東京裁判について「ろくに弁明の機会も与えられなかった不当な裁判だ」と主張する連中は、さぞかしジハーディ・ジョンの無裁判処刑に声を上げているのだろうと一瞬思ったが、勿論そんなことはこれっぽっちもなかった。
「~であるはずなのにそうでないから虚偽」論法はネット右翼が好む典型的なものの一つです。「強制連行されたのなら/虐殺されたのなら戦後日本人への暴動が起きるはず」「戦況が悪化しているのに呑気に兵が日記を残すはずがない」というように。http://t.co/aouQnwuVBi
日本政府だけではない。例えば「被爆者差別」で少し検索するだけでも、原爆被害者がこの社会でどう受け止められてきたかが分かるだろう。彼らをこれまで一貫して傷つけ続けてきた社会を不問に付したまま、とにかく「BBC批判だけやりたいのだ」と言わんばかりの主張は、正直、僕の理解を超えている。
ところで。「歴史修正主義の表現の自由を守れ」と躍起になって主張していた某ポストモダンな評論家は、それと同じ理屈で「ポルノ表現の自由を守れ」とは言わないのだろうか?
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