発達した低気圧の影響で、北海道は27日未明から猛吹雪となり、室蘭市などで約5万6000戸が一時停電した。登別市では送電線の鉄塔が倒壊。北海道電力によると、復旧には3日程度かかる見通しで、同市など6市町は暖房などを使えなくなった住民向けに避難所を設置した。道は災害対策連絡本部を設置し、自衛隊に災害派遣を要請した。 【強風で大木も根こそぎ…】写真でみる猛吹雪の北海道 札幌管区気象台によると、風や雪は北海道南部を中心に朝から強まり、最大瞬間風速はえりも町襟裳岬で42.1メートル、室蘭市で39.7メートルを記録。降雪量は同午後4時までに札幌市南区小金湯39センチ、伊達市大滝38センチを観測した。 停電は鉄塔倒壊のほか、強風や雪の重みの影響で送電線同士が接触したためとみられ、登別や室蘭のほか、伊達市や洞爺湖町などの一部で広範囲に発生。室蘭市の市立室蘭総合病院などは自家発電に切り替えるとともに外