ここ数日、高校野球の県大会決勝で、エース投手を起用しなかったことについて、賛否両論が巻き起こっている。エース投手の所属高校には、多数の苦情が寄せられたそうだが、こうした「否定的な」反応は、野球評論家・張本勲氏によるテレビ番組での発言にも象徴されており、非常に問題があると感じている。 張本氏は、7月28日の「サンデーモーニング」(TBS系)の「週刊・御意見番」コーナーで、司会者から、登板によるケガの可能性について言及されると、「けがを怖がってたんじゃ、スポーツやめた方がいいよ。(けがをするのは)みんな宿命なんだから、スポーツ選手は」と発言したという。 これに対して、シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手は、選手の未来を守るものだと、登板回避を評価した。また、張本氏の担当するコーナーについても、「消して」ほしいと苦言を呈している。 筆者も、張本氏の上記の発言には、大きな危機感を抱いている。 筆者は