日銀は15日に開いた金融政策決定会合で、ゼロ金利政策の維持を全会一致で決め、追加金融緩和の実施は見送りました。 これに伴い公表された「当面の金融政策運営について」には次のように記されていました。 当面の金融政策運営について 1.日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、次回金融政策決定 会合までの金融市場調節方針を、以下のとおりとすることを決定した(全員一致)。 無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0〜0.1%程度で推移するよう 促す。 2.海外経済は全体としてなお減速した状態から脱していないが、緩やかながら改善 の動きもみられている。国際金融資本市場では、欧州債務問題を巡る懸念等から、 神経質な動きが続いており、当面十分注意してみていく必要がある。 3.わが国の景気は、復興関連需要などから国内需要が堅調に推移するもとで、緩や かに持ち直しつつある。公共投資は増加してい