◆ふるさと鉄道保存協会・ワフ30037伊賀ワーキンググループリーダー ◇伊賀線存続に市民参加 一人一人ができるかかわりを 近鉄伊賀線(16・6キロ)が昨年10月、第三セクターの伊賀鉄道(三重県伊賀市)として再スタートを切った。近鉄時代からの赤字路線で一時、廃線への懸念が高まった。通勤通学の足として大きな役割を担っており、自治体の財政支援を受けることで一応の危機は脱した。しかし、黒字への転換は茨の道。「活性化には市民参加が欠かせない」と立ち上がったのが中盛汀さん。市民グループ「ふるさと鉄道保存協会 ワフ30037伊賀ワーキンググループ」を発足させ、地道な活動に取り組んでいる。【渕脇直樹】 ◇活性化企画を提案 --結成の狙いは。 中盛さん 01年ごろ、ふるさと鉄道保存協会(福岡市)の存在を知ったのがきっかけです。「伊賀線存続のため、やってみよう」と02年4月、前身の組織を立ち上げました。当初、
JR九州は26日、福岡県筑後市の鹿児島線羽犬塚駅で同日朝、宿直明けだった男性の駅員(30)が寝過ごし、快速など2本の上り列車に乗ろうとした乗客が切符を買えなくなるトラブルがあったと発表した。自動改札のゲートが開いていたため、乗客は列車に乗り遅れることはなかったという。 駅員は「無意識のうちに目覚まし時計を止めてしまった」と話しているといい、JR九州は「乗客に大変ご迷惑をおかけした。再発防止に努めたい」としている。 JR九州によると、駅員は26日午前1時半ごろ、駅の仮眠室に1人で就寝。午前5時50分に起きる決まりだったのに、寝過ごして5時58分に起床。6時すぎに窓口を開け、券売機の電源を入れた。当時、6時4分発の上り始発列車と後続の快速に乗ろうとした乗客約30人がいた。
0系、30日ラストラン 博多駅に連日惜しむファン2008年11月26日23時3分印刷ソーシャルブックマーク 0系新幹線がホームに到着すると、鉄道ファンたちでにぎわった=25日午後6時41分、福岡市博多区のJR博多駅、水野義則撮影 「団子っ鼻」で知られる初代新幹線0系が、44年の歴史に幕を下ろす。「夢の超特急」として高度経済成長を支えたが、新型車両が次々と登場。老朽化に伴い30日に営業運転を終える。12月に「さよなら運転」もあるが、JR博多駅(福岡市博多区)には25日夕も、別れを惜しむ鉄道ファンがホームに詰めかけた。 同駅に写真を撮りに来た同市城南区七隈5丁目、会社員井戸川義栄さん(26)は「ラストランの券は買えず残念。幼稚園のころ初めて乗り速くてびっくりした。やはり新幹線は0系。地域限定でも残してほしい」と話していた。 アサヒ・コムトップへニューストップへ
JR可部線の非電化区間だった可部〜三段峡間(46・2キロ)の廃止から30日で5年となる。一部で今も線路が残っており、ベッドタウンとして人口が増えた可部の先で復活への期待は高い。広島市も今年、同線活性化の協議会をつくるなど、「延伸」に前向きだ。安芸太田町では、JRから譲られた気動車の動態保存に鉄道ファンらが取り組んでいる。廃線跡を訪ねた。(福家司) 廃線跡は地元自治体に譲渡され、多くの線路は撤去された。だが現在の終点、可部駅(広島市安佐北区)から、1・3キロ先の旧河戸駅(同区)を経てさらに0・5キロ先の長井・荒下地区まで、さびついた線路が残っていた。 「住宅団地の多い河戸周辺の人口は増えている。電化して広島方面へ直通電車を走らせれば、採算は取れるはずだ」と、地元住民でつくる電化促進期成同盟会の平盛儀範会長(82)は言う。同盟会は94年に結成され、河戸駅までの電化に向けて、周辺の名所旧
福井鉄道福武線の本線から福井駅前電停へ延びる通称“ひげ線”。ここにえちぜん鉄道三国芦原線を低床式路面電車(LRT)化して乗り入れ、JR福井駅西口広場へ延伸する構想で、市のルート案に駅前の商店街側が反発、市民に問題提起する活動を始めた。交差点で交通渋滞を招くとして別のルート敷設を求めているが、費用が割高になる。中心市街地活性化に二人三脚で取り組んできた商店街の“反旗”に、市は苦慮している。 今月9日、福井駅前電停のある駅前電車通りを歩行者天国にして開かれた「冬の市」で、駅前5商店街も参加する「福井エキマエを考える会」が、延伸ルートについて「ちょっと待って。考え直すことも勇気ある行動」と見出しの踊るチラシを配った。 三国芦原線のLRT化は、北陸新幹線用の福井駅が国の意向で3階建てから2階建てへ圧縮された際に、2階に入る予定だったえち鉄が行き場を失ったため、三国芦原線を福武線へ回してJR
石井知事と石川県の谷本正憲知事が25日、金沢市内で会談し、2014年度の北陸新幹線の金沢延伸に伴い、JRから経営分離される並行在来線について、沿線自治体の負担を軽減するよう国の支援やJRの負担を求めることで合意した。 並行在来線について、石井知事は「並行在来線には補助制度などはない。合理的に経営しても、どうしても赤字になる。新幹線ができていいところをJRが取るのは不合理」と発言。これに対し、谷本知事は、JR側に運行データなどの開示を求めた上で「JRも含めて、3セクでも経営が可能な仕組みについて議論する場があっていい」と応じた。長野、新潟両県にも呼びかけ、連携して働きかけていく考えを示した。 会談ではこのほか、東海北陸道の全線開通を機に新たな旅行商品の提案など、広域域観光連携へ協力していくことなどを確認した。
JR九州は25日、全線廃止が決まっている第3セクター・高千穂鉄道(宮崎県延岡市〜高千穂町、約50キロ)のトロッコ列車2両を購入する、と発表した。宮崎地区の観光列車としてJR日南線を中心に、来年秋の運行開始を目指す。 2両は、高千穂鉄道が2003年3月に計約2億6000万円で購入。運行可能なため、同社は県内での活用を求め、JR九州に購入を打診していた。売却額は協議中という。 高千穂鉄道は、05年9月の台風14号で鉄橋が流失するなどの被害を受け、経営の継続を断念。今年12月28日で全線廃止となり、車両や施設の処分を進めている。
寺田典城知事は25日、第三セクター鉄道・秋田内陸線の存続を正式に決めた。態度を保留していた仙北市議会が同日、内陸線の再生計画の実現に向け最大限努力するとしたことを受け、定例会見で「この方向で進める。今後はどこまで営業成績を上げ、活用を進められるか考えていく」と述べた。県と北秋田、仙北の両市は今後、再生計画の中身を具体的に詰める。8億円規模の安全対策工事のスケジュールの検討も始める。 寺田知事は会見で「市議会の総意を確認でき、うれしく思う」と話し、公有民営方式の導入で両市が負うことになる駅舎などの維持費について「県も財政面でサポートしていく」とした。 仙北市議会はこの日、田沢湖庁舎で全員協議会を開いた。前向きな意見が相次ぎ、慎重論は出なかった。これを受け佐藤峯夫議長が市議会の意見を「再生計画実現に最大限努力する」と集約し、満場一致で承認された。市議会はその上で、赤字負担割合の見直しな
初代新幹線「0系」の定期運行終了が30日に迫り、明石市のJR西明石駅でも大勢の鉄道ファンや親子連れらが詰めかけている。0系の「こだま号」が同駅に到着するのは朝と深夜の上下計4本だけ。しかし、停車時間が長く、撮影ポイントにも恵まれ、「雄姿を焼き付けるには最適」と幅広い世代でにぎわう。特製駅弁も予想以上の売れ行きで、ラストランに向けて熱気はさらに加速しそうだ。 ■雄姿残す 25日午前8時23分。ライトをつけた「団子っ鼻」の先頭車両が見え、博多行き「こだま639号」がゆっくりと入ってきた。デジタルカメラやビデオカメラを手にした100人以上がどっと詰めかけ、「撮影会」が始まった。 鉄道ファンによると、後続列車待ちで、同駅では最長9分間停車。ホームに柵が設置されてないため、車両の見栄えが良いのも人気の秘密という。休暇を利用して岐阜県各務原市から訪れた会社員野口泰央さん(30)は「新幹線らしい新幹線で
経営再建に取り組む福井鉄道は25日、越前市の本社で臨時株主総会と取締役会を開き、次期社長に内定していた元福井銀行常務の村田治夫氏(54)が正式に社長に就任した。山内和久元社長(64)とそろって会見した村田社長は「今後10年で年間200万人台の利用客を目指し、行政支援なしでの経営を目指したい」と述べた。 村田社長は累積債務(約28億円)の圧縮にあてる筆頭株主の名古屋鉄道からの増資10億円を12月29日に予定しているとし、名鉄が増資の条件としている福鉄株式の受け皿について「依頼先の機関や組織との了承はおおむね得られそうだ」との見通しを述べた。 また経営改善策では19年度161万人の利用客数を10年間で200万人台に伸ばすとし、具体策としてハーモニーホール〜江端駅間、三十八社〜浅水駅間などでの4駅新設や終電時間の延長などをあげた。 これらの実施には国の認可が必要だが、村田社長は新駅設置を21、2
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