ピョートル一世が推進した海洋大国ロシア 大北方戦争とは、バルト海沿岸地域を支配する大国スウェーデンと、反スウェーデンの軍事同盟諸国との戦争です。 反スウェーデン連盟の主力はロシア、デンマーク、ポーランドで、これらの国々はバルト海沿岸のスウェーデン領土の獲得や軍事的脅威の排除を目指して戦いました。 この戦争に敗れたスウェーデンは地域大国の地位から後退します。代わりに、大帝と称されるロシアのピョートル一世が帝国ロシアの礎を固め、北方の大国として君臨する契機となりました。 PR 1. スウェーデンの覇権の拡大 三十年戦争を機に地域の軍事大国となったスウェーデンは、17世紀中頃までにバルト海沿岸に領土を広げ「バルト帝国」を形成していました。 The Creative Commons Attribution 3.0 Unported license. Work by Memnon335bc 1654