JR北海道は10日、ICカード乗車券「Kitaca」のサービス開始日を10月25日に決定したと発表した。サービス開始を記念した記念Kitacaも限定1万枚で販売する。 Kitacaは、あからじめICカードにチャージしておくことで切符を購入する必要なく乗車できるサービス。名称は「JR北(キタ)海道のICカード」から名付けられており、イメージキャラクターには空を舞う姿が改札を通過するカードを連想するとして「エゾモモンガ」が選ばれている。 カードは無記名Kitaca、デポジット(預かり保証金)500円と個人情報の登録が必要な記名Kitaca、定期券機能を搭載したKitaca定期券の3種類を用意し、記名KitacaおよびKitaca定期券は紛失時の再発行にも対応。2009年春にはJR東日本の「Suica」との相互利用および電子マネーサービスの開始を予定する。 すでにJR北海道ではKitacaのモニ
第三セクター高千穂鉄道(社長・内倉信吾高千穂町長)は8日、延岡市内で取締役会を開き、車両7両は解体処分とし、トロッコ2両については、有償譲渡先を見つける、ことなどを申し合わせた。 7両のうち5両は現在、屋外に放置されており、修繕費として1両につき600万円がかかると見込まれ、原則解体の方針。 一方、トロッコ車両については、03年に購入し、十分な耐用年数があることから、有償譲渡を前提にJR九州と協議する。困難な場合は、入札による売却や公的団体への無償譲渡なども検討するという。 これに対し、鉄道跡地で公園化計画を進める「高千穂あまてらす鉄道」の高山文彦社長は「公園化計画の中では、記念館構想もある。7両のうち建物の中で保管されている2両については、現状のまま保存して、有効利用させてほしい」と話した。【甲斐喜雄】
JR貨物は10日、排出ガスが従来型より30〜40%少ない国内初のハイブリッド式ディーゼル機関車を平成24年度から導入すると発表した。貨物駅構内の貨車入れ替えに使っている機関車DE10の後継として東芝と共同開発。22年3月までに試作機を製造し、試験導入する計画という。 従来型より騒音も大幅に減り、JR貨物の担当者は「環境に優しい鉄道を目指したい」と話している。 全国の貨物駅では現在、117台のDE10が稼働しているが、導入から平均34年が経過し、老朽化していた。 JR貨物は、長距離けん引用の電気機関車も将来ハイブリッド式に転換したいとしている。
大阪市営地下鉄中央線が、近鉄けいはんな線との相互直通運転の開始などで、昭和36年の開業以来初めて平成19年度決算で黒字(38億円)になったことが9日、わかった。仮に大阪府の橋下徹知事の構想通り、ベイエリアにある大阪ワールドトレードセンタービル(WTC)への府庁移転が実現すれば、「さらに収益アップにつながることは確か」(市交通局)としており、新たなドル箱路線への成長を期待している。 同市営地下鉄はニュートラムを含め9路線あるが、突出した稼ぎ頭の御堂筋線や谷町線の黒字で他線の赤字を補う形になっていた。 一方、18年度まで赤字が続いていた中央線は、18年3月に学研奈良登美ヶ丘駅まで開業した近鉄けいはんな線との相互直通運転がスタート。 臨海部の土地売却がやや進展したことも手伝い、3億円の赤字(18年度)から一気に黒字に。経営効率を示す経常収支比率も126・4%で、御堂筋線の195%には及ばないもの
第三セクター鉄道・秋田内陸線の存続策について、寺田典城知事と岸部陞・北秋田市長、石黒直次・仙北市長が9日、県庁で協議し、県と両市が負担している内陸線の単年度赤字を2012年度までに6000万円圧縮し、2億円とする方針を決めた。3人は先月18日にも存続の方向で一致しているが、赤字削減の目標額を具体的に年度を区切って定めることにより、12年度までの存続に合意した形。 内陸線の07年度の乗客は約44万人で、約2億6000万円の赤字。この日の協議は非公開で行われ、乗客を年間約60万人にまで増やすことにより赤字を圧縮することで合意した。 寺田知事は「できれば10年度に目標を達成し、最終的に1億5000万円にまで圧縮したい」とした。目標達成に向けた具体的な方策については、「今後、精査する必要がある」(石黒市長)として明らかにしなかった。ただ、仙北市議会が今後の財政負担を受け入れるか否かについて
北秋田、仙北の両市は9日、秋田内陸線を公有民営方式で運営するための法定の「秋田内陸地域公共交通連携協議会」を設立し、第1回会合を仙北市西木町のふれあいプラザ・クリオンで開いた。 会合に先立って、開いた設立総会では、協議会会長に岸部陞北秋田市長、副会長に石黒直次仙北市長、監事には小林康次郎(仙北市商工会副会長)、藤本忠(北秋田市観光協会会長)の両氏の就任を承認。これら4氏を含め、秋田内陸縦貫鉄道の役員、県、沿線各商工会などから委員計25人が選ばれた。 会合では事務局(北秋田市企画部)が▽民営化導入には自治体などが法定協議会を立ち上げ、国土交通省から事業計画の認定を受けなければならない▽計画の申請期限は今月12日▽来年3月までに5回の協議会を開く—などを委員に示した。
信越線(軽井沢−関山)開業120周年を記念して、長野県の第3セクター「しなの鉄道」は、JR東日本長野支社と共同で、保有する169系の電車を懐かしいオレンジとグリーンの「湘南色」に塗り替え、13日から来年3月まで復活運転させる。 往年の急行「信州」や「妙高」の姿がよみがえることで、しなの鉄道は「県内外の鉄道ファンなど大勢の人に楽しんでもらいたい」としている。 現在も走っている169系のうち1編成3両を再塗装。9月13、14日と10月11〜13日に長野−軽井沢間を臨時の「快速・リバイバル信州」として、ほかの日には定期列車や団体専用列車で走らせる。 初日は、しなの鉄道軽井沢駅でイベントを開くほか、主要駅で「リバイバル信州」の行き先案内板(2500円)を形式にちなみ169枚限定で販売する。
出雲の老電車、最後の花道 貸し切り運行10倍超(1/2ページ)2008年9月9日8時5分印刷ソーシャルブックマーク 夕暮れの宍道湖岸を走るデハニ50形=松江市「酔電」で、デハニ50形の車窓からの風景を楽しむ乗客ら=松江市 「デハニ50形」。一畑電車(出雲市)の現役車両の中で最も古い車両の呼び名だ。誕生から約80年。来春に引退を控えているが、ここにきて人気が沸騰。観光用の貸し切り利用は昨年の10倍以上にのぼり、映画への出演も決まった。残り半年も全速力で走りきる。 「カンパーイ」。午後7時前、乗客30人のビールグラスがかち合うと、デハニ50形(1両編成)は警笛を響かせ、松江しんじ湖温泉駅(松江市)を出発した。一畑電車が99年から夏限定で続けてきたビール飲み放題のイベント電車「酔電」だ。 イベントは毎年6月下旬から8月末まで。昨年の利用者は579人だったが、最後の運行となる今夏は予約があっという
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く