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ブックマーク / www.fuze.dj (10)

  • みのミュージックと田中宗一郎が語る「2023年、ロックは復権するのか」

    2023年、ロックは復権するのか?」。このシンプルかつ巨大なテーマを語り合ってもらうのは、新旧かつ国内外問わずのロックを中心とした情報発信を続けるYouTubeチャンネル「みのミュージック」の「みの」さんと、FUZEではお馴染みの音楽評論家・田中宗一郎さん。 ロック不遇の時代と言われた2010年代の振り返りから、現状の認識、そしてこれからロックはどうなっていくのか? みのさんが経営する新宿・歌舞伎町にあるレコードバー「烏龍倶楽部」で語り合いました。 「日=ロック大陸」という構図と、コールドプレイ&マルーン5という“王者”──おふたりは、2010年代を通してロック音楽はどういう状況にあったと捉えていますか? みの:世界的な視野ではロックが不遇の時代だったかもしれないんですけど、邦楽シーンにおいては一番売れていたのがロックだったと思います。 田中:そうですよね。日はずっとロック大国だった

    みのミュージックと田中宗一郎が語る「2023年、ロックは復権するのか」
  • カルチャー雑誌/音楽雑誌は死んだ? 雑誌天国の90年代から20年、何が変わったのか?~90年代『ロッキング・オン』編

    MAIL MAGAZINE下記からメールアドレスを登録すると、FUZEが配信する最新情報が載ったメールマガジンを受け取ることができます。 利用規約、プライバシーポリシーに同意します。 登録する 90年代初頭にバブル経済は崩壊したとされるが、さまざまなカルチャーの商業的ピークは90年代後半にある。音楽CDの生産枚数/金額が頂点に達したのは1998年。そして、書籍・雑誌の発行部数が最高を記録したのは1997年だ(実売金額のピークは1996年)。つまり、90年代はフィジカル・メディアの最盛期。紙のメディアに関して言えば、ネットの格的な隆盛を目前に控えた、最後にして最大の「雑誌天国」の時代だった。 では、その「雑誌天国」から20年。カルチャー雑誌/音楽雑誌を取り巻く状況はどのように変わったのか? それにともない、作り手側の意識はどのような変化を遂げているのか? あるいは、そもそもの前提として「雑

    カルチャー雑誌/音楽雑誌は死んだ? 雑誌天国の90年代から20年、何が変わったのか?~90年代『ロッキング・オン』編
  • スパイク・リー『ブラック・クランズマン』のラストシーンから読み解く、2019年のDo the right thingとは?

    スパイク・リー『ブラック・クランズマン』のラストシーンから読み解く、2019年のDo the right thingとは?ARTS & SCIENCE 「ブルックリン共和国を代表して、この賞を受け取ります」 2018年5月19日、カンヌ国際映画祭で『ブラック・クランズマン』が実質的な2位であるグランプリに決まったときのスピーチを、スパイク・リー監督はこの言葉ではじめた。1位を意味するパルムドールは、是枝裕和監督の『万引き家族』が受賞。日の「システム」からこぼれ落ちてしまった人々が、手をつないで生き延びようとしたけれどどうしようもなく手を離した物語と、人種差別をする側の人々が法で守られているアメリカの歪んだ「システム」を糾弾する物語が、トップに並んだわけだ。私はカンヌ映画祭の傾向を語れるほどの知識はないけれど、政治性、社会性が強い作品が評価される時代に私たちは生きている、という事実は重く受

    スパイク・リー『ブラック・クランズマン』のラストシーンから読み解く、2019年のDo the right thingとは?
  • 合法大麻でアメリカがえらいことになっている。新世界を示す9つの証拠

    大麻学部、大麻ツアー、大麻投資。 人気ドラマ「グレイズ・アナトミー」でも患者にもらった大麻クッキーで全医師がハイになる場面があったり、アメリカでは大麻がもはや当たり前に語られています! 全米30州と首都で医療用または娯楽用の大麻が合法化され、カナダはウルグアイに続いて10月から完全合法化の国になるようですし、海外ではいま大変な勢いで大麻のメインストリーム化が進んでいます。 違法、違法と言っている間に技術も頭も手も世界についていけなくなっていた、な~んてことになるとナーセリー技術が神の日にとってはかなりの損失ですので、ちょっと日では考えられない現象を中心に今の米国の空気を伝えてみたいと思います。 1.首都DCに広まる大麻の香りまずワシントンDC。ここは市民の7割近くが賛成票を投じて大麻が合法化されました。 以来、街中では昼っぱらからマリファナの甘い香りがどこからともなく漂ってくるようにな

    合法大麻でアメリカがえらいことになっている。新世界を示す9つの証拠
  • 世界三大映画祭に日本人が行く。ヴェネツィア/カンヌ/ベルリンが後世まで人を映画漬けにできる理由

    映画に対してアンテナを張っていると、「カンヌ国際映画祭で話題沸騰!」「ベルリン国際映画祭で受賞!」といったように、メディアを通じて世界三大映画祭の名前を目にする時期が毎年来る。 だが、世界的な映画祭が今何をしているのか、どういう雰囲気なのか?といった、具体的な部分について詳細に語られることは少ない。 ひとくちに「三大映画祭」といっても、それぞれの映画祭で雰囲気からロケーションまで、すべてが異なる。そしてどの映画祭も非常に楽しいのだ! 世界中の映画ファンと業界人が一堂に会し、映画を共通言語にしてあれこれと議論を交わしたり、スクリーンの向こうのスターが目の前に現れる様はまさしくお祭だ。映画ファンにとっては垂涎モノである。そして、より多くの人に参加してほしいと考え今回この記事を書くにいたった。 参加条件や会場の様子、チケット入手方法について、実際に行ってきた順でもあるヴェネツィア→カンヌ→ベルリ

    世界三大映画祭に日本人が行く。ヴェネツィア/カンヌ/ベルリンが後世まで人を映画漬けにできる理由
  • 野村訓市が語る、盟友ウェス・アンダーソン監督の新作『犬ヶ島』制作秘話

    MAIL MAGAZINE下記からメールアドレスを登録すると、FUZEが配信する最新情報が載ったメールマガジンを受け取ることができます。 利用規約、プライバシーポリシーに同意します。 登録する 独特の世界観や審美眼でファンを魅了し続けるウェス・アンダーソンの新作『犬ヶ島』が、5月25日(金)より全国で公開される。前作『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)でアカデミー賞9部門にノミネートされた監督による待望の新作は、『ファンタスティックMr. FOX』(2009)以来となるストップモーションアニメーション(=静止した物体をコマ撮りして制作するアニメーション)。舞台は近未来の日で、日をこよなく愛する監督が黒澤明や宮崎駿の作品などから得たインスピレーションが随所に詰め込まれている。 公開を数週間後に控えた5月某日、FUZEは作で原案とキャスティングディレクターを務めた、監督の長年の友

    野村訓市が語る、盟友ウェス・アンダーソン監督の新作『犬ヶ島』制作秘話
  • 映画『ブラックパンサー』は本当に傑作なのか?ーーブラック・ライヴズ・マター以降/トランプ政権誕生以降の「ブラック・コミュニティ発ドラマ表現」を巡って

    19 #海外ドラマは嘘をつかない映画『ブラックパンサー』は当に傑作なのか?ーーブラック・ライヴズ・マター以降/トランプ政権誕生以降の「ブラック・コミュニティ発ドラマ表現」を巡ってIDEAS LAB ここ数年、「ブラック・コミュニティ発の表現」はより力強さと輝きを増している。ケンドリック・ラマーを例に挙げるまでもなく、音楽の世界でラップ・ミュージックがメインストリームの覇権を握るようになったのは象徴的な出来事のひとつだが、「ドラマや映画といった映像表現の世界」においても、その隆盛は目を見張るばかりだ。ドナルド・グローバーが主演/脚を務めた『アトランタ』、音楽業界を舞台に現代のブラック・コミュニティの問題を炙り出した『Empire 成功の代償』、ブラック・カルチャー発の新たな女性ドラマ『インセキュア』など、重要作は枚挙に暇がない。 おそらくこの隆盛は、2014年に米ミズーリ州で丸腰の黒人が

    映画『ブラックパンサー』は本当に傑作なのか?ーーブラック・ライヴズ・マター以降/トランプ政権誕生以降の「ブラック・コミュニティ発ドラマ表現」を巡って
  • 庵野秀明と終わらない90年代。『シン・ゴジラ』を経てたどり着いた『旧エヴァ』という爆心地

    「日の90年代」の象徴90年代。それはデッドエンドの時代だったといっては乱暴だろうか? もちろん時代を一言で表現するのは乱暴にほかならない。しかし、戦後という時代が行き着くところへ行き着き、右肩あがりの成長や発展は終わりを迎えた。そして一部の人間はその成長の土台に無数の犠牲や屍が転がっていたことに気づき、打ちひしがれた。そんな時代である。これも一側面ではあるだろう。 「我々」の文脈で言うならば、それはNirvana(ニルヴァーナ)「Nevermind(ネヴァーマインド)」を中心とした「最後」のロックンロール・リバイバルが、フロントマンであるKurt Cobain(カート・コバーン)の自殺によって急速に収束した時代。そしてRadiohead(レディオ・ヘッド)のThom Yorke(トム・ヨーク)が報われない恋を世界の終わりかのように嘆く「Creep(クリープ)」で共感を得たのち「OK C

    庵野秀明と終わらない90年代。『シン・ゴジラ』を経てたどり着いた『旧エヴァ』という爆心地
  • 黒船Spotifyが日本の音楽文化を救う? 田中宗一郎インタビュー

    世界最大のストリーミング・サービスであるSpotifyが日でのサービス開始を発表してから一年弱。Apple Musicが先行し、それ以上にCDのマーケットが根強く残るこの国においては、まだまだ市民権を獲得したとは言いがたい状況だ。しかし、レディオヘッドやニール・ヤングといったアーティスト・サイドからの反発がありつつも、ポップ・カルチャーにおける何度目かの産業革命は確実に進行しつつあり、その波が10年遅れでここ日にもいよいよ到達してきたことは間違いない。では、ストリーミング・サービスは音楽にとって敵なのか? 味方なのか? 現在に至るまでの国内外の音楽メディアの歴史を踏まえて、このタイミングでそれを今一度議論することは、十分意味があると言えよう。そこで、かねてより「文化は産業を変えないが、産業は文化をドラスティックに変えてしまう」という持論の持ち主であるThe Sign Magazineの

    黒船Spotifyが日本の音楽文化を救う? 田中宗一郎インタビュー
  • コーチェラ・フェスティバルで、誰も知らないハンス・ジマーが見えるかもしれない

    レディオヘッド、ビヨンセ、ケンドリック・ラマーをヘッドライナーに迎える、2017年の「コーチェラ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival)」。出演者の中に、一際目立つ存在があった。それは、数々の大作映画のサントラを手掛け、あらゆる映像賞を獲得してきた、ドイツ映画音楽作曲家ハンス・ジマーの名前だった。 Just announced! Hans is bringing the #HansZimmerLive tour to @coachella on Sunday April 16 & 23! pic.twitter.com/5mLOkHL32t — Hans Zimmer (@RealHansZimmer) January 3, 2017 映画界では知らぬ人はいない、大御所ハンス・ジマーは、成功が難しいハリウッドで、80年代後半から

    コーチェラ・フェスティバルで、誰も知らないハンス・ジマーが見えるかもしれない
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