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ブックマーク / www.cinra.net (85)

  • 鈴木亮平『シティーハンター』インタビュー。「令和の観客」に愛されるためにアップデートしたこと | CINRA

    北条司による人気漫画を実写化したNetflixのオリジナル映画『シティーハンター』の配信が始まり、Netflix週間グローバルTOP10で初登場1位を獲得するなど反響を呼んでいる。主人公・冴羽獠を務めたのは、作の熱烈なファンでもあり、長年にわたって冴羽獠を演じることを望んでいたという鈴木亮平だ。 配信後初となるインタビューで、並々ならぬ思いを込めた作に参加した感想を聞いた。 『シティーハンター』予告編 / 物語の主人公・冴羽獠は、東京・新宿を拠点にし、裏社会での様々なトラブル処理を請け負う超一流のスイーパー(始末屋)。無類の美女好きで、美女に出会うとタガが外れてしまうが、いざ依頼を受ければ、並み外れた銃の腕と身体能力、そして冷静沈着な頭脳で、仕事を遂行する。そんなクールでおバカでもっこりの “冴羽獠” を演じるのは鈴木亮平、ヒロイン “槇村香” 役は森田望智、獠の相棒である “槇村秀幸

    鈴木亮平『シティーハンター』インタビュー。「令和の観客」に愛されるためにアップデートしたこと | CINRA
  • 「なぜ人間だけは食べちゃダメ?」。命の線引きを問う『ダーウィン事変』の面白さ、映画評論家が考察 | CINRA

    「テロ組織『動物解放同盟(ALA)』が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。彼女は、半分人間で半分チンパンジーの『ヒューマンジー』をみごもっていた」――衝撃的な始まりからなる、漫画『ダーウィン事変』(講談社)。2022年の『マンガ大賞』で数々の名作を抑えて大賞に輝いた作は、なぜここまで注目を集めているのだろうか。映画評論家の小野寺系が考察する。 書店員を中心として選考される『マンガ大賞』で2022年の大賞を受賞した、『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載中の、漫画家・うめざわしゅんによる『ダーウィン事変』。昨年ネット上で大きな話題を集めた、藤本タツキ『ルックバック』(集英社)、和山やま『女の園の星』(祥伝社)などを抑え、より支持を集めた作は、アメリカ映画、ドラマ作品を想起させる、多くの驚きに満ちた作品だった。 主人公は、半分ヒトで半分チンパンジーという

    「なぜ人間だけは食べちゃダメ?」。命の線引きを問う『ダーウィン事変』の面白さ、映画評論家が考察 | CINRA
  • 『aftersun/アフターサン』監督が語る「メランコリック」な世界の見方、観客と映画をつなぐ余白 | CINRA

    シャーロット・ウェルズ監督による長編デビュー作『aftersun/アフターサン』は、若い父親と娘のひと夏の旅の思い出を、20年後、父と同じ年齢になった娘の視点で綴る物語だ。英米のさまざまなメディアで2022年ベストムービーの1に数えられ、娘への愛情と31歳の男性としての苦悩をあわせもつ父のカラムを繊細に演じたポール・メスカルは、作の出演で『アカデミー賞』主演男優賞ノミネートを果たした。 家庭用小型ビデオカメラ「miniDV」で映したローファイな映像やBlur、R.E.M.、Queen & David Bowieらの楽曲に彩られた作は、1987年生まれの監督の自叙伝的要素も含む。よく兄妹に間違えられたというウェルズと父が実際にトルコで過ごした夏休みの思い出がベースになっているという。大好きだった父の姿と、当時は知り得なかった父の内なる葛藤──非常にパーソナルであり、曖昧なところをたくさ

    『aftersun/アフターサン』監督が語る「メランコリック」な世界の見方、観客と映画をつなぐ余白 | CINRA
  • 映画ポスターやパンフレットをどうデザインする? アートディレクター・石井勇一が語る裏話 | CINRA

    「The Worst Person In The World」という原題を翻案した日語タイトルのインパクトもさることながら、日版のポスターやチラシなど、そのビジュアル展開においても、細やかな仕掛けとこだわりにあふれているヨアキム・トリアー監督の映画『わたしは最悪。』。その日版アートワークを担当したのは、『ムーンライト』『燃ゆる女の肖像』『mid90s ミッドナインティーズ』『ライトハウス』といった洋画、『花束みたいな恋をした』『はい、泳げません』といった邦画の日版アートディレクションを手掛けたことで知られるアートディレクター・石井勇一だ。 石井は、『わたしは最悪。』という映画に何を感じ、それをどのようにデザインへと落とし込んでいったのだろうか。デザイナーは、ポスターやパンフレットの制作にあたりどのように映画を見ているのか、また、映画にとってポスターやパンフレットはどのような役割を持

    映画ポスターやパンフレットをどうデザインする? アートディレクター・石井勇一が語る裏話 | CINRA
  • 人と人ならざるものの違いはどこに?『聖地には蜘蛛が巣を張る』アリ・アッバシ監督が語る、人間性の境界 | CINRA

    メイン画像: 『聖地には蜘蛛が巣を張る』メイキング写真 ©Profile Pictures / One Two Films もし「アリ・アッバシ」という名前に聞き覚えがないのなら、いますぐに覚えておいて損はない。まぎれもなく今後の映画界、ひいては映像作品の世界を背負って立つフィルムメーカーのひとりだからだ。 代理母を引き受けた女性に起こる怪異を描いたホラー映画『マザーズ』(2016年)で長編デビューを果たしたアッバシは、第2作『ボーダー 二つの世界』(2018年)が『カンヌ国際映画祭』の「ある視点」部門でグランプリを受賞。同作はアカデミー賞のスウェーデン代表作品に選ばれたほか、「スウェーデンのアカデミー賞」こと『ゴールデン・ビートル賞』で作品賞など6部門に輝いた。 強烈な社会性をそなえつつ、ファンタジーの要素が濃厚なホラー/スリラーを手がけてきたアッバシにとって、『聖地には蜘蛛が巣を張る』

    人と人ならざるものの違いはどこに?『聖地には蜘蛛が巣を張る』アリ・アッバシ監督が語る、人間性の境界 | CINRA
  • 映画祭の役割は賞だけじゃない。押井守監督がほぼノンストップで語るアニメ文化の継承と業界の問題点 | CINRA

    今年から、『新潟国際アニメーション映画祭』が開催される。映画祭の特徴は、これまで、公の場ではあまり批評の対象とされてこなかったエンターテイメント作品も取り上げている点だ。「商業」「アート」の垣根なく作品を評価し、アニメ文化を守り継いでいくために開催される映画祭。第1回目の審査員長を務めるのが、1970年代からアニメ業界で作品をつくり続けている押井守氏だ。今回は、幸運なことに押井氏にインタビューする機会を得て、アニメ業界への課題感や映画祭の意義についてうかがった。 撮影込み30分という限られた取材時間のなか、押井監督はひとつの質問に対してほぼノンストップで語り続け、60分インタビュー並の分量に。その発言内容にはアニメ業界に対する厳しい意見も多分に含まれているが、そうした言葉の根底にあるのは、スタッフが心血を注ぎ込んで作品をつくっていることに対するたしかなリスペクトと、その仕事が報われてほ

    映画祭の役割は賞だけじゃない。押井守監督がほぼノンストップで語るアニメ文化の継承と業界の問題点 | CINRA
  • 新海誠の『すずめの戸締まり』は、何を閉じたのか?宮崎駿作品の主題、『星を追う子ども』の共通点から考える | CINRA

    新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』が公開してから1か月が経ち、85.9億円を超える興行成績(12月11日時点)を叩きだしている。 題材は東日大震災だ。『君の名は。』(2016)以降、「国民的作家」となった彼の最新作は、一体どういうものなのか。「3.11を経験していない子どもたちが成長してきているなか、いま震災を描かなければいけない」という思いがあったと明かした新海が、12年経って震災を描いた意義や、それがどういうものであったか、作品に込められたメッセージとは何か、読み解く。 ※結末までのネタバレを含みます。

    新海誠の『すずめの戸締まり』は、何を閉じたのか?宮崎駿作品の主題、『星を追う子ども』の共通点から考える | CINRA
  • 『すずめの戸締まり』に登場するミミズや閉じ師、猫のダイジンら、民俗学的なモチーフの意味を読み解く | CINRA

    新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』は、厄災(カタストロフ)をモチーフにしている点で『君の名は。』(2016年)『天気の子』(2019年)と共通している。隕石の衝突、降り続く長雨という厄災に続けて、新海監督が取り組んだのは大地震だった。 多くの日人にとり、記憶が鮮明な大地震といえば、2011年3月に発生した東日大震災だろう。この大震災は東北東日大地震と、それにともない三陸沿岸を襲った大津波、福島第一原子力発電所の事故などを総称していう。 いくつかの表象から明らかなように、『すずめの戸締まり』は東日大震災を意識している。そして、『君の名は。』『天気の子』と同じように、宗教的・神話的・民俗的な素材が作品の各所に散りばめられていて、物語を推進する動機にもなっている。 前2作の興行的な成功を受けて、破格の規模でロードショー公開されているこの新作を、筆者が研究領域とする民俗学の視点から、目

    『すずめの戸締まり』に登場するミミズや閉じ師、猫のダイジンら、民俗学的なモチーフの意味を読み解く | CINRA
  • 『ワカンダ・フォーエバー』が継ぐチャドウィックの遺志。『ブラックパンサー』が起こした革命とは? | CINRA

    2020年8月28日、俳優チャドウィック・ボーズマンがこの世を去った。43歳だった。その名前を世界に広く知らしめたのは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のブラックパンサー / ティ・チャラ役。しかしチャドウィックという人は、この役を演じたという以前に、もはやブラックパンサー / ティ・チャラそのものだったとさえ言っていい。 チャドウィックが主演を務めた『ブラックパンサー』(2018年)は、MCU初の黒人スーパーヒーロー単独映画。ハリウッド史上初めて、主要キャストを黒人で固めた大作映画でもある。2010年代半ばまで、映画業界には人種差別が根深く残っており、「黒人映画は当たらない」という言説が信じられていたし、2016年(まだ6年前である)の『アカデミー賞』では黒人俳優がひとりもノミネートされ ず、Twitterで「#OscarSoWhite(オスカーは白すぎる)」というハッシュ

    『ワカンダ・フォーエバー』が継ぐチャドウィックの遺志。『ブラックパンサー』が起こした革命とは? | CINRA
  • 『メタモルフォーゼの縁側』が描く、社会的立場を超えた出会いの喜び。17歳と75歳をつなぐBLの力 | CINRA

    17歳と75歳。二人の女性が共通の趣味である「ボーイズラブ(BL)」を通して友達になり、お互いの世界を少しずつ広げていく。そんなささやかな出会いを描いた漫画、『メタモルフォーゼの縁側』(作:鶴谷香央理)は発表されるやいなや大きな反響を呼んだ。連載開始後1年で『「このマンガがすごい!2019」オンナ編』第1位を獲得し、完結後にはなんと実写映画化が決定したのだ。 主人公であるうららと雪を演じるのは芦田愛菜と宮信子。劇中のBL漫画『君のことだけ見ていたい』の作画は『黄昏アウトフォーカス』シリーズなどで知られるBL作家・じゃのめが担当している。 着実に人気を集め、支持の輪を大きく広げていったこの作品。その魅力は、どのようなところにあったのだろう。そして、二人がBLによってつながったということには、どんな意味があるのだろう? この作品が描いたものはなんなのかを考えていく。 『メタモルフォーゼの縁側

    『メタモルフォーゼの縁側』が描く、社会的立場を超えた出会いの喜び。17歳と75歳をつなぐBLの力 | CINRA
  • 子を手放した母親ばかりが、なぜ責められるのか。『ベイビー・ブローカー』是枝裕和が鳴らす警鐘 | CINRA

    予期せぬ妊娠、責任と心身の苦労を母親たちは背負う。自宅にて一人で出産する孤立出産も後を立たず、非難の目は母親にばかり向く。しかし、産むことを望む女性が安心して「母親になること」を選択できるように、社会や周囲のサポートがもっと必要なのではないか。 映画監督・是枝裕和の最新作『ベイビー・ブローカー』は、育てることが困難になった赤ちゃんを匿名で預けられる「ベイビーボックス(日では「赤ちゃんポスト」と呼ばれる)」を題材に、赤ん坊を売ろうとしていたふたりが赤ん坊の幸せを考え始めるプロセスを描く。その裏の物語として、「母になることを選ばなかった女性たちが赤ん坊と旅をして『母』になる話を描いた」と、監督は振り返る。 作では、児童養護施設で育ってきた子どもたちへの切実な願いがあったうえで、母親に対しても「寄り添う」視点が描かれる。これまでの人生や犯した罪から自身を卑下し、母親に相応しくないという理由で

    子を手放した母親ばかりが、なぜ責められるのか。『ベイビー・ブローカー』是枝裕和が鳴らす警鐘 | CINRA
  • 脚本家・野木亜紀子は600年前の「失われた物語」に何を見出したのか? 映画『犬王』を語る | CINRA

    忘れられた人々の「声」を拾い集め、それを「物語」として大衆の前で「演じる」こと。アニメ界の鬼才・湯浅政明監督の新作映画『犬王』は、室町時代に活躍した異形の能楽師・犬王(アヴちゃん(女王蜂))と、盲目の琵琶法師・友魚(森山未來)の運命的な出会いを描いた、スペクタクルな音楽活劇となっている。 古川日出男の小説『平家物語 犬王の巻』を原作に、その脚を野木亜紀子が担当していることも大きな注目を集めている作。野木亜紀子といえば、『アンナチュラル』、『MIU404』といったテレビドラマのオリジナル作品、さらには映画『罪の声』の脚などで、「声なき者たちの物語」あるいは「忘れ去られた人々の声」を拾い上げてきた人気脚家だ。 作も、「奪われて失われた」者たちを描く。異形の子として生まれて蔑まれた犬王と、幼い頃に父と自らの視力を失った友魚。二人はバディとなって埋もれた平家の物語を大衆に語ることで室町時

    脚本家・野木亜紀子は600年前の「失われた物語」に何を見出したのか? 映画『犬王』を語る | CINRA
  • サリンジャー『ライ麦畑』はなぜ伝説に? 曽我部恵一と考える | CINRA

    アーティストにとっての幸福な創作活動の形とは? 不朽の名作として、いまもなお世界中の若者たちから愛される小説『ライ麦畑でつかまえて』の著者、J.D.サリンジャーは幸福な作家だったと言えるだろうか? 1919年1月1日、ニューヨークのマンハッタンで生まれたサリンジャー。それから100年を経た今年、謎に満ちた彼の半生を描いた映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』が1月18日に日公開される。 ここでは、CINRA主催のイベント『NEWTOWN』で行われた先行試写会の際の、ミュージシャン曽我部恵一によるアフタートークの模様をお届けする。読書家であり、“苺畑でつかまえて”など、サリンジャーを意識した楽曲も作る彼は、この映画をどう見たのだろうか? 『ライ麦畑でつかまえて』を初めて読んだ頃の思い出や、文学はもちろん音楽映画などジャンルを越え、クリエイティブ全般にとっての理想などを語って

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  • アカデミー脚本賞受賞作『ベルファスト』。紛争に引き裂かれた街で、子どもの目は何を映し出す? | CINRA

    イギリスの名優にして映画監督のケネス・ブラナー製作・監督・脚による映画『ベルファスト』。『第94回アカデミー賞』脚賞を受賞し(そのほか作品賞・監督賞などにもノミネート)、注目を集める作が描き出すのは、北アイルランド紛争で引き裂かれたベルファストの街に暮らす一家の物語だ。 主人公・バディの目線を通じて映し出される、紛争下の日常と非日常。否が応にも現在の世界情勢を思わせるが、監督の自伝的作品である作は私たちにどのようなことを伝えるのか。 子どもの視線で戦争を描いた映画は数多い。たとえば『禁じられた遊び』(1952年)、『僕の村は戦場だった』(1962年)、『さよなら子供たち』(1987年)、『ジョジョ・ラビット』(2019年)など、そこで描かれるのは戦争という非日常のなかでの日常であり、無垢な視線から見つめた暴力や死の不条理さだ。 イギリスを代表する名優であり、映画監督としても活躍する

    アカデミー脚本賞受賞作『ベルファスト』。紛争に引き裂かれた街で、子どもの目は何を映し出す? | CINRA
  • 京都の個性派書店特集。本を売るだけにとらわれない独自の書店スタイルとは? | CINRA

    電車の中で、お気に入りのカフェで、お部屋のベッドの中で。を読む機会は、日々の中にたくさんあります。そこで今回、紹介するのは、今、京都で注目すべき個性派書店特集。との出合いは、まるで人との出会いのように、一瞬で恋に落ちてしまうことも度々。そんなを様々な形で販売、そして運営している個性派書店を紹介します。 ※記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。

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  • 社会から疎外された人間の復讐劇。映画『ザ・バットマン』リドラーは現実社会に何を突きつける? | CINRA

    マット・リーヴス監督、ロバート・パティンソン主演による、新たなバットマン映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は、これまでの実写シリーズにないアプローチで、バットマンのキャラクターや世界観を描く一作となった。

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  • 15億円調達したバンクシー、旧刑務所を買い取り「芸術の避難所」へ。覆面で隠した2つの顔に迫る | CINRA

    それだけなら、世間と警察官を騒がせただけで済む。けれどもこのハプニングから9か月が経った昨年の12月、バンクシーはこのレディング旧刑務所を買い取り、「refuge for art(芸術の避難所)」へつくり変えると発表した。購入資金は、先述の『Create Escape』のバリエーション作品の販売で1000万ポンド(およそ15億円相当)を調達したという。 果たしてこれは、世間を騒がせることが趣味の男の単なる性癖なのか、それとも何か別の意味があるのだろうか。 そもそも今回のように、ときどき珍妙なニュースをお茶の間に持ち込むバンクシーとは、いったい何者だろうか。 その答えは、誰も知らない。性別、年齢、国籍も明かしていないこのアーティストは、まったくの覆面として活動してきた。 1990年代前半から匿名のグラフィティアーティストとして活動を開始。2003年にはエリザベス女王のポートレートを牛や羊、チ

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    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2022/01/31
  • 「実際のろう者が使う手話をスクリーンで見てほしい」。米映画『コーダ』手話演技監督の決意 | CINRA

    2021年の『サンダンス映画祭』でグランプリ、監督賞、観客賞、アンサンブルキャスト賞を受賞したことで、話題となったアメリカ映画『コーダ あいのうた』が、1月21日より公開される。 作が描くのは、マサチューセッツ州の港町に住む家族の物語だ。主人公は、両親と兄の4人家族のなかで1人だけ耳が聞こえる「聴者」であり、家業の漁業や家族の手話の通訳として、家のことを助けながら暮らす高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)。音楽大学に進んで好きな歌唱を続けていきたいという夢を持った彼女が、家族のサポートをつづけることと夢を追うことのあいだで揺れる様が描かれる。 もう一つ、話題を呼んだのが、この家族を構成する「ろう者」の役柄を、実際のろう者である俳優たち(マーリー・マトリン、トロイ・コッツァー、ダニエル・デュラント)が演じているということ。作は、2014年のフランス映画『エール!』のリメイク作だが、この

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  • ビリー・アイリッシュという「現象」の正体 なぜ世界中で熱狂が? | CINRA

    2019.08.15 Thu Sponsored by ビリー・アイリッシュ『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』 今年3月に1stアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』を発表し、今や時代を象徴する存在として世界中を席巻しているビリー・アイリッシュ。 CINRA.NETで始動したビリー・アイリッシュを複数の視点で捉える短期連載、第2弾のテーマは「時代がビリー・アイリッシュに熱狂する背景」。2019年、ビリー・アイリッシュを取り巻く数々の「現象」の背後にあるものの正体は何か? ライター・辰巳JUNKのテキストから迫る。 「ストリーミング時代を象徴するポップスター」はいかにして生まれたのか? デビューアルバムがリリースされる前から、ビリー・アイリッシュは「ポップスターに必要なもの」すべてを持って

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  • リー・ヨーコが語る『鵞鳥湖の夜』。日常の中の非日常に惹かれる | CINRA

    2014年に『薄氷の殺人』で『ベルリン国際映画祭』金熊賞と銀熊賞をダブル受賞した中国の新鋭、ディアオ・イーナン監督。5年ぶりの新作『鵞鳥湖の夜』は、奇しくも新型コロナウイルスで知られた都市・武漢で撮影されたノワール・サスペンスだ。 作について語ってくれたのは武漢出身のモデル、リー・ヨーコ(Lee Yoko)。彼女は日の東京藝術大学大学院で映画を専攻。日を中心に活動していたが、旧正月で武漢に帰郷したことをきっかけに、中国での生活を余儀なくされる。コロナ渦も武漢で過ごし、街や文化と対峙した2か月半。現代と遅れが混在する生命力、日常の中にある非日常を描く作に、中国映画らしさを感じたようだった。外出自粛制限がある中、7月には映画館の営業再開、『上海国際映画祭』も開催され映画シーンの盛り上がりが戻りつつある中国。世界的にも注目を集める中国映画の現在を、リー・ヨーコとたどる。 街の見え方が一変

    リー・ヨーコが語る『鵞鳥湖の夜』。日常の中の非日常に惹かれる | CINRA