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人類学に関するBasilio_IIのブックマーク (13)

  • 「ブルシット・ジョブ」著者が遺作で切り込んだ相手

    「ポップ人類史」を根から批判 『万物の黎明』のひとつのもくろみは、ユヴァル・ノア・ハラリやジャレド・ダイアモンド、スティーヴン・ピンカーなどのベストセラーの著者たちのテキスト、いわゆる「ポップ人類史」を根から批判することにある。かれらへの言及と批判は、書の随所にあらわれる。 かれらのほとんどが、人類学にも考古学にも門外漢である。しかし、かれらは人類学や考古学の領域でのめざましい近年の発見をつまみぐいしながら、旧来のパラダイムに巧みに適合させた著作を書いている。そしてそれによって人は、世界の見方を揺るがせにすることなく、新奇な発見をたのしむことができる、と。その批判は、辛辣である。 「わたしたちの議論展開に性急さのようなものが感じられるとしたら、その理由は、現代の著述家の多数が、ホッブズやルソーといった啓蒙時代の偉大な社会哲学者の現代版はわれなりといった風情で、おなじ壮大な対話を(ただ

    「ブルシット・ジョブ」著者が遺作で切り込んだ相手
    Basilio_II
    Basilio_II 2023/09/25
    "『万物の黎明』のひとつのもくろみは、ユヴァル・ノア・ハラリやジャレド・ダイアモンド、スティーヴン・ピンカーなどのベストセラーの著者たちのテキスト、いわゆる「ポップ人類史」を根本から批判することにある"
  • なぜ人は「男性は狩猟、女性は採集」を信じてしまうのか…約8割の狩猟採集社会で女性は狩りをしているのに 狩猟採集民は一人ですべてこなすオールラウンダー

    「男性は狩猟、女性は採集」という説が流布したのはなぜなのか。名古屋学院大学教授の今村薫さんは「『男は仕事、女は家庭』という固定観念は、戦後、日経済の高度成長とともに形成されたもので、歴史的に日の浅いものであるといわれる。しかし、この近現代の産業社会における女性の位置づけを相対化することなく、時空間を超えた唯一の真実であるかのように考えたことが、『男は狩猟、女は採集』という定説に縛られてきた原因だ」という――。 文明人の都合でさまざまに語られてきた 「男は仕事、女は家庭」という現代社会の性別役割分業について、しばしば次のように言ってこれを擁護する人がいる。このような分業は太古の昔からおこなわれてきたことである。現在の狩猟採集民は、社会的分業や社会的階級が最も少ない社会であるが、この社会においてさえ、「男は狩猟、女は採集」という性別分業が見られる。人類の祖先も、男は子を養うために遠くまで狩

    なぜ人は「男性は狩猟、女性は採集」を信じてしまうのか…約8割の狩猟採集社会で女性は狩りをしているのに 狩猟採集民は一人ですべてこなすオールラウンダー
    Basilio_II
    Basilio_II 2023/08/04
    Man the hunterとWoman the gathererって特に道具の使用が人類の進化にどう関係しているのかという問題じゃなかったけ?
  • Men hunt and women gather? Large analysis says the long-held idea is flat-out wrong

    Basilio_II
    Basilio_II 2023/07/02
    Woman the Gatherer"(Yale University Press, 1983)は女性の役割を重視したMan the Hunter(Aldine, 1968)の反論だったが、かえって、硬直したジェンダーロールを強化した面もあると。
  • 古代ゲノムから見たサピエンス史 - 株式会社 吉川弘文館 歴史学を中心とする、人文図書の出版

    発掘された人骨から取り出した、DNAの遺伝情報を分析する古代ゲノム学。絶滅生物のDNAを追った創成期や、ネアンデルタール人のゲノム解析で明らかになった複雑な人類の進化史を解説する。縄文人ゲノム解読で分かったその系統など、日における最新の研究成果も紹介。未知の人類デニソワ人の復元にも触れ、古代ゲノム学の今後を展望する。 古代ゲノム学の夜明け―プロローグ/絶滅生物のDNAを追う(DNAは残っているのか?/先駆者達の絶妙なアイディア/DNA分析を考古遺跡へ持ち込む/失態・問題・困難の表出)/古代ゲノムが書き替えたサピエンス史(「サピエンスに起こった認知革命」という仮説/サピエンス前史/アフリカ単一起源説をめぐる論争/決定打が放たれた/ゲノムの時代/書き替えられたサピエンス史)/日列島にたどり着いたサピエンス(サピエンス古代ゲノムの進展/日列島のサピエンス史/縄文人のゲノム配列を読む/南or

    古代ゲノムから見たサピエンス史 - 株式会社 吉川弘文館 歴史学を中心とする、人文図書の出版
  • 法人類学のパッシオネス~『人を知る法、待つことを知る正義』刊行後に考えたこと~

    哲学・思想、社会学、法学、経済学、美学・芸術学、医療・福祉等、人文科学・社会科学分野を中心とした出版活動を行っています。 昨秋刊行した石田慎一郎さんの『人を知る法、待つことを知る正義』が、第21回日法社会学会奨励賞と2020年度アジア法学会賞(研究奨励賞)を受賞しました。書は、ケニアをフィールドにずっと調査、研究をしてきた著者が、そのすべてを注ぎ込んだ著作です。その内容がこうして評価されたことは、このうえなく喜ばしいお知らせでした。今回の受賞にあわせて、石田さんがエッセイを寄稿してくださいました。自著刊行後に出会った先行業績から振り返る自著、どうぞ味わってください。[編集部] いま、いま、いま、いま、それがいまなのです!(Naandî, naandî, naandî, naandî…nî naandî!) これは、2019年8月にケニア中央高地の農村にて、48年前の実母の遺言をようやく

    法人類学のパッシオネス~『人を知る法、待つことを知る正義』刊行後に考えたこと~
  • 作品社|科学の人種主義とたたかう

    アンジェラ・サイニー 東郷えりか訳 体 2,700円 ISBN 978-4-86182-810-2 発行 2020.5 【内容】 「白人は非白人より優れている」「ユダヤ人は賢い」「黒人は高血圧になりやすい」――人種科学の〈嘘〉を暴く! 各紙でBook of the Yearフィナンシャル・タイムズ/ガーディアン/サンデイ・タイムズほか多数。 「人種の差異〔……〕について、現代の科学的な証拠は実際には何を語れるのか、そして私たちの違いは何を意味するのだろうか?  私は遺伝学や医学の文献を読み、科学的見解の歴史を調べ、こうした分野の一流の研究者たちにインタビュー をした。そこから明らかになったのは、生物学ではこの問題に答えがでない、少なくとも完全にはでないということだった。人種の意味について理解する鍵は、むしろ権力について理解することにある。」(書「序章」より) 【著訳者略歴】 アンジェラ

  • 『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 農業の優越性という神話、国家の形成をめぐるパラドックス - HONZ

    『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 農業の優越性という神話、国家の形成をめぐるパラドックス いまからおよそ1万年前、人類は農業を発明した。農業が生まれると、人びとは必要な栄養を効率的に摂取できるようになり、移動性の狩猟採集生活から脱して、好適地に定住するようになった。そして、一部の集住地域では文明が興り、さらには、生産物の余剰を背景にして国家が形成された──。おそらくあなたもそんなストーリーを耳にし、学んだことがあるだろう。 しかし、かくも行き渡っているそのストーリーに対して、書は疑問符を突きつける。なるほど、初期の国家はいずれも農業を基盤とするものであった。だが、人類はなにも農業を手にしたから定住を始めたわけではない(後述)。また、メソポタミアで最初期の国家が誕生したのは、作物栽培と定住の開始から4000年以上も後のことである。それゆえ、「農業→定住→国家」と安直に結び

    『反穀物の人類史──国家誕生のディープヒストリー』 農業の優越性という神話、国家の形成をめぐるパラドックス - HONZ
  • ビッグデータで定説覆る?──世界史は「神ありき」ではなかった(石田雅彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    神も人類が作り出したフィクションとすれば、人類に罰を与える神の誕生はいつだったのか。有史以前から人類が信仰心を持っていたことは考古学的な史料から明らかだが、人類は神による懲罰により集団をまとめていくための道徳的規範を作ったという仮説がある。つまり、神が最初で大規模集団が後ということだが、今回その仮説を覆す論文が出た。 世界の道徳的懲罰神を調査分析 悪いことをすると地獄に墜ちる、嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる──小さい子はよくこう脅かされるが、宗教的な懲罰が人類集団をまとめているのか、それとも人類集団が成立してから懲罰神信仰が生まれたのかは、人類学者や宗教学者の間で長く議論されてきた。 今回、日の慶應大学や英国のオックスフォード大学などの研究グループが、人類史1万年の記録(ビッグデータ)をデータベース化して人類がどうやって大集団の複雑な社会を作り上げることができたのかを解析し、その結果を英

    ビッグデータで定説覆る?──世界史は「神ありき」ではなかった(石田雅彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 東京大学学術機関リポジトリ

    Department of Integrated Biosciences, Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo It is important to reconstruct the breastfeeding and weaning practices in prehistoric populations, because it can produce valuable insights into the evolution of human life history and the past population dynamics. From the biological point of view, humans tend to wean their children earlier than mo

  • ゆりかごから墓場まで – 生物考古学が明らかにする江戸時代のあるおばあさんの一生

    生物考古学の発展 縄文時代や江戸時代など、過去の人びとの暮らしや生死を明らかにする研究分野というと、多くの方々は考古学や歴史学を思い浮かべるのではないでしょうか。そうした分野に加えて、生物考古学 (bioarchaeology)という研究分野があります。遺跡から出土した人骨や動物骨の形態を調べたり、DNAを分析したり、化学分析を実施したりなど、生物学や地球化学の手法を主に利用して、当時の人びとの生死、性、健康状態、集団構造など、考古学や歴史学上の研究課題に答えようとする分野です。 生物考古学の特徴のひとつは、そのアプローチの多様さです。ほかの分野の最先端の分析手法によって得られた知見を、考古学や文献史学の情報と組み合わせることで、従来の研究よりずっと鮮やかに、多方面から、過去の人びとの生き様を復元できるようになります。 今回、私たちは、同位体分析という手法を適用することにより、江戸時代の

    ゆりかごから墓場まで – 生物考古学が明らかにする江戸時代のあるおばあさんの一生
  • 縄文時代の離乳年齢 -離乳食の利用は離乳を早めたか?-

    蔦谷匠 理学研究科・日学術振興会特別研究員、米田穣 東京大学教授らの研究グループは、縄文時代後晩期の吉胡(よしご)貝塚(愛知県田原市)から出土した子供の古人骨を安定同位体分析することで、当時の離乳年齢を明らかにしました。 研究成果は2016年11月10日、エルゼビア社の国際学術誌「Journal of Archaeological Science」 に掲載されました。 研究者からのコメント 縄文時代の後には弥生時代が続きますが、世界の他の地域と同じく、稲作農耕を開始した弥生時代には人口が大きく増加したことが分かっています。研究の成果によって、土器と植物質物の利用は離乳年齢を短縮させないらしいことが分かりましたが、他の要因によって、農耕民では離乳年齢が短縮し、それによって出生率が増加したという可能性も考えられます。今後、弥生時代の離乳年齢を復元して縄文時代と比較することで、稲作農

    縄文時代の離乳年齢 -離乳食の利用は離乳を早めたか?-
  • 【PDF】DNAで知る日本列島集団の起源―アイヌ・本土日本・琉球人の成立―

  • [SUCRA] - リンネの人間論 : ホモ・サピエンスと穴居人(ホモ・トログロデュッテス)

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