JR各社と主要私鉄など11社は18日、それぞれが発行する10種類のICカード乗車券について、2013年3月23日から相互利用を始めると発表した。 カードを1枚持っていれば、全国142事業者が運行する鉄道とバスに乗れるようになる。 相互利用の対象は、JR東日本の「Suica(スイカ)」や首都圏私鉄の「PASMO(パスモ)」、JR西日本の「ICOCA(イコカ)」などで、12月1日時点の発行枚数は計約8009万枚になる。 例えばパスモを持つ人は、北海道や東海、西日本、九州のJR各社や各地の私鉄などを利用できる。ただ、乗車地と降車地が二つの地域をまたぐ場合は、スイカとパスモなど一部を除いて利用できない。 また、IC乗車券は、コンビニエンスストアや飲食店などで支払いに使う「電子マネー」としても利用が広がっている。今回の連携で全国約20万店舗で使えるようになり、電子マネーの「一大連合」が誕生する。