NTTコムウェアは、11月にサービス開始した「排熱式データセンター」を報道陣に公開した。PUE(Power Usage Effectiveness)1.02というきわめて高いPUE性能を誇る同データセンターの秘密は、贅を尽くしたハイテク設備ではなく、低価格な汎用品を組み合わせたDIYな取り組みであった。 リノベーションでPUE1.3を実現してきたNTTコムウェア 排熱式データセンターは、チラーなどの冷却装置を一切使用せず、ICT機器から発生する熱を屋外に排出する外気冷却方式を採用するデータセンター。消費電力の大きな部分を占める空調機器の電力を削減することで、省エネを極限まで追求しているのが特徴だ。1年の実証実験を経て、11月にサービス開始されたばかりの排熱式データセンター建設の背景や歴史について、NTTコムウェア サービス事業本部 SmartCloud推進部門 部門長 尾西弘之氏が説明した