夏本番。夏というと、世界の2大スポーツイベントであるFIFAワールドカップやオリンピック(夏季)で繰り広げられた名シーンを思い出す。10年以上さかのぼるが、シドニーの地で颯爽と1位でオリンピックパークの中をかけ抜けゴールのあるスタジアム・オーストラリアを目指す高橋尚子選手を偶然目にした。偶然というのは、オリンピックを観戦していたのではなく、当時ボランティアとしてシドニーオリンピックに参加していたからだ。 実はオリンピックを陰で支えるボランティアの数は大変多く、シドニーオリンピックには5万人、前回のロンドンオリンピックでは6~7万人が参加したという。そのボランティアスタッフは夏の日差しの強い中、神経を使う仕事につきながらも、誰しもが自分の仕事に誇りを持ち、楽しんでいるように見えた。きっと読者の中にも、オリンピックやワールドカップなどで誇らしげに働くボランティアに遭遇した経験を持つ人もいるだろ
![五輪ボランティアスタッフに学ぶ、従業員満足度と顧客満足度の連係。(葛山智子)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dcf71af9cd1f8efe51a7ea02bf632ccfc8500be1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fe%2Fe%2F-%2Fimg_eec5698f2cf7ea2154b2cabc86ab31cf353527.jpg)