ほんとに数ヶ月前の話だけど、某従来型メディア企業関係者から「君はヤフーのことをメディアって呼ぶけど、一般的な日本語ではヤフーのことはメディアって呼ばないよ」と言われたことがある。はあ?ヤフーをメディアって呼ばないんだったら、何がメディアだよ。 「メディアというのは自社で記者を抱えて報道する企業のことだ」とその人は言う。「ヤフーは他社からコンテンツを購入してくるだけ。自分たちで報道しないのでメディアではない」。 「でもコンテンツが買えなくなったり値段が高くなって、ヤフーが自分たちでコンテンツを作るほうが安いと判断すれば、間違いなく記者を中途採用して報道に乗り出しますよ」と反論すると「いや、そんなふうにはならないね」と突っぱねる。 あー頭が爆発しそうになる。 はい、証拠。 Talking Points MemoというブログメディアのAndrew Golisのブログをご覧ください。米ヤフーのニュ
なんだ、このタイトル。ほとんど釣り。 徳力さんが「『Amebaなう』はTwitterにとって、かなりの強敵になり得るんではなかろうか」とブログを書いていたんで、ツイッターで軽く突っ込もうかなと思ったんだけど、140字では書けそうもないので。 徳力さんとは真逆のタイトルでケンカ売ってるようにみえるけど、実は徳力さんの意見にはほぼ100%同意。ツイッターの利用者とは違う層を、Amebaなうは取っていくだろうし、日本ではツイッターよりも普及するのではないかとも思っている。 今はツイッターが世の中を変える的な論調が多く、僕も同様の主張をしている一人だけど、僕は必ず「ツイッター風の」という言葉を使っている。 それは、「つぶやき」や「現状報告」などの短いメッセージが、「地球の鼓動」になる可能性まであるというサービスを、ツイッターという民間企業1社のデータセンターにすべて収めるのは健全じゃないと思うから
▼よさを実感するには設定を英語に切り替えろ 時事ドットコム用にマイクロソフト本社にある「未来の家」を取材してくるようにいわれて、シリコンバレーからシアトル、レッドモンドにやってきた。それとは別に自分のプロジェクトとして、モバイル担当者とも取材を入れた。 数週間前から日本のMSの広報担当者とやりとりしてたんだけど、「検索は興味ないですか」と聞いてくる。そっけなく「ないです」>オレ。 でアメリカに来てからは、本社の広報担当者とやりとりしてたんだけど「検索のアポ入れといたよ」って。おいおい頼んでないよ。 でもまあ時間もあるし、聞いてみてもいいか。いろいろがんばってセットアップしてくれてるんだから、って感じで、Bing発表の当日に開発者にマンツーマンで話を聞いた。そうか、たまたま発表の日だったんで、プッシュしてきたんだな。でもこれって普通ならラッキーな話なんだろうなあ。 でBingの機能を
別の言い方をすれば、日本企業はどの分野で世界に貢献すべきか、どのような価値を創造していくことが世界的に見て意義のあることなのだろうか。 20世紀後半には、電機、自動車メーカーが価値を創造し、世界がその価値を認め評価した。世界に向けて価値を提供できた見返りとして、国内市場も豊かになった。 派遣切りなど今日の経済的、社会的問題の多くは、日本が世界を豊かにする価値を再び創造することで、解決の糸口が見つけやすくなるだろう。 工業化社会から情報化社会への移行期である今日において、日本が力を入れるべき分野とは何なのだろう。日本はどのような価値を創造すべきなのか。 次の本の方向性を決める上で、こんなことばかり最近は考えている。 最も変化が早く、しかも知的資産の投入が重要な分野こそ、先進国が集中すべき分野であるとすれば、日本が注力すべき分野はやはりデジタル情報産業であるということになる。 その
「毎朝駅まで妻を車で送っていっているんです。ラジオを聞きながら運転しているんですが『詳しくはwww.○○.co.jp/radio/infoまでアクセス』っていわれても、そんなの運転しながらメモれないでしょ」。株式会社フィールドシステム取締役の津久間孝成氏は、新技術の開発動機をこう語る。 長いURLをキーボードなどで直接入力せずにウェブサイトにアクセスする仕組みとして、QRコードはずいぶんと普及した。新しい携帯電話にはQRコードリーダーはまず搭載されているし、雑誌や名刺、ポスター、チケットなどにQRコードが印刷されてあるのもよく見かけるようになった。QRコードのようなURLの入力の簡単な仕組みを音で実現できないだろうか。津久間氏はそう考えたわけだ。 開発した「サウンドコード」という技術は、URLなどの文字情報を音声コードに変換し、それを携帯電話のマイクで受け取ってURLなどの文字情報に戻
「マーケティングは死んだ」と主張する人がいるというので、お話を聞いてきた。主張の主は、コミュニティーマーケティングのエイベック研究所の主任、瀬川憲一さん。 12年間、ベネッセコーポレーションで編集者、マーケティング 未来予測型マーケティングの限界。データベースマーケティング、定量データを分析し未来を予測し施策を打っていくという形のマーケティングの限界 そういうマーケティングは短期的には効率が上がったりするが、実際には会社として価値を生み出し、そこからまた新たな開発が始まり、それが大きな富を生んでいくというサイクルにはつながらない 従来型のマーケティングは多少は役に立つこともあるが、新規事業を進める際にはほとんど役に立たなかった。それよりも目の前で顧客から罵倒されるほうが、貴重な情報を得られた。 新規事業開発は、既存事業との利害関係の調整が必要。その中でこれまでのマーケティングデータはそれほ
» SNSの行方 トラックバック 流山発 ちょっと気になるWeblog 湯川鶴章さんの「湯川鶴章のIT潮流」で、とても興味深いテーマ「SNSブームは終息するのか−エイベック研究所武田隆氏」というのが取り上げられています。 SNSやブログなどデジタルなコミュニティを的確に言い表しているし、ビジネスモデルとしてどのようなアプローチをするべきかの視点で分析をされています。 「SNSは一元的な人間関係」というのは、思ってもみなかった考えだけど、妙に頷けるところがありますね。あと、コミュニティが硬直化するパターン、結局、最後は仲間内の連絡網になってしまうというのは、私の経験から言... 続きを読む (受信: 2006/05/15 23:32:03) » Blogを始めました。 トラックバック TKD Blog(東京タワーの近くで働く会社経営者の日誌) Blogを書き始めました・・・ って、みん
米国のネット界隈の有名人、Jason Calacanis氏が来日中だ。Calacanisは発音的には「キャラカナス」となるんだろうけど、日本語の分かるアシスタントのTylerさんに聞くと「カラカニス」と表記したほうがいいかも、ということでした。中を取って「キャラカニス」で行こうと思います。 そのCalacanisに取材する機会を得た。同氏の経歴についてはこちら(英文ウィキペディア)。 出版関係の仕事を経てweblog. incを立ち上げ、それをAOLに売却。weblog. inc.は、有力ブログを集めて1つの広告媒体にするビジネスモデルで、日本でいうとアジャイル・メディア・ネットワーク(AMN)のようなもの。 AOL売却後は、ネットスケープのサイト運営に関わったが、その後再び独立。今は人力検索エンジンのMahaloと、有力ITイベント「TechCrunch50」の経営に関わっている。人
ブログAd Innovatorで有名な織田浩一さんの会社Digital Media Strategiesが「欧米バーチャルワールド調査報告書~多様化するバーチャルワールド」をリリースしたというので、わたしのほうからもお知らせします。 サンプルPDFはこちらからダウンロード可能です。 「セカンドライフってダメになるって言ってたでしょ。ね、その通りになったでしょ」とうれしそうに書いているブログを時々見かけるけど、革新的テクノロジー、サービスに対する期待がバブルのように膨れ上がればいずれ弾ける、というのは当たり前のこと。インターネットやIT革命にもバブルが弾けた時期はあったけど、「IT革命なんて嘘っぱちだ」と今だに主張する人はさすがにいなくなった。 このレポートの中でも次のようなグラフが掲載されているが、3Dインターネットの本当の普及が始まるのはこれからなんだ。 今は「落胆の谷」から這い上がろう
ここ数年、メディアの未来について思いをめぐらせている。インターネットの普及でマスメディアはどうなるのか、ジャーナリズムはどうなるのか。『ネットは 新聞を殺すのか』(共著、NTT出版、2003年)、『ブログがジャーナリズムを変える』(NTT出版、2006年)などの本も書いてきたし、数多くの人 たちとこの問題に関して議論を繰り返してきた。 その中で気づいたのは、マスメディアを資金的に支える広告ビジネスの今後を理解せずにマスメディアの未来を理解するのは不可能だということだ。それからは テーマを広告に切り替えて取材を続けた。今日の広告の最先端の動きを『次世代広告テクノロジー』(共著、ソフトバンククリエイティブ、2007年)という 本にもまとめたりした。その後も、「今日の広告の最先端」の次にどのような動きが起こるのか、その新しい動きに乗り業界を牛耳ることになるのはだれなの か、ということを考え続けて
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