JR北海道は16日、2016年3月に開業予定の北海道新幹線に使う新型車両「H5系」のデザインを発表した。相互乗り入れする東北新幹線のE5系と基本の色や形は同じだが、アクセントのラインをラベンダーなど北海道をイメージする紫色にし、内装にも雪や流氷のイメージをちりばめた。 また、グリーン車の上を行き、専用の客室乗務員がつく「グランクラス」も設定。北海道旅行への期待や想像を広げてほしいという思いを込めたという。今年度は20両が納入される予定。今後、冬季の走行試験などの開業準備が本格化する。 今月就任した島田修社長は「新函館(仮称)―東京で4時間10分をめざす。乗る場所によっては飛行機と勝負になる」と話した。(石橋亮介)
江差線グッズ、新たに2点 携帯ストラップと帽子、木古内町観光協が発売 (04/16 18:00) 木古内町内7店舗に新たに並んだ江差線関連の鉄道グッズ 【木古内】JR江差線木古内―江差間が5月11日の運行を最後に廃線となるのを前に、町観光協会は新たな関連グッズとして携帯ストラップと帽子を町内で発売した。 フェースタオルなどに加えて新たに発売したのは、つば付きの帽子(税込み千円)と、携帯電話用ストラップ(同400円)の2種類。いずれも江差線の車両のイラストをあしらい、運行期間も刻んだ。 江差線関連の鉄道グッズは昨年から町内7店が受託販売しており、喫茶CoCo、モーリ、スイーツギャラリー北じま、末広庵(あん)、石川屋、宿きたかい、ヤママルで取り扱っている。同協会のホームページからも購入できる。(菊池圭祐) 前の記事 次の記事
JR北海道の島田修社長は16日、札幌市の本社で記者会見し、2016年春に開業予定の北海道新幹線について、新函館(仮称)-東京間を最短4時間10分程度で結ぶことを目指すと明らかにした。車両のデザインも発表。形や基本的な配色は東北新幹線「はやぶさ」がベースになっている。■青函トンネル内は140キロ走行 JR北海道によると、北海道新幹線は1編成が10両で、既に4編成分の40両を発注済み。最高速度は時速320キロだが、北海道新幹線区間(新函館-新青森間)は最高で260キロ、青函トンネル内は140キロで走る。 外装ははやぶさと共通の印象を持たせるため上部を緑、下部を白にし、北海道らしさを演出するため中央部にはラベンダーなどを連想させる紫の帯をデザインするという。
100年前の開業時から東京駅の屋根を支え続けた14本の柱が、老朽化のため、来春までに役割を終える。JR東日本東京支社が15日、発表した。12本は安全のために次世代の柱と置き換わり、2本はホームに記念碑として残される。 同支社は6月ごろから、5番線の山手線(外回り)と6番線の京浜東北線(南行き)に挟まれた南北方向に延びるホーム約274メートルのうち、約103メートルを覆う有楽町駅寄りの屋根の新設工事に着手する。34本ある柱のうち14本は1914年12月の開業から、23年の関東大震災や45年の東京大空襲をくぐり抜けてきた。 14本は、鋳鉄製で柱頭に植物のレリーフがあるのが特徴。うち5対10本が白っぽい柱(外周約47センチ)で、ホーム端近くの1対2本がモニュメントとして残される。残り2対4本は、屋根の上で架線を支える構造物「架線ビーム」を支える緑色の太い柱(同70センチ)だ。 出口秀已支社長は「
東京メトロは16日、丸ノ内線四ツ谷駅(東京都新宿区)などに勤務する男性係員(25)が、乗客のIC乗車券(パスモ)のデータ取り消し処理を改札口で行う際、自分のパスモとすり替え、残高計約6千円を着服していたと発表した。今後、処分する。 男性係員はギャンブルなどで借金があり、無記名で残高の多いパスモを狙っていたという。着服した残高は物品購入などにあてていた。 東京メトロによると、男性係員は、3月27日に四ツ谷駅で、4月8日には隣の四谷三丁目駅(東京都新宿区)で計2回にわたり、駅改札を誤って出た女性客の乗降データを処理する際、所持していた残高数百円の自分のパスモとすり替えた。着服額は四ツ谷駅が1310円、四谷三丁目駅が4699円だった。 四谷三丁目ですり替えられた女性が15日になって他駅で清算した際に残高が少ないことを不審に思い、同駅に相談して発覚した。 このほか男性係員は通勤定期券を購入せず、パ
東京メトロは16日、地下鉄丸ノ内線四ツ谷駅(東京都新宿区)などに勤務する男性社員(25)が、駅窓口で預かった乗客のIC乗車券を、残額の少ない自分のものとすり替え、チャージされた残額計6千9円を着服したと発表した。誤って改札を出た乗客の申し出で預かった「パスモ」を、窓口の端末で処理したふりをしてすり替えたという。 同社は「鉄道従事員にあるまじき行為でおわびする」とし、懲戒免職も含めて処分を検討する。 発表によると、男性社員は3月27日、四ツ谷駅で誤って降りた女性客から残額1310円の無記名のパスモを預かり、残額数百円のパスモとすり替えて渡した。4月8日には四谷三丁目駅(同)でも、別の女性客の残額4699円のパスモを同様に残額970円のものとすり替えた。この時の客から同社に「残額が少ない」と15日に相談があり発覚。男性社員は「パチンコや競馬で借金があった」と着服を認め、残額はたばこや飲み物の購
16日午前4時ごろ、三重県四日市市山城(やまじょう)町の三岐鉄道三岐線山城駅から出火、鉄骨平屋建ての駅舎のうち、事務室やトイレなど約54平方メートルが焼けた。 三岐鉄道によると、山城駅には昼間は駅員がいるが、出火時は始発前で無人だった。13日午後3時前には同駅から約150メートル離れた空き家で、建物の一部が焼ける不審火があったばかりで、県警四日市北署は連続放火の可能性もあるとみて、出火原因を調べている。 同線は始発から上下8本が運休したが、午前9時ごろ、正常ダイヤに戻ったという。
碓氷峠鉄道文化むら(安中市横川)で遊具として運行し人気のトロッコ列車と電気機関車の運転体験。廃線となった旧JR信越線(横川―軽井沢間)の軌道を使っているが、線路や枕木などの老朽化が進み、市は本年度に峠の湯までの区間の保線改修を行う。 (樋口聡) トロッコ列車は二〇〇五年に導入され、文化むら―峠の湯間の二・一キロを往復。文化むらから約四百メートルの区間は、開園直後の一九九九年からEF63形電気機関車(通称ロクサン)の運転体験コースとしても使われている。 かつて実際の路線だったため、車両がスムーズに曲がれるように、文化むらから峠に向けての右カーブにカント(傾斜)がつけられている。このカントのために、重さ百八トンのロクサンの車輪と線路が偏って摩耗。枕木やレール締結装置にも影響し、放置したままだと脱線も危惧されることが昨年度の文化むらの調査で分かった。
北海道夕張市の鉄道遺産で、美しい鉄骨のトラス構造を持つ橋「三弦橋」が、試験湛水(たんすい)を始めた夕張シューパロダムの湖水に沈み始めた。15日の水位は269メートル超。橋脚はすでに水没し、かつての線路部分も湖水で覆われていた。 北海道開発局によると、今月下旬までにはすべて水没する見通し。試験湛水を経て本格運用となるが、極端な渇水とならなければ、橋がふたたび湖面から顔を出すことはないという。このため、橋を見下ろせるダム近くには水没を惜しむ人らがカメラを手に訪れている。 橋は全長約380メートルで、木材の輸送に使われた鉄道の一部。橋の断面が三角形をしているのが特徴で、世界的にも珍しい構造とされている。
名古屋鉄道(名鉄、本社・名古屋市)は、今年6月に創業120周年を迎える。合併や廃線などを繰り返し、日本の私鉄で3番目に長い路線を誇る私鉄に成長した。2027年に東京―名古屋で開業予定のリニア中央新幹線で、さらなる飛躍を目指す。 名鉄は、中部空港(愛知県常滑市)への唯一の鉄道アクセスを持つ。空港に降り立った外国人観光客をリニア中央新幹線へ直接つなげられる特性を最大限生かしたい考えだ。 だが課題は、リニア開業を前にした名鉄名古屋駅周辺の再開発。敷地面積は、名鉄百貨店や名鉄バスセンターなどを含む約2万6千平方メートルに及ぶ。名鉄名古屋駅と、近隣に開設予定のJR東海のリニア駅、既存のJR名古屋駅などとの接続を良くする必要がある。
明治時代に奈良、京都府木津川両市を結んだ「大仏鉄道」など、奈良の鉄道をテーマにした企画展を8月7~17日に開く奈良市美術館は、ゆかりの写真や切符、沿線図などの提供を呼びかけている。 大仏鉄道は1898年に開通し、両市の9・9キロを結んで英国製の蒸気機関車を走らせたが、競合する路線ができたため、1907年に廃止された。両市は鉄道ファンらを誘致しようと沿線の遺構の周辺整備やマップ作りに乗り出している。 このほか、五條市と和歌山県新宮市を結ぶ路線として戦前に着工し、戦後、工事が中止された「五新鉄道」や、奈良市―大和高原間の貨物輸送で活躍した「奈良安全索道」、今月30日に開業100周年を迎える近鉄奈良線などの資料を受け付ける。 提供の締め切りは5月16日。担当者は「鉄道が走った時代や、当時の市民の生活も、あわせて紹介したい」と話している。 問い合わせは奈良市美術館(0742・30・1510)。
来年夏前の開始を目指すBRT(バス高速輸送システム)などに関して、新潟市と運行者の新潟交通が15日、「新バスシステム事業運行協定」を結んだ。BRT事業は新潟市が車両購入や施設設備を負担する一方、新潟交通は運行、維持管理を受け持つ。また、再編されるバス路線や運行本数は昨年、行われた説明会で示された内容を5年間はほぼ維持することを盛り込んだ。 ◇ 締結式には新潟市の篠田昭市長と新潟交通の佐藤丈二社長が出席した。 協定書によると、JR新潟駅(中央区)-青山(西区)間にBRTを運行。専用連節バスは新潟市が購入し、道路、バス停を整備、新潟交通は運行や維持管理を受け持つ「公設民営方式」とした。 その他の路線は、郊外まで走る「長大路線」を、BRTを軸に短い路線を組み合わせるネットワーク方式に再編する。 具体的な路線や運行本数は、6月に締結を予定している細目で詰めるが、
JR北海道は、2016年3月末の開業が予定されている北海道新幹線の車両について、北海道らしさを意識して、内装に雪の結晶の模様などをデザインする方針を固めた。東北新幹線の「はやぶさ」と同じ「E5系」のデザインの一部を変更し、「H5系」の名称で運行する。列車名も公募する方向で検討している。 同社関係者によると、H5系の「H」は、北海道のアルファベット表記の「HOKKAIDO」の先頭の「H」から採用した。内装については、シートの色などはE5系と同じだが、床に雪の結晶の模様をあしらい、壁紙のデザインにも手を加えるという。グリーン車より上の最上位車両「グランクラス」も導入する。 車両の外観はE5系で使われている緑、ピンク、白の3色を基調とするが、一部を変更する考え。車両にデザインするシンボルマークは今後、決めるという。 同社の野島誠・前社長は3月の定例記者会見で、北海道新幹線の車両について「E5系を
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