みなさんは月の裏側を見たことがあるだろうか? 恐らくほとんどの人がないだろう。それもそのはず、月はその自転周期と公転周期が同じなため、常に同じ面を地球に向けているのだ。よって、地球から月の裏側を普段見ることはできず、その撮影に長年科学者たちは挑戦してきた。 そして今回、NASAの無人月探査機「Lunar Reconnaissance Orbiter(以下、LRO)」が、最も鮮明な月の裏側写真を撮ることに成功した。この写真は何千枚もの写真を貼り合わせてできたものであり、1ピクセルあたり100m×100mの解像度だという。 実は、月の裏側が初めて人々の目に触れたのは、1959年ソ連のルナ3号がその撮影に成功した時なのだが、今回の写真は今まで撮影された中でも、最も詳細に月の裏側を写し出しているとのこと。 しかしこれでもまだ、すべての画像を公開しているわけではなく、LROに搭載されているカメラで月