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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/kurokuragawa (3)

  • 「従属意識」のありか その2 - 玄倉川の岸辺

    “「従属意識」のありか”の続き。 どうしてBigBang氏や藤原新也、大江健三郎といった人たちの「小泉総理グレースランド訪問」批判がこんなに不快なのか考えてみると、どこかの国の文化を愛好することを「従属意識」や「○○コンプレックス」に結びつける安易さが嫌なのだった。 たとえば台湾の李登輝・元総統は22歳まで「日人」だった。親日派として知られる彼が日を訪問したとき日語で短歌を詠んだらそれは「日への従属意識の表れ」なのだろうか。 そんな風に考えるのは馬鹿馬鹿しいことだ。 ドイツのメルケル首相は旧東ドイツ地域の出身である。仮に彼女が少女の頃からソ連(ロシア)の映画スターのファンだとして、サンクトペテルスブルグサミットのついでにそのスターの記念館に行ってはしゃいだらそれは「ロシアコンプレックス」なのか。 そんなことを言うのは下らない。 もしそんなことを気で主張する者がいるとしたら、頭の悪

    「従属意識」のありか その2 - 玄倉川の岸辺
    BigBang
    BigBang 2006/07/20
    従属的意識を見つけて否定すると、そのことそのものが「従属意識だ」と言われてしまうわけで、それも何だかなーと思う。前のエントリーにもぶくましたけれど、「みっともない行為」と感じさせたのも事実。
  • 「従属意識」のありか - 玄倉川の岸辺

    左翼も右翼も大好きな「アメリカ従属論」。 私はあまり興味ないのだが、どうしても語りたい人は「政治的・経済的現実としてアメリカに従属している」ことと「強い従属意識を持っている」ことを分けて考えたほうがいいと思う。 BigBang: ギブ・コイズミ・チョコレート僕の幼い頃のアメリカは「ララミー牧場」であり、「ローハイド」であり、「コンバット」であり「奥様は魔女」であった。米国への圧倒的な憧れとまではいかない世代だが、それでもやはり、ホームドラマに映る米国一般家庭の卓や台所のまぶしさは、今でも忘れない。 給には臭い脱脂粉乳(GHQがかつて日栄養不良児童を救ったあの脱脂粉乳である)が並び、優勝するとJALパックの憧れのバッグが手渡されされる、クイズ番組のハワイ旅行はまるで月世界旅行のような扱いであった。 まして小泉首相である。 とは思う。 幼い頃、貧しい日の社会から見上げた圧倒的豊かな米

    「従属意識」のありか - 玄倉川の岸辺
    BigBang
    BigBang 2006/07/19
    自分のとこのぶくまにも書きましたが、要は思想性よりもセンスの問題だけだったのかなあとも思えてきました。
  • オープンソースの対話法 - 玄倉川の岸辺

    たしかずいぶん昔に読んだ司馬遼太郎の小説(「竜馬がゆく」とか「世に棲む日日」とか「花神」といった幕末を舞台にした小説のどれか)の「以下、余談として」部分に「維新の志士たちは相手が隣の家に住んでいても複雑な問題については会って話すより手紙を往復させることのほうが多かった」といったことが書かれていた。 いや、もしかしたら丸谷才一のエッセイだったかも。出典についてはちょっと自信がない。 それはともかく、幕末当時の日語はまだ不自由で、明治になってから作られた翻訳語(「科学」とか「経済」とか)も存在せず、抽象的な議論をするのはなかなか難しかった。自分の考えを明確に表現するためにはどうしても文語を用いて手紙を書く必要があった。結果として直筆の手紙がたくさん残されており、一級の歴史資料となっているという。 そのことを知った当時少年だった自分は、「昔の人はなんて筆まめなんだろう」「とても真似できないや」

    オープンソースの対話法 - 玄倉川の岸辺
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