JR新札幌駅は札幌でも屈指の「迷駅」だ。商業施設の規模こそ北海道内でも上位だが、ビルを囲むように建つ商業施設の動線は入り組み、「駅舎のない駅」と言われるJR駅との連携も乏しい。2023年完成の再開発で周辺が刷新され、老朽化と使いにくさがあぶり出される局面が迫る。新札幌駅の1日の平均乗降者数は、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ20年度でも1万305人。JR北海道の駅では札幌、手稲に次いで3番目に
![「迷駅」新札幌に建て替え計画なし 司令塔不在の未来 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/251affb2dc9c4749db5a17144729318a5b0cf0c5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXZQO1228943003112021000000-4.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26fp-x%3D0.5%26fp-y%3D0.5%26fp-z%3D1%26crop%3Dfocalpoint%26s%3D5f054c3f5e13729348747cb138be60f9)
JR北海道は11月23日、4代目である旭川駅舎の開業10周年を記念したイベントを開催する。午前10時から来場者3000人に来駅証明書を配布、午前9時から2000セット限定で記念入場券(5枚組、1000円)を発売する。2000年に特急へ格上げした急行宗谷と廃止した急行礼文のヘッドマークを装着
神戸市東灘区の阪急電鉄神戸線岡本駅近くの踏切で9月、特急電車と乗用車が衝突した事故で、東灘署などは15日、過失往来危険容疑で、乗用車を運転していた会社員の男(53)=同区=を書類送検した。 書類送検容疑は9月15日午後9時20分ごろ、同駅東側の踏切前の下り坂でブレーキ操作が不十分なまま停車し、遮断機が下りた踏切内に車を進入させ、下り特急電車と衝突させた疑い。容疑を認めているという。 同署によると、男は事故直後「後部座席にあったマスクを取ろうとしていた。サイドブレーキが甘かった」と説明。だがドライブレコーダーの記録などから、サイドブレーキはかかっておらず、ブレーキペダルの踏み込みも緩んだため、車が坂を下ったとみられるという。 衝突の弾みで、車は岡本駅ホーム横の線路上で止まった。男は軽傷、電車の乗客約450人にけがはなかった。阪急電鉄によると上下計101本が運休・遅延、約2万2千人に影響した。
15日午後0時5分ごろ、JR内房線巌根駅で、千葉発君津行き下り電車(8両編成)がホームから約30メートル行き過ぎて停車した。JR千葉支社によると、運転士は「快速電車と勘違いしてしまった」と説明している。乗客約100人にけがはなかった。 同社によると、車掌が非常ブレーキをかけ停車。踏切をまたいでいたことなどから同駅に戻らず、約3分後に運転を再開した。同駅で下車予定だった乗客約10人は次の木更津駅で上り線に乗り換え、巌根駅で乗車予定だった約10人は後続の電車に乗った。 このトラブルで下り線2本が最大4分遅れ、乗客約250人に影響した。同支社は「再発防止へ停車や通過の確認を徹底する」と話した。
美濃加茂市のJR美濃太田駅が今年、開業百周年を迎えた。十三日に現地などで記念イベントが開かれ、多くの鉄道ファンでにぎわった。来月にはみのかも文化の森で市が記念の企画展を計画しており、節目の年を盛り上げる。 (渡辺大地)...
JR水戸駅に停車する「赤電」をイメージしたE531系ラッピング車両。左側は通常色の同系車両=水戸市宮町 JR東日本水戸支社は、勝田車両センター(ひたちなか市)がことし開所60周年を迎えたのを記念し、国鉄時代に走行していた「赤電」をイメージした「ラッピング車両」を運行している。 「赤電」は、同センターが開所した1961年当時の普通列車401系が施していた、小豆色とクリーム色の塗装の愛称。現在走っている普通列車E531系の5両編成1本を塗り直し、常磐線の友部-原ノ町駅間と、水戸線で運行している。同支社は「かつての塗装を現行車両に施すことで、懐かしさと新しさを感じてほしい」としている。 通常の列車編成に組み込む形で運用しており、ダイヤは非公表。往年の塗装をまとった車両を見ようと、沿線や駅のホームでは、撮影する親子連れや鉄道ファンの姿があった。列車は2023年3月末まで運行。22年1月からは常磐線
鉄道旅行作家の種村直樹さん(1936~2014年)の遺品が、青森県五所川原市の津軽鉄道津軽飯詰駅で保存、展示されることになった。地域を盛り上げようと、住民グループ「飯詰を元気にする会」が運営を買って出た。開設を記念した式典が13日、現地であり、遺族や愛読者、地元関係者ら約70人がテープカットして祝… 残り 638文字
日本の大動脈を狙った犯罪が起きた。1993年8月28日深夜、滋賀県彦根市のJR東海道新幹線で、レールに鉄製チェーンが巻き付けられ、その上を「のぞみ」が通過して緊急停車した。約2カ月前には岐阜県でも新幹線の線路にワイヤロープが巻かれる事件が起きた。現場には「墨子」を名乗る犯人の犯行声明文が残っていた。脱線転覆の危険があった極めて悪質な犯行。滋賀・岐阜両県警は「墨子」の正体を突き止めようと警察の威信をかけて捜査したが、犯人特定に至らないまま時効を迎えた。 新大阪行き下り最終列車の「のぞみ」が彦根市小野町を通過したのは午後11時15分ごろ。異常音を感知し、列車は約4キロ先で緊急停車した。 「レールの下を掘ってチェーンを巻きよったな」。当時、滋賀県警捜査1課長として彦根に急行した池﨑忠夫さん(82)は、現場の状況を見てそう感じた。「ばらばらになったチェーンが100メートルほどにわたって飛び散ってた
水素で走る試験車両「ひばり」のイメージ図。今年度内に営業路線での実証試験走行が始まる(JR東日本提供) 二酸化炭素(CO2)排出ゼロの水素で走る〝究極のエコ車両〟が、鉄道先進国の日本が送り出す次世代車両として関心が高まっている。JR東日本などは水素を活用する燃料電池を搭載したハイブリッド(複合化)車両の開発を進め、今年度内に営業路線で実証実験を始める。地方では依然として軽油を燃料とするディーゼル車が主役だが、将来的には全てのディーゼル車両がハイブリッド車両に置き換えられ、新たな生活の足として活躍する。 「目指すカーボンニュートラルとは、CO2を排出ゼロにするということ。鉄道の排出量はもともと少ないが、それでも先陣を切ってやらなければならない」 2050(令和32)年度の排出量「実質ゼロ」を目指すJR東の笠井浩司経営企画部次長は、そう力を込めた。 ローカル線に多いディーゼル車は軽油で走るとは
脱炭素化の波が鉄道業界にも押し寄せる中、JR東日本が取り組む二酸化炭素(CO2)を排出しない車両が注目を集めている。同社の坂井究常務に脱炭素化戦略について聞いた。(福田涼太郎) --もともと鉄道は全体に占める二酸化炭素(CO2)排出量の割合が低い。水素燃料電池ハイブリッド(複合型)車両の開発に乗り出した理由は 「鉄道は環境優位性が高い乗り物だが、自動車や飛行機などもCO2排出削減の取り組みが進んでおり、うかうかしていると逆転されかねない。われわれも環境優位性をさらに高めていく必要がある」 --ハイブリッド車両が与えるインパクトは 「国内全体のディーゼル車両は約2160両(うち4分の1程度がJR東日本保有分)。仮に全てがCO2を排出しないとなれば、試算では年間35万トンの排出を削減できる。インパクトとしては大きい」 --この技術はビジネスチャンスにもつながる 「開発にはコストがかかるが、長い
全線開通に至らなかった「幻の鉄道」の遺構の活用策を探る「全国未成線サミット」(実行委員会主催)が13日、浜田市で開かれ、未成線や廃線が残る地域でまちづくりなどに取り組む全国の6団体が活動事例を報告した。翌14日は、浜田と広島を結ぶため戦前と戦後に2度着工されながら完成しなかった「広浜(こうひん)鉄道今福線」の遺構を巡るツアーがあり、県内外の約80人が熱心に見学した。【萱原健一】 サミットは2017年に奈良県五條市、18年に福岡県赤村で開かれ、今回が3回目。初日は浜田市黒川町の石央文化ホールで鉄道ファンら約250人が参加し、岩日(がんにち)北線(山口県岩国市)や油須原(ゆすばる)線(赤村)など6線の活動報告を聞いた。
線路と道路の両方を走行可能な車両DMV(デュアル・モード・ビークル)が12月6、7日、高知県東部を中心に11市町村を巡回して訪れ、展示される。室戸市と徳島県海陽町との間で12月25日から始まる営業運行を前にしたPR活動の一環で、車内の見学などができるという。 DMVはマイクロバスを改造して線路用の鉄輪を備えた車両で、線路から下りた後はバスとして走る。両県などが出資する第三セクター阿佐海岸鉄道(本社・海陽町)が運行。高知県東部では鉄道が通っていない区間が長いことから、地域の足として期待されている。 県によると、訪れるのは各自治体の役場駐車場とJR高知駅前の広場。30分ずつ滞在し、誰でも自由に見学できるという。 訪問日程は次の通り。 【6日】午前8時半~馬路村役場▽9時45分~安田町役場▽10時45分~安芸市役所▽午後2時~こうち旅広場(高知市)▽3時半~南国市役所 【7日】午前8時半~香南市
2019年4月、スイスを拠点とする鉄道車両メーカー、シュタッドラー・レールがスイス証券取引所に上場した。 独自路線を歩みながらもシュタッドラーの21世紀に入ってからの躍進は目覚ましく、路面電車から最高時速250km仕様の準高速車両、ラック式車両、機関車まで、さまざまな車両を製造している。売上高もコロナ禍前の2019年には32億スイスフラン(約4000億円)を記録し、車両部門だけの売り上げで見るとロシアを除く当時の欧州ビック3(アルストム、ボンバルディア、シーメンス)に次ぐ規模にまで成長している アルストムによるボンバルディア買収に見られる弱肉強食の様相を呈しているヨーロッパの鉄道車両メーカーの中にあって、スイスの弱小メーカーだったシュタッドラーがなぜここまで躍進できたのだろうか。それには、1989年に年商450万スイスフラン(約5.6億円)、従業員わずか18人だった企業を買収し、全世界で1
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