたけど、すでに俺らは諦めかけていたんだよ。そのアルバムのツアー中に、〈俺たちは何をやっているんだろう?〉〈俺たちにはどんな存在意義があるんだ?〉とメンバー同士で話し合った。で、〈すべてを停止するのはどうかな?〉っていう兄貴(ベンジー・マッデン、ギター)の意見に、みんなが賛成したんだ」(ジョエル・マッデン、ヴォーカル:以下同)。 それからの約6年間、音楽業界に対する不信感から、ジョエルとベンジーはもともと運営していたアパレル・ブランドを発展させるかたちで、レーベル兼プロダクション兼マネージメント会社のMDDNを設立。スリーピング・ウィズ・サイレンスやジェシーJと