JR東日本、負債と配当の「2つの利回り」制御できるか 年内の利上げがあるのかないのか、日銀の金融政策の行方に注目が集まる中、東日本旅客鉄道(JR東日本)が「2つの利回り」と格闘している。1つ目が3兆7000億円に上る負債の金利のコントロール、2つ目は一向に上がらない配当利回りだ。 金利が1%変わると単純計算で支払利息は370億円変動する。これはKIOSK(キヨスク)や品川駅「ecute」(エキュート)などの駅スペース活用事業が稼ぎ出す部門営業利益(2007年3月期見通し320億円)を上回る。 JR東日本にとっては「事故・災害と金利動向こそが、中長期の計画の大きなリスク」(経営陣)。だからこそ、キャッシュフロー(現金収支)の充当だけでなく、期限前の債務の履行を銀行など第三者に引き受けてもらう「デットアサンプション」と呼ぶ手法を使うなどして、負債圧縮と金利引き下げにせっせと励んできた。
IC乗車券/電子マネーの最大勢力として、着実に広がるSuica電子マネー。今年夏以降は共用リーダー/ライターの大規模提携やモバイルSuicaアプリの大幅刷新、3キャリアへの供給体制も果たし、その普及・進化の速度は留まるところを見せない。 ここでは、JR東日本の鉄道事業本部Suica部次長山田肇氏にインタビューを行い、Suica/モバイルSuicaの現在と、今後の展望について聞いた。 バージョンアップ後にモバイルSuicaが急成長 もはや首都圏で、Suica利用者を見ない日はないのではないだろうか。駅改札口もしくは駅ナカや駅近くの店舗で、Suicaを使うのは日常的な風景になった。それもそのはず、Suica利用者は確実に増加している。 「Suicaの発行枚数は(カードと携帯を合わせて)1827万枚に達しています。そのうちモバイルSuicaは約20万で、全体のおよそ1%を占めるに至りました」(山
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