アジア系女優として初の主演女優賞獲得となったミシェル・ヨーをはじめ、作品賞、監督賞など2023年のアカデミー賞を席巻した話題の映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。 昨年の春に映画が公開されたアメリカでは、特にZ世代からの熱い支持を得ているという。 人種の壁を破っただけではない、その革新性と魅力はどこにあるのか? 『世界と私のA to Z』の著者で、本作品の監督・ダニエルズのお二人にもインタビューした竹田ダニエルさんが、その多層的な魅力を徹底解説します! (「群像」2023年4月号より転載) エブエブがアメリカでは社会現象化 いまアメリカでは、Z世代の間で『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)』の革命が起きている。「世界で最も凄い映画」と評価する声が後を絶たず、『ミッドサマー』『ユーフ
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