ワクチン接種を実施した医療機関から自治体に送られる予診票=2022年9月15日午後6時9分、遠藤浩二撮影 新型コロナウイルスのワクチン接種記録について、東京都小平市と千葉県我孫子市が国が法令で定める保存期間(5年)を独自に延長したことが両市などへの取材で判明した。小平市は30年、我孫子市は10年とした。過去の薬害では、医師の診療記録であるカルテの廃棄が救済の壁となったケースもあり、両市はワクチン接種で将来、健康被害が発生するような事態になった場合に備えての措置と説明している。 厚生労働省によると、市町村は予防接種法施行令に基づき、接種を受けた人の住所、氏名、生年月日、性別、接種実施日などを記載した「予防接種台帳」を作り、5年間保存しなければならない。国の「ワクチン接種記録システム」(VRS)が接種券から読み取ったデータや、接種を実施した医療機関から自治体に送られる「予診票」の情報が台帳の元
![関東の2市がコロナワクチン接種記録の保存期間を延長した理由 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f2026d834d9a124eda64bfe603def435af3e21b9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2022%2F09%2F22%2F20220922k0000m040323000p%2F0c10.jpg%3F1)