豊洲市場に関する東京都議会の調査特別委員会(百条委員会)で18日、都の担当責任者だった元市場長4人らへの証人喚問があった。元市場長は東京ガスとの土地取得交渉の妥当性を説明したが、質疑からは、都が東ガスとの合意を最優先し、交渉を急いだ姿勢が浮かび上がった。19日に初期(00~01年)の交渉役だった浜渦武生元副知事、20日に石原慎太郎元知事の喚問がある。 「免責、のまないと永遠に合意無理」汚染対策費 「(東ガスから)『これ以上の負担がないことを明確に』という要求があった。のまないと永遠に合意できないだろうと(考えた)」 岡田至・元都中央卸売市場長は在任中の2011年3月末、東ガス側と結んだ市場用地の土壌汚染対策費に関する協定について証言。将来の新たな対策費を東ガスが追加負担する「瑕疵(かし)担保責任」を都が免じた理由を説明した。 都は法令を大きく超す汚染対策の実施を決め、経費586億円の一部負
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