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ブックマーク / www.soshisha.org (40)

  • 大正大・東工大の教員と学生が来訪 - 一般財団法人水俣病センター相思社

    2020年1月29日、永野がこれまで2度講演させていただいている東京工業大学の、弓山先生が、以前教鞭をとっていらした大正大学の、先生や学生をつれて水俣・相思社においでになりました。 (東京工業大学では今年の4月も講演させていただく予定ですが、対象は学生のみです) 来られたみなさんは、次のような議論を経てから来られたそうです。 加害者/被害者との間の中間はあるのか。無いのであれば、加害者である我々は公害問題にどう向き合うべきなのか 相思社の活動を、どのように、第一世代の記憶が薄くなっていく世代に継承していくのか。今後の展望について。 患者の語りのデータベース化について。相思社として考えているのか 傾聴とは。永野さんが、傾聴する際に気をつけていることなど。 宗教について水俣病事件における、宗教の救いの力について。宗教者の働きの可能性について。

    Carnot1824
    Carnot1824 2020/01/30
    “加害者/被害者との間の中間はあるのか。無いのであれば、加害者である我々は公害問題にどう向き合うべきなのか”
  • 中止:3/8(日)緒方俊一郎医師と職員永野のトーク@名古屋 - 一般財団法人水俣病センター相思社

    *****中止となりました。取り急ぎお知らせします。***** 申し訳ございません。3月8日(日)の名古屋での水俣病講演会と検診会が延期となりました。この場を持っていただいたことで、東海に移住なさった患者さんたちが安心して暮らしをおくるお手伝いがしたい、皆さんに水俣病を伝えたいと思っていました。緒方俊一郎医師の検診を待っておられた患者さん、検診見学予定だったお医者さん、話を聞こうとしてくださった皆さん申し訳ありません。主催の主催の水俣病・東海の会、わっぱの会、水俣みかんの会の皆さんは多大な働きをしておられ、頭が下がる思いでおります。主催者側の清川さんとは「次回はもっと力を入れたものにしよう!」とかたい約束を交わしました。次回、がんばります! この間のコロナの報道を見ていると、これまでに起きた公害を思います。疑いのある患者のための検査機関やデータが一箇所にしか集まらないという報道を知ると、デ

    Carnot1824
    Carnot1824 2020/01/22
    “名古屋にて、熊本県相良村の医師で相思社理事の緒方俊一郎さんと相思社の永野によるトークライブ&セッションを行います。”
  • 機関紙「ごんずい」155号ができました - 一般財団法人水俣病センター相思社

    ごんずい155号を日12月13日発送いたしました。全国の会員の方には遅くとも1週間以内に到着すると思います。 お読みになりたい方には今号に限り謹呈いたしますので、お気軽にお申し込みください。 和気あいあいの発送作業 途中から宮崎県串間から来た熊ちゃんも作業に参加 今回の特集は なぜ私は、「ともに」水俣へゆくのか? です。 「まえがき」より 特集 なぜ私は、「ともに」水俣へゆくのか? この夏、35 度超えが当たり前のような気候の中、多くの人が水俣を訪れた。なかでも相思社が深く関わるのがゼミ合宿だ。合宿では、大広間がある集会棟や、個室が3つある宿泊棟を男女棟に分けて、布団を並べ寝起きする。風呂やトイレも共同で、一緒に事を作ってべる。一日中、相思社にいれば、水俣病歴史考証館の見学者や相談やお参りに来た人びとと出会い、散歩をすれば近所の住民との会話が生まれる。 合宿受け入れに備える私たちは、

    Carnot1824
    Carnot1824 2019/12/17
    “では、対する側はどうなのか。今号の機関紙「ごんずい」では、水俣に人を連れてやってくる大学の先生たちに、なぜ、「水俣にくるのか、ともに学ぶのか」をテーマに原稿をお願いした。”
  • 永野の韓国訪問記【浦項(ポハン)編】 - 一般財団法人水俣病センター相思社

    2019年11月2日(土)、韓国随一の工業地帯、浦項(ポハン)へ行きました。 浦項では2016年の6月頃、東海岸の都市を流れる兄山江(ヒョンサンガン)という川の河口付近で採れるシジミから韓国の基準値を超える水銀が検出されました。その後、付近の環境からも基準値を超える水銀が検出されています。韓国国内では大きなニュースになって、特に水産が盛んな地元浦項の市民は大きな不安を抱えているにも関わらず、浦項市など行政の対応は後手後手で、水銀発生源も突き止められていない、というのが当時の状況でした。MBCテレビの浦項支局では、市役所の背中を押す意味も込め積極的にこの問題を取り上げていましたが、かつて水銀汚染による大きな過ちを経験した水俣を取材するため、2017年6月に、水俣へやってきたのでした。「水俣病を繰り返さない社会をつくる」活動をしている相思社としては、状況を確認したうえで喜んで引き受けました。

    Carnot1824
    Carnot1824 2019/11/13
    “わたしたちは、「水俣病を二度と繰り返さない社会をつくる」ことを目的に活動を続けています。水俣と相似形の、現在進行中の水銀汚染に、目を反らしたくなりながら、一方で、見て考えて、伝えたい、と(略)”
  • 水俣病事件を歴史のなかで考証する - 一般財団法人水俣病センター相思社

    2019年9月27日、熊県民カレッジ「パレアミュージアム」にて葛西が「水俣病事件歴史のなかで考証する」というタイトルで講演をしました。 水俣病についての講演は「人権」とか「環境」とかいうテーマで依頼されることが多いのですが、今回は特にそういう限定がないので、普段できないけど当は一番したかったテーマの話をしてきました。 「水俣病を繰り返さない世の中をつくるために」活動をしている私たちですが、いったい水俣病の「何を」繰り返してはいけないのか。それはメチル水銀中毒事件だけではないはずです。では何なのかという話です。 私は、水俣病事件を資主義経済がもたらした災禍だと捉えています。それを通して近現代史を考証しますと、命が失われたり脅かされたりする様々な社会的な事件や現象が、水俣病と根っこが繋がって見えてくるのです。 これをうまくお話するのは大変難しいことですが、これからも試行錯誤しながら深め

    Carnot1824
    Carnot1824 2019/10/16
    “「水俣病を繰り返さない世の中をつくるために」活動をしている私たちですが、いったい水俣病の「何を」繰り返してはいけないのか。それはメチル水銀中毒事件だけではないはずです。では何なのかという話です。”
  • 自然由来重金属類評価研究会の方々を案内 - 一般財団法人水俣病センター相思社

    重金属の分析などの調査に関わる方々のフィールドワークで水俣病関連の場所を案内しました。普段は野山をかき分けて試料を集める仕事をされていると聞いたので、茂道では自然海岸に下り、市街地では水光社駐車場からチッソ/JNC正門まで歩く健脚コースになりました。 さすが専門家の方々で、風景や地図を見ては断層論議が始まり、埋立地の護岸工事について細かい質問が出ました。私は自然由来の水銀について主に火山から環境中に放出されていること程度しか知らなかったのですが、岩盤の切れ目から土壌に含まれる水銀が地下水に溶け出す事例や、水銀は蒸気になるため地下に存在すれば大気にも放出されるという解説などお聞きしました。もはやどちらが案内人なのか分からないくらいで、一緒に時間を過ごせたことに感謝です。 自然由来の水銀でも生態系への影響が心配される濃度になれば、暴露経路の遮断や除去などの対処が必要になりますが、水俣病のように

  • 10/27パレアミュージアムで講話 | 一般財団法人水俣病センター 相思社

    Carnot1824
    Carnot1824 2019/09/16
    “熊本県民カレッジ「パレアミュージアム」で相思社の葛西が講師を勤めます。 9月27日(金)14:00~15:30 くまもと県民交流館パレア 10階・会議室7 「水俣病事件を歴史のなかで考証する」 と題し(略)”
  • 土呂久 - 一般財団法人水俣病センター相思社

    土呂久(とろく)の公害患者で佐藤慎市さんの叔母の、佐藤アヤさんの歌を、時々読み返します。心を鷲掴みにされたようになります。決して彼女の存在を、彼女の苦しみを、彼女が生きたということを忘れないぞと思います。佐藤アヤさんの歌です。 ・我が疾病(やみ)を砒素中毒と切り離し低額迫る行政に泣く ・山咲の花も豊かな故さとに何時の日かえる土呂久の村よ ・夜の間にどんどん燃やす毒煙 土呂久の村は雲海の如く ・あれ程に煙害散らしおきながら害少しとうそぶく彼等 ・梅の香も未だ匂わぬ春浅く朝膳運ぶ手に力なし ・今一度生まれ変わりて来る時は汚染なき地に生を受けたし ・来世に我も嫁ぎてとなりて母ともなりてみたしと思う 写真は、土呂久山荘。アヤさんの甥っ子の佐藤慎市さんと川原一之さんが地域を案内してくださり、のマリ子さんが語ってくださり。夕飯にいただいた、慎市さんが捕らえたイノシシの味をいまも思い出します。その夜

    Carnot1824
    Carnot1824 2019/05/17
    “佐藤アヤさんの歌を、時々読み返します。心を鷲掴みにされたようになります。決して彼女の存在を、彼女の苦しみを、彼女が生きたということを忘れないぞと思います。佐藤アヤさんの歌です。”
  • 信濃毎日新聞社説 - 一般財団法人水俣病センター相思社

    二十歳の自分を思い出すことはほとんどありませんが、メールで届いた信濃毎日新聞の記事を読み、思い出しました。私はあれからも、小さな世界で小さなことを重ねながら生きています。記者さんの言葉は、そのことが、無駄ではないかもしれないと思わせてくれる。この活動が、広い世界のどこかで、血の通った誰かとつながっている、その誰かの存在を感じる記事でした。 二十歳の人たちを励ます内容だろうに、今の私を励ましてくれた記事でした。を読み、共振してくれたことも、嬉しいです。 私は、諦めません。 永野三智 1月13日 信濃毎日新聞社説 <成人の日を前に 足元で振動を起こそう> 熊県水俣市。不知火海を望む高台に「相思社」はある。 水俣病の被害者たちのよりどころとして設立されたこの施設で、職員の永野三智さんは訪れる人と向き合い、語る言葉に耳を傾けてきた。昨秋、出版された「みな、やっとの思いで坂をのぼる」は、その記

    Carnot1824
    Carnot1824 2019/02/07
    “作家の石牟礼道子さんはそんな永野さんに「悶え加勢すればよかとです」と話したという。一緒におろおろすることで、苦しんでいる人は少し楽になる。”
  • 日吉フミコさんがお亡くなりになりました | 一般財団法人水俣病センター 相思社

    水俣病患者支援の先駆者である日吉フミコさんが、日11月7日14時半ころ、老衰のため亡くなられました。103歳でした。 日吉さんは水俣市の小学校教員だった1963年、教え子を見舞った水俣市立病院で、胎児性水俣病患者を見舞う北星学園女子高校(北海道)の生徒と出会います。 水俣病の存在を知り、衝撃を受けた日吉さんは、「患者のために」と水俣市議に立候補、初当選を果たしました。水俣でははじめての女性議員だったのではないでしょうか。 水俣病事件に対して不誠実な議会で、市長に対して積極的に発言したことで二度の懲罰動議に発展しましたが、日吉さんはのちに、「名誉なことであった」と語っておられました。 日吉さんは68年1月12日、石牟礼道子さんらと初の患者支援組織「水俣病対策市民会議」を結成、会長に就任され、患者を支え続けました。 水俣病第一次訴訟勝訴後は、水俣病センター相思社設立に携わり、74年から89年

  • 『みな、やっとの思いで坂をのぼる』刊行 - 一般財団法人水俣病センター相思社

    「水俣病センター相思社」には、いまも新たな患者が訪ねてくる。「水俣病と認められたい」「でも、認められたくない」との相反する思いに揺れる人びとと膝をまじえてきた。その不安、苦しみ、迷いを伝える 水俣病患者相談のいまー永野三智:著/ころから出版 四六変形 248頁 2018.9.12発刊 相思社から買っていただくと、活動資金になるのでありがたいです。 ご注文は→こちら←からどうぞ 『特装版』¥2,916(手摺りシルクスクリーン+上製) 限定200部はこちら

  • クラウドファンディング達成しました - 一般財団法人水俣病センター相思社

    〒867-0034 熊県水俣市袋34 相思社・水俣病歴史考証館に来るには TEL 0966-63-5800 FAX 0966-63-5808 メールでのお問い合わせ・ご意見・ご質問はこちらまたはから プライバシーポリシー 相思社会員制度のご案内はこちら 【郵便振替口座】 口座番号:01990-8-25341 加入者名:水俣病センター相思社 ネットバンク等からのお振込みは、 ゆうちょ銀行 支店:199 当座預金 口座番号:0025341 名義:ミナマタビョウセンターソウシシヤ 【銀行振込口座】 口座番号:肥後銀行水俣支店(普)0244267 加入者名:一般財団法人 水俣病センター相思社 理事長 富樫貞夫

    Carnot1824
    Carnot1824 2018/07/13
    “クラウドファンディングでお願いを呼びかけていた「水俣病歴史考証館開館30周年記念改修プロジェクト」、7月12日、おかげさまで達成いたしました。”
  • 水俣病歴史考証館開館30周年記念改修プロジェクト - 一般財団法人水俣病センター相思社

    〒867-0034 熊県水俣市袋34 相思社・水俣病歴史考証館に来るには TEL 0966-63-5800 FAX 0966-63-5808 メールでのお問い合わせ・ご意見・ご質問はこちらまたはから プライバシーポリシー 相思社会員制度のご案内はこちら 【郵便振替口座】 口座番号:01990-8-25341 加入者名:水俣病センター相思社 ネットバンク等からのお振込みは、 ゆうちょ銀行 支店:199 当座預金 口座番号:0025341 名義:ミナマタビョウセンターソウシシヤ 【銀行振込口座】 口座番号:肥後銀行水俣支店(普)0244267 加入者名:一般財団法人 水俣病センター相思社 理事長 富樫貞夫

  • 石牟礼道子さんがお亡くなりになりました - 一般財団法人水俣病センター相思社

    水俣病センター相思社の設立メンバーである石牟礼道子さんが、2018年2月10日未明、亡くなられました。90歳でした。 1959年には、当時まだ「奇病」と言われた水俣病患者の姿に衝撃を受け、「悶々たる関心と控えめな使命感をもち、これを直視し記録しなければならぬという盲目的な衝動」に駆られ「海と空のあいだに」を執筆。『サークル村』、『熊風土記』に断続的に連載します。これが後の『苦海浄土』となりました。68年、水俣病第一次訴訟を支援する「水俣病対策市民会議」を発足するとともに、故・川輝夫さんらの原因企業チッソと対峙した自主交渉運動を支えるなど、徹底的に患者に寄り添いました。 73年、同じ苦海浄土がフィリピンの国際賞「マグサイサイ賞」に選ばれた際に受賞した際は、その賞金の全てを水俣病センター相思社の設立にあてました。その後も相思社の活動をこれ以上ないくらいに支え続けてくださった石牟礼さん、私た

  • 溝口秋生さんさようなら - 一般財団法人水俣病センター相思社

    水俣在住の溝口秋生さんが12日の未明に亡くなりました。あまり説明が必要無いかもしれませんが、溝口さんは40年ちかく母親の水俣病認定について闘い続け、2013年最高裁で勝訴し認定を勝ち取った方です。 2016年の5月6日自宅で転倒し骨折。それから長い入院生活となりました。最近は病院の事に少ししか手を付けないようになり、ほとんど残されていました。8月には痩せて二回りほど小柄になったように見えました。先週になると起き上がる体力も無くなり、点滴だけとなりました。週末、高熱が続き危篤状態となりました。でも11日の夕方から平熱に戻ったというので、私は峠を越えたとばかり思って安心していました。翌朝4時半ころ、息を引き取ったと連絡が入り呆然としました。少しはまた話ができるようになると思っていたので、あっけない幕引きに感じられました。 水俣に移住してからのおよそ7年間、私は溝口さんとごく自然につきあわせて

  • 離島の患者さんたちを巡った - 一般財団法人水俣病センター相思社

    離島の患者さんたちを巡った。最初に会った若い患者は「私たちはね、認定申請ば取り下げた。長い紛争に、争いごとば長引かせんように、国のためになればちいう一心のことやった。この気持ちば、汲んでほしか」。短い言葉の中に詰め込まれた無念の気持ち。どんなふうにして気持ちを汲めばいいのか。 次に訪ねた年輩の男性。「父ちゃんが昔、よう親に向かって『こん馬鹿が、な~んヨダレば垂らしよっとか』ち言いよったばってん、そういう父ちゃんも同じこつ、ヨダレ垂らして手ぇは震えて。土地が豊かなわけじゃなし、うもんは魚しかなかった。父ちゃんもじいちゃんも水俣病に間違いはなかった。昔はな、役場も漁協も『水俣病に申請しちゃならん』『患者ば出したらならん』ち言いよった。俺たちは、守った。この島で出た45人か50人の認定患者はみんな隠れて申請したやつやっか。熊大の学生たちが来て、そんやつらば説き伏せて。うちん親はじいちゃんは、役

    Carnot1824
    Carnot1824 2017/08/12
    これは重い。
  • http://www.soshisha.org/storage/20160708minamata.pdf

    Carnot1824
    Carnot1824 2017/08/10
    "いま、考える「私にとっての水俣病」~水俣病公式発覚から60年~ 2016年7月8日(金)19時~21時練馬区立勤労福祉会館2階会議室大主催:大泉で水俣について考える会"
  • 「兄山江の水銀汚染、水俣から学ぶ」取材協力 - 一般財団法人水俣病センター相思社

    5月のなかば、MBCという韓国テレビ局の方から電話がありました。話を聞くと、昨年の6月ころ、浦項(ポハン)という東海岸の都市を流れる兄山江という川の河口付近から高濃度の水銀が検出されたとのこと。 その後、河口の魚やシジミからも韓国の基準値を超える水銀が検出されたというのです。 韓国国内では大きなニュースになっており、とくに水産が盛んな地元浦項の市民は大きな不安を抱えているというのです。にもかかわらず、浦項市など行政の対応は後手後手で、今だに水銀発生源も突き止められておらず、具体的な対応策も今現在検討中なのだそうです。 MBCの浦項支局では、この問題になかなか腰を上げない行政の背中を押すために積極的にこの問題を取り上げてきましたが、今回、かつて水銀汚染による大きな過ちを経験した水俣を取材し、ニュース番組のなかで<兄山江の水銀汚染、水俣から学ぶ>というコーナーを放映したいと考えている。そのた

    「兄山江の水銀汚染、水俣から学ぶ」取材協力 - 一般財団法人水俣病センター相思社
  • 患者の集団検診 - 一般財団法人水俣病センター相思社

    今週末は患者の集団検診。 遠方から来られる方の電話での聞き取りは割りと大変。 当日は、8人か9人の聞き取りと検診をする。「8人か9人」というのは、まだ迷っている人がいるから。そんな迷えるおじいちゃんの話を簡単に聞く。 日曜日に初めてお会いするからまだ見ぬ人のおじいちゃん。特徴は、車いすということと、そして被爆者ということ。 10代終わりのあの日、原爆が落ちた。汽車に乗り、実家のある不知火海沿岸にようやく辿り着いたが自身も被曝していた。 生きることで精一杯だった。海で獲れるもので生きた。しばらくして、今度は水俣病がやってきた。 そんなおじいちゃんが、子どもさんの被害のことで相談。 「●●さん、申請されてください。だってこれだけ症状があって、これだけキツい思いをしてきたんだから」 「原爆手帳をもらったのに、水俣病の申請なんて申し訳なくてしきれまっせん。だけど我が子にだけは安心して生きてほしい」

    Carnot1824
    Carnot1824 2015/08/18
    "私のこの短い経験の中でだが、こんなケースは他にもあって。 「森永ヒ素ミルク中毒事件」で被害にあった50代の胎児性患者。 「淀川大気汚染」でぜんそくを持ち水俣の母の実家に連れ帰られて被害を受けた小児性患者
  • 【上映会】震災後の福島の高校生の声を聞く 2011-2015 - 一般財団法人水俣病センター相思社

    福島県立相馬高校放送局映像作品上映会のお知らせ 福島県相馬市にある相馬高校放送局は東日大震災以降、高校生の視点で震災を伝える活動を続けてきました。震災後の活動が評価され2013年には高校生として初めてJCJ(日ジャーナリスト会議)特別賞を受賞。今回の上映会では、相馬高校放送局が震災後に制作した作品群の上映を行います。 水俣では3回目の上映会開催になります。生徒たちの水俣訪問を編集した作品や、2015年に制作された新作も上映予定です。また今回上映予定の「ちゃんと伝える(2014年制作)」は、映画監督の大林宣彦氏に絶賛された作品です。元相馬高校放送局顧問・渡部義弘さんにお越しいただき作品の解説をしていただきます。上映会終了後には質疑応答・意見交換の時間もあります。 みなさまぜひ奮ってご参加ください。 告知用フライヤー1 告知用フライヤー2 【上映予定作品】 緊急時避難準備不要区域より/20