情報流通構造調査 筆者が在籍している電通パブリックリレーションズ(電通PR)では、2009年から「情報流通構造調査」と称した調査活動を行っています。これはインターネット上でどのような情報がどのような経路をたどって伝播/拡散しているのかを調べるもので、5回目となった2013年に、はじめてその内容の一部を公開しました。 その内容は電通PRのWebサイトにも掲載されていますし、いろいろなメディアで報道されている通りですので、ここでは深く取り上げないことにして、今回はこの調査を少し変わった視点から切ってみたいと思います。 関連記事 第1回 PR業界人の悩み――成功パターンが崩壊したいま、僕たちが考えること ITの普及は消費者を取り巻く情報環境を一変させた。企業PRの観点からすると、このような環境変化は良かったのか、悪かったのか……。マスメディアを中心としたPR戦略の基本パターンが崩壊し、新しい時代