日本では2020年9月18日に公開となったドキュメンタリー映画『メイキング・オブ・モータウン』。昨年、設立60周年をむかえたアメリカ音楽業界を代表するレーベルや創設者ベリー・ゴーディについて迫るこの映画について、音楽性をライター/翻訳家である池城美菜子さんに解説いただきました。 <関連記事> ・モータウンと社会問題:政治やプロテスト・ソング ・モータウンのグループ達:デトロイト発、一大レーベル創世記 ・モータウンの重役までになりレーベルを支えたスモーキー・ロビンソン スモーキー・ロビンソンの言葉 「いままで何曲作ったか、って? 覚えていないな。8年くらい前にEMI出版からカタログが届いて、それには4,000曲くらい登録されていたよ。そのうち、どれくらい残っているかは分からないけど‥どの曲も同じだけの労力と集中力を注ぐよ。書く時は、その曲と一体化しようとする。あと、何かしら意味があることも大