気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン ルールを守ることを非難されるいわれはない 旧ソ連から独立した後、エストニアは西側の一員となることに力を注いできた。NATO(北大西洋条約機構)や有志連合(米国とともにイラク戦争に参加した国々)、EUに加わった。独立後、初代首相となったマルト・ラール氏は、よくこんな話をする。首相になるまでに読んだ経済関連の本は1冊だけで、それはミルトン・フリードマンの「選択の自由-自立社会への挑戦(Free to Choose)」だった。 エストニアは開かれた効率的な国で、通信環境も整備されている。世界銀行は、事業活動が容易な国を並べたランキングにおいて、エストニアを183カ国中24位に位置づけている。エストニア語はフィンランド語に近く、フィンランドとスェーデ