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10月10日公示の衆議院選挙は、フェイクニュース時代に日本が迎える初の総選挙だ。アメリカ大統領選で猛威を振るった偽情報や誤情報。これらと戦うため、メディアによるファクトチェック(事実の検証)が始まった。 フェイクニュースの恐ろしさ フェイクニュースは社会に対する脅威となっている。フェイク(偽)に騙された人によって犯罪が引き起こされたり、選挙に影響したりするからだ。 2016年のアメリカ大統領選終盤では、Facebook上でニューヨークタイムズやCNNなど主要メディアのニュースよりも、フェイクニュースの方が人気だったことがBuzzFeedの調査でわかっている。 民主党幹部が児童買春組織に関わっているというフェイクニュースに騙された男が、組織のアジトと名指しされたピザ屋で発砲する事件も起きた。 パキスタン国防相がフェイクニュースを信じて、イスラエルへの核攻撃を示唆するという、国際問題に発展した
民進党の事実上の解体が決まったあと、Twitterでは枝野さんに奮起を促す投稿が相次いだ。その言葉、「#枝野立て」はブームになった。 民進党がなくなったことで、投票する先を見失った人がいる。それは、自公政権には反対するが、共産党には投票したくないという層だ。彼らは、自民との連携をちらつかせる希望の党には投票しづらい。 その受け皿となったのが、枝野さんたちだった。 立憲民主党の出現で、選挙の構図は大きく変わった。Twitterでは結党から1週間も経たないうちに、立憲民主党・公式アカウントのフォロワー数はどの既存政党よりも多い16万を突破している。 《立ち上がりの手応えは、これも想定以上によかったです。》 この勢いを後押ししているのは、いったい何なのか。リベラル層の支持も得ていることは自覚しつつも、枝野さんは慎重に言葉を選んで、こんなふうに話す。 《私としてはリベラルという、手垢の付いてしまっ
ここで名前の挙がったイトウさんとは、安倍首相のブレーンと目される民間シンクタンク「日本政策研究センター」代表、伊藤哲夫氏のことだ。 発表されているプロフィールには首相に近いとされる日本最大の保守団体「日本会議」の政策委員という肩書きもある。 日本政策研究センターのホームページを開くと、伊藤氏の見解や価値観がよくわかる主張がある。憲法改正についてはこう書いてある。 この憲法は占領政策の一環として強要され、その結果この日本を本来の国家たらしめないための制限や欠落をその本質的な要素としてきた。そして、それが今日に至るまで、この日本国家を根本的に縛ってきた、と考えるからだ。 これ以外にも例えば夫婦別姓に反対する論考、同性婚への批判的な論考が並ぶ。 伊藤氏の主張その伊藤氏は同センターの機関紙「明日への選択」(2016年9月号)に「『三分の二』獲得後の改憲戦略」と題した論文を発表している。 その中に示
――もともとヨッピーさんはライターですが、今は広告に関わる仕事の割合がかなり大きいですよね。 多いですね。最近、ヨッピーは記事広告ばかり書いてるって言われたりして、本当に「クワァーーッ!」て思ってるんですけど。 まぁその「記事広告いっぱい書いてる」みたいな指摘自体は正しいんですけど、その理由についても知って欲しいなって思って。じゃあ、僕がなぜ広告記事を増やしたかというと、僕の中には大きな流れがあるんです。最近、僕がよく書いている記事広告を大きく分けると、二つ切り口があって、ひとつは「エンジニアの採用」で、もうひとつが「おでかけ・観光」なんです。もちろん他にもありますけど、最近増えてるのはこのふたつ。 この二つをなんで一生懸命やっているかというと、両方意味合いがありまして。ひとつめの「エンジニアの採用」については、以前、エンジニアのえらい人たちと話してた時に、みんな『エンジニアが足りない』っ
そう語るのは、若宮正子さんだ。御年82歳。彼女は、今年からプログラミング言語Swiftを学び始め、アプリをリリースした。 そんな実績が評価され、Appleがサンノゼで開催している開発者イベントWWDCに「サプライズスペシャルゲスト」として招待された。目をピカピカ輝かせてハッキリとかわいらしく話す彼女は、「マーちゃん」という愛称で呼ばれる人気者だ。 BuzzFeedは彼女に現地で会い、話を聞いた。どうしてプログラミングをはじめたの——? 母の介護をしている最中、出会ったインターネットに「翼をもらった」高校を卒業したマーちゃんは銀行に就職し、定年まで勤め上げた。 「私がある程度年齢を重ねてから『女性の社会進出』も好意的になりましたけど、確かに『女は家庭に』という風潮もありました。でも、私は自分に都合の悪いことは耳に入ってこないみたいで(笑)」 社交的な彼女にとって、仕事は楽しいものだったのだろ
タッチなど多くのアニメに出演してきた人気声優の三ツ矢雄二さん。 今年1月にゲイだとカミングアウトして注目を浴びた三ツ矢さんが4月29日夜、国内最大のLGBTイベント「東京レインボープライド2017」のオープニングレセプションで、「カミングアウトに至った経緯」を語った。 三ツ矢さんは式典の乾杯挨拶で、次のように述べた。 「人は生まれてくる時にいろいろな個性を持って生まれてきます。でもそれは、その人にとって普通なこと。私は今年63歳になります。今年からカミングアウトしてゲイだって言った、と世間では捉えられがちですが…実は生まれついてずっと自覚しておりまして、周りには何も隠さずに生きて参りました。だから、声優業界で僕のことをゲイじゃないと思っている人は、一人もいないと思います(笑)」 「そのぐらい普通に過ごして参りました。ところが、テレビで『グレーゾーン』と言っていた時と、『ゲイ』と言った時に、
今月日本でも公開されたディズニー映画『モアナと伝説の海』。世界的なヒットとなっている「モアナ」をはじめ、「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」など、近年のディズニー映画は魅力的な女性キャラクターが活躍する作品が目立つ。なぜディズニーは、見る人たちを夢中にさせるキャラを生み出せるのか。その背景には、女性クリエイターの活躍があった。 2016年の夏、『モアナと伝説の海』の主役となるポリネシアの少女、モアナのイメージが公開された。そのとき、すぐに多くの人の目にとまったのが、ヒロインのがっしりした現実的な体つきだ。「意図的な試みだった。ひとつには、それまでとは違うヒロインにしたかったからだ」。共同監督のジョン・マスカーは、7月にBuzzFeed Newsにそう語っている。「アクションヒーローのようにしたかった」 マスカー共同監督はモアナの筋肉質な体を、過去のヒロインとの違いの象徴ととらえている
BuzzFeed Newsによるライムスター宇多丸インタビュー第2弾のテーマは「映画」。(第1弾はこちら) 映画コメンテーターとしても活躍する宇多丸だが、その名を一躍高めたのは「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(TBSラジオ、毎週土曜22時〜24時)での映画評論コーナーだ。 10年間での日本映画の変化から、若いユーザーへの思い、さらに“身内”に甘いとの自身への批判についても語った。 ——タマフル最大の人気コーナーといえば、映画評論コーナー「週間映画時報 ムービーウォッチメン」(旧ザ・シネマハスラー)です。この10年間での変化はありますか。 僕側の変化というより、日本映画の大作で、僕が辛辣に評するような作品は、確実に減っていますよね。 現に、興行収入1位でなおかつ超クソ!みたいな作品が、今はもう、あんまりないんですよ。そういうものが作られなくなったし、作ったとしても前のように
音楽、映画、アイドルなど週替わりで多彩な話題を送るエンターテイメント番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(TBSラジオ、毎週土曜22時〜24時)、通称タマフルが10周年を迎えた。4月22日にスペシャルウィークを控える同番組のパーソナリティーを務める「ライムスター」宇多丸をBuzzFeed Newsでは2回にわけてインタビュー! 第1弾では、番組の10年の変化や最大の危機、名物コーナー「サタデーナイト・ラボ」について聞いた。 ——タマフルが11年目を迎えました。番組スタート当初、ここまで続くと思われていましたか。 始めた当時は番組を終わらないようにすることしか考えていなかったです。 先の目標までは全く想像していなかったんですけど、同時に、やるなら後に名前が残る番組にしたいなとは思ってました。 でもよかったです。10年は山あり谷ありだったので。 ——10年間で変わらない部分、
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