◇ホームで9秒♪軽快音 年末年始の混雑期を迎えたJR東京駅の東海道新幹線ホームで、「駆け込み防止用」の発車ベルが導入された。けたたましい従来の電子音では乗客のあせりを逆にあおってしまうとの分析から、鉄道ファンらに親しまれてきた旧「のぞみ号」のメロディーを援用。安全乗車を促すのに最適な時間を割り出し、放送時間とした。JR東海は「新幹線では全国初の試み。駆け込み事故防止に役立てたい」と期待を寄せる。 JR東海によると、従来の単調な発車ベルでは(1)電子音のため乗客が落ち着かない(2)駅員の手動操作のため鳴らす時間に個人差による多少のばらつきが生じる--などの不都合があった。このため東京駅係員による研究チームが音楽制作会社と共同で06年度から改善策を探ってきた。 その結果、旧「のぞみ号」が発着の際に車内放送していたオリジナルメロディーが選ばれた。乗客に不快感を与えない軽快さが特徴で、さらにほぼ9
リニア中央新幹線整備に向け、JR東海の松本正之社長が県庁を訪れ、村井仁知事と初めて会談した。 JR東海などは先日、国土交通省から新たに建設費など4項目の調査をするよう指示を受けている。首都圏−中京圏の2025年開業に向けて一歩前進したことから、松本社長らが今回、長野など沿線6都県をあいさつに回った。 トップ会談を通じ、年明けから実務者レベルで意見交換を始めることで一致した。ルートをめぐる調整も本格化する。JR東海は、地元の意見をしっかり聞きながら進めてほしい。 ルートについて、県とJR東海の考えには隔たりがある。県は諏訪、伊那谷回りのBルートを要望している。1989年に県レベルで一本化された。 これに対してJR東海は南アルプスをトンネルで貫く直線のCルートを想定している。運行時間が短縮でき、建設費も抑えられるとみているためだ。松本社長も会社の「(経営)体力の範囲内」で早期に実現した
JR東海の葛西敬之会長は26日、日本記者クラブで講演し、同社が東京-名古屋間で2025年の開業を目指すリニア中央新幹線について、中間駅は沿線の各県に1駅ずつ設けることが適当との考えを明らかにした。 中間駅をめぐり、自民党などから各県1駅は必要だとの声が出ていることについて、葛西会長は「常識的な話だと思う」と賛意を表明した。中間駅があると所要時間が1駅あたり5分増え、東京-名古屋が直行の最短40分に対し、1時間に延びるという。「2系統の列車を考えることも可能だ」と述べ、直行と各駅停車の両方を運転すればよいとした。 24日に国土交通省から受けた建設費など4項目の調査指示については、「遅くとも来年度内ぐらいには次のステップに入ることが、25年の工事完成に必要な条件だ」と述べた。【位川一郎】
【鉄道ファン必見】ビジネス特急「こだま」から50年、電車特急の変遷を紹介 鉄道博物館 (1/2ページ) 2008.12.27 16:00 特別企画展「電車特急50年~ビジネス特急『こだま』からJR特急まで」が、さいたま市大宮区の鉄道博物館2階スペシャルギャラリーで開催中だ。貴重な写真や映像、ヘッドマークや車両番号板などの資料で、「こだま」を中心に電車特急の変遷を紹介している。 昭和33年、特急「こだま」に電車が初めて使われた。客車にモーターを取り付け動力を分散させる電車は、機関車が客車を牽引(けんいん)するのに比べ、騒音が大きいなどの理由で長距離輸送に向かないとされてきた。 新型の151系は、先頭車のボンネットに機器類を収納するなどして低騒音化に成功。冷房完備など居住性も向上させた。東京~大阪間を6時間50分(35年から6時間半)で結び、日帰り出張を可能とし多くのビジネス客が利用した。
ゴムタイヤでコンクリート製高架軌道を走行する方式のモノレールとしては国内で最も古い名古屋鉄道の「モンキーパーク・モノレール線」(愛知県犬山市)が27日で営業運転を終え、「さよなら発車式」が同日午前、犬山遊園駅で開かれた。 同線は、同じ方式で羽田空港を発着する東京モノレールより2年早い昭和37年の開業。丘陵地にある日本モンキーパークの動物園駅と犬山遊園駅(約1・2キロ)を約3分で結ぶ。通常は3両編成で、現在も開業当時の車両が使われている。 一日の平均利用者数は昭和53年度に約3000人を記録したが、昨年度は635人に落ち込んでいた。
名鉄パノラマカー、定期運行を終える2008年12月27日7時2分印刷ソーシャルブックマーク 多くのファンが見守る中パノラマカーの最終電車が発車した=26日午後9時39分、名古屋市熱田区の名鉄・神宮前駅、古沢孝樹撮影 長年にわたり名古屋鉄道のシンボル列車だった「7000系パノラマカー」が26日、定期運行を終えた。名古屋市熱田区の神宮前駅ホームではセレモニーが開かれ、約400人のファンが大きな拍手で別れを惜しんだ。 定期運行の最終列車は午後8時29分東岡崎発、午後10時8分岩倉着の普通列車だった。午後9時半、運転歴16年余のベテラン渡辺幸博さん(40)が柚原誠副社長から花束を受け取り、「パノラマカーは子どものころからのあこがれだった。最終列車を担当することに誇りを感じます」とのコメントを残して運転席に乗り込んだ。 7000系パノラマカーは前面展望にミュージックホーン、赤い車体が特徴。大ファンの
名鉄パノラマカー引退、心に残るあのメロディー 2008年12月27日08:51 定期運行最終日、ファンらに見送られ出発する7000系パノラマカー=26日午前5時59分、名鉄岐阜駅 国内初の前面展望の赤色車両として長年親しまれてきた名古屋鉄道の7000系パノラマカーが26日、定期運行を終了、各駅で利用者やファンらが引退を惜しんだ。 車両の老朽化、運転コストもかかるため、名鉄は27日のダイヤ改正を機に定期運行から外すことにした。 パノラマカーは、運転席を2階にし国内初の全面展望を実現、1961(昭和36)年6月に名古屋本線の新岐阜(現名鉄岐阜)―豊橋駅を結ぶ特急としてデビュー。当初「運転士がいないのに走り出したが大丈夫か」といった問い合わせがあったり、先頭車両では最高110キロのスピード表示に子どもたちが胸を躍らせた。軽快なメロディーを鳴らして走ることでも親しまれてきた。 最終日は名古屋本線
トップ > 愛知 > 12月27日の記事一覧 > 記事 【愛知】 路面電車に20年前のデザイン復活 2008年12月27日 20年前まで運行していたデザインに様変わりした車両=豊橋市東田町の豊橋鉄道赤岩口車庫で 豊橋鉄道市内線(路面電車)で27日から、20年前まで走行した懐かしのデザインを施した電車1両が運行する。土日曜限定で当面の間、運行する。 全面広告車両が導入される1989年までほぼ全車両に塗装されていたクリーム色を基調に赤線が入ったデザイン。車両は名鉄美濃町線(廃線)を経て、81年に市内線に導入されたモ3203号でこれまでの広告主との契約が終了したのを機に、塗り替えられた。 豊鉄は「昔からの路面電車ファンに懐かしんでもらいたい」と話している。 (安田功) この記事を印刷する 最新記事 路面電車に20年前のデザイン復活(12月27日) 水槽の中“牛づくし” 竹
堺市は25日、堺区の中心市街地と臨海部の堺浜で導入を予定する次世代型路面電車(LRT)の基本計画案を発表した。南海高野線・堺東駅-同本線・堺駅間に6カ所、堺駅-堺浜間に7カ所の停留場を設置する予定。【高田房二郎】 市が軌道施設の建設や車両の購入、保有をし、民間の経営予定者に貸し付け、使用料を取る公設民営方式を採用。概算事業費は2区間で約365億円、相互乗り入れする阪堺線(我孫子道-浜寺駅前)のLRT化約60億円を見込む。 車両については景観に配慮し、架線レスの導入を検討。1月に地元説明会を開催し、市民からの意見を募った後、計画を決定する。国の計画認定を経て着工し、堺東-堺は11年春、臨海部への延伸部分は「早期開業」を目指す。
デゴイチ、「空だき」で走行不能 営業運転車両ゼロに2008年12月27日3時0分印刷ソーシャルブックマーク 11月17日、SL信越120周年号の試運転で走るD51=長野県信濃町、高山顕治撮影 昭和の時代に「デゴイチ」の愛称で親しまれた蒸気機関車D51のうち、いまも唯一営業運転していた車両(JR東日本所有)が、ボイラーの「空だき」で走行不能になっている。管理ミスが原因の可能性がある。「修理には最大1年半」(JR関係者)とも言われ、今後のイベント運行は白紙となっている。 JR東日本によると、走行不能となったのは今月14日。宮城県美里町の車両基地で試験運転をするため、ボイラー内にある火室(かしつ)に石炭を入れて燃やしていた。しかし、ボイラー内の水量が少なく、火室の外壁の温度が330度以上に上昇。外壁の一部が熱で溶け、火室が壊れたという。 同社や鉄道博物館(さいたま市)によると、D51は1936(
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