メソサウルス (Mesosaurus) は、古生代ペルム紀前期に生息していた基盤的な有羊膜類。爬虫類と姉妹群の中竜目(英語版)に属する。属名は「中間のトカゲ」を意味する。まれに"水棲の恐竜"と呼称されるが[1][2]、これは不適切な表現である[3]。 全長約40cm - 1m。水中に適応した身体をもつ[4]。一度地上生活に適応した後、祖先の両生類の様に水中生活に戻ったグループの一つと考えられている。 頭蓋骨と歯 この生物は、長い吻部と眼窩付近に鼻孔を持つ頭蓋骨を持っていた。その顎には、最大の特徴である細かい針状の歯が多数生えていた。これらの歯は、1本ずつ歯槽(英語版)に収まっていたが、捕食するには脆弱であった[5]。化石の保存状態が良くないことからあまり詳細な形態は判明していないが、眼窩後部に下側側頭窓が存在していたらしいということが指摘されている。しかし、これが単弓類のものと相同であるか