第72回カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた映画『レ・ミゼラブル』が2月28日より公開中だ。ヴィクトル・ユゴーの小説『レ・ミゼラブル』の舞台でもある、パリ郊外に位置するモンフェルメイユは、いまや移民や低所得者が多く住む危険な犯罪地域と化していた。犯罪防止班に新しく加わることとなった警官のステファンは、仲間と共にパトロールをするうちに、複数のグループ同士が緊張関係にあることを察知する。そんなある日、イッサという名の少年が引き起こした些細な出来事が大きな騒動へと発展。事件解決へと奮闘するステファンたちだが、事態は取り返しのつかない方向へと進み始めることになる。 今回リアルサウンド映画部では、本作が長編デビュー作となったラジ・リ監督にインタビュー。映画的なバックグラウンドから、実体験に基づいているという本作について話を聞いた。なお、同席した市長役のスティーヴ・ティアンチューにもインタビューに参加して