LGBTという言葉も一般化し、多くの人が日常的に使うようになった。セクシュアル・マイノリティへの社会的認知は進んだと言えるだろう。 しかし、一方で「LGBTブーム」とも言える状況には弊害もある。ジェンダー・セクシュアリティ史の研究者であり自身がトランスジェンダーである三橋順子さんに、ブームの問題点とそれを乗り越えるための方策を聞いた。
![LGBTブームの課題とは? 三橋順子さんが指摘する光と影「人権より先に経済的側面が注目された」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/66d973b66b28f475657fe4de117dff8e7cb01cb7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F5c6359e23b000016046af823.jpeg%3Fops%3D1200_630)
*前編はこちら 「今、役に立つ知識は、すぐに時代遅れになり陳腐化していく」 森本:最近、リベラルアーツという言葉をよく聞くようになりました。企業の方からも「ぜひともリベラルアーツをやってくれ」と言われるようになっています。スティーブ・ジョブズはリベラルアーツが大事だと言いました。iPhoneのように「心を躍らせる」ものは、テクノロジーだけでは生まれないんだ、と。 出口:日本の企業が、グローバル企業の人たちと接するようになったことが大きいのではないでしょうか。僕はロンドン駐在を3年間、その後東京に戻って保険会社の国際業務部長を3年間やっていたのですが、グローバルな金融・保険業界の経営者や幹部と名刺交換すると、ほとんどがダブルドクターやダブルマスターなんです。日本の企業の人たちも、ようやくそれが大事だとわかってきたのでは。 森本:うちの大学は、戦後ずっとリベラルアーツと言ってきたんですが、最初
結局、「反知性主義」って何ですか? 森本あんり(神学者、アメリカ学者)×出口治明(ライフネット生命保険会長) (前編) 森本:僕はちょうど、トランプが大統領選で勝った翌日にニューヨークに行ったんです。トランプタワーの向こう側に用事があったので五番街を歩いていたら、もうデモの人でいっぱいでした。日本だったら、プラカードに書かれる文字は印刷された同じようなものですよね。 出口:そういえば、向こうのプラカードは手書きですね? 森本:はい。みんな自分で書いているんです。なんだか読みにくくてわかりにくいんだけど、よく見ると面白いことが書いてあって、日本とは違うなと思いました。 出口:僕の友人も、選挙当日アメリカのオハイオにいました。われわれの知っている人たちが行くのはみんな都市部でヒラリー派なので、結果が出た後はお通夜みたいだったと言っていました。 森本:本当にそうでした。大学関係者の集まりに行った
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