フジテレビの経営体制をめぐり、大株主の投資ファンドが親会社の新たな取締役の候補として、総合金融グループ「SBIホールディングス」の北尾吉孝社長を独自に提案する方向で調整していることがわかりました。 今後ほかの株主と連携する可能性もあり、株主総会に向けた動きが活発になりそうです。 アメリカの投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」は、関連する会社とあわせてフジテレビの親会社の株式の7%あまりを保有する大株主で、一連の問題を受けてフジ側が示した新たな経営体制に対して見直しを求めるなど、大株主の立場からたびたび会社に要求を突きつけています。 関係者によりますと、こうした中、この投資ファンドが6月に開かれるフジテレビの親会社の株主総会で、独自の取締役候補として総合金融グループ「SBIホールディングス」の北尾吉孝社長を提案する方向で調整していることがわかりました。 北尾氏は、かつてフジテレビの筆頭
