京王電鉄(本社・東京都多摩市)は、京王線開業百十周年の記念乗車券を作った。鉄道各社の公式グッズを販売するサイト「きっぷと鉄こもの」で十二日から五百部を先行発売し、十五日からは新宿駅など七駅で三千五百部を販売する。 硬券乗車券四枚のセットで一部千円。乗車券と台紙に歴代の車両の写真をちりばめ、台紙には百十年の歩みが分かる年表を掲載した。窓口での販売は新宿駅のほか、明大前、桜上水、調布、高幡不動、京王多摩センター、渋谷の各駅で。
京王電鉄(本社・東京都多摩市)は、京王線開業百十周年の記念乗車券を作った。鉄道各社の公式グッズを販売するサイト「きっぷと鉄こもの」で十二日から五百部を先行発売し、十五日からは新宿駅など七駅で三千五百部を販売する。 硬券乗車券四枚のセットで一部千円。乗車券と台紙に歴代の車両の写真をちりばめ、台紙には百十年の歩みが分かる年表を掲載した。窓口での販売は新宿駅のほか、明大前、桜上水、調布、高幡不動、京王多摩センター、渋谷の各駅で。
つくばエクスプレス(TX)の茨城県内延伸について検討する第三者委員会(委員長・岡本直久筑波大教授)の会合が三十一日、県庁であり、費用対効果の観点から延伸先を土浦方面とした上で、JR常磐線の接続駅は特急列車が停車する土浦駅の優位性が高いとする提言書を採択した。その後、岡本委員長が大井川和彦知事に手渡した。県はパブリックコメント(意見公募)を経て、六月末をめどに延伸計画を最終決定する見通しだ。(青木孝行) 提言書では「土浦」「筑波山」「水戸」「茨城空港」との四つの延伸方面案を比較評価した結果、費用対効果が大きく、実現可能性が最も高い「土浦」が最善と判断。「土浦」の概算事業費は千四百億円と「筑波山」と並び安価で、年間収支は最も赤字が少ない三億円と算定された。
群馬県高崎市とJR東日本は二十七日、公共交通を軸とした都市の持続的発展に関する連携協定を結んだ。連携事業の第一弾として、信越線北高崎−群馬八幡間の豊岡新駅(仮称)設置を決め、同日付で新駅設置の基本協定も締結した。二〇二六年度内の開業を目指す。 新駅は市が整備費を負担する請願駅で、北高崎駅から二・六キロ、群馬八幡駅から一・四キロの地点(同市中豊岡、下豊岡町)に設置する。烏川を挟んで約一キロ北に高崎経済大があり、工業団地や住宅団地も近い。無人駅でホームは二面二線六両対応(延長百二十五メートル)。駅前広場にパークアンドライド駐車場を整備する。市の試算では一日当たり千六百人の乗車を見込む。 市は新駅へのアクセス向上や周辺道路の渋滞緩和を目的に、国道18号から新駅を経由して県道あら町下室田線の高経大付近までを結ぶ新設道路を計画。道路の新駅から北側区間について、烏川を渡る豊岡経大大橋(仮称)を含めて先
「力斗星」と記されたヘッドマークを背景に、兄弟で肩を組む中山凌雅さん(左)と力斗さん=筑西市の常総線下館駅で 関東鉄道(本社・茨城県土浦市)の運転士、中山凌雅(りょうが)さん(23)=常総市=が鉄道好きの弟力斗(りきと)さん(12)=下妻市=の小学校卒業祝いに、弟の名前入りヘッドマークを付けた列車での旅をプレゼントした。記念日などにオリジナルのヘッドマークを付けた列車を有料で運行する同社の企画。一月に始まり、凌雅さんが第一号の利用者となった。(青木孝行) 二十一日、祖父母ら家族七人で常総線に乗った兄弟。下館駅(筑西市)に着くと、凌雅さんが力斗さんの手を引いてヘッドマークを見せた。敬礼する力斗さんの写真とともに「小学校卒業おめでとう 力斗星」と記されている。事情を知らされていなかった力斗さんは「うれしい。だけどちょっと恥ずかしいな。別の駅で動画を撮っていた人がいたから」と照れていた。
18日開業のJR京葉線の新駅「幕張豊砂(とよすな)駅」(千葉市美浜区浜田)は、初日から多くの利用客や鉄道ファンでにぎわった。幕張新都心エリアに二つ目の駅が誕生したことによる利便性向上への期待の声が聞かれた。(中谷秀樹) 新駅の改札口を出ると、大型商業施設「イオンモール幕張新都心」が目と鼻の先にある。駅を降りた市川市の会社員、気賀沢(けがさわ)晃己さん(24)は「今までは自家用車か(隣の)海浜幕張駅から歩いたり、バスに乗ったりしてモールを訪れていた。最寄りの駅が今までよりグッと近くなるので、アクセスが良くなる」と語った。新駅の整備費百十五億円のうち半分を負担したイオンモールは新駅開業を大きな商機ととらえ、四月二十一日、同施設について新規開店や移転改装など対象四十六店舗の第一期リニューアルオープンを図る。 幕張新都心で長年玄関口を担ってきた海浜幕張駅に次いで、もう一つの駅誕生は回遊性の向上も見
茨城県ひたちなか市を走るひたちなか海浜鉄道湊線(勝田−阿字ケ浦駅、一四・三キロ)の延伸を巡り、市と茨城交通が出資する第三セクター「ひたちなか海浜鉄道」は、国から工事施工認可を得るための申請の延期を決めた。新型コロナ禍や物価高騰の影響で、申請に必要な工事計画を今月三十一日の申請期限までに確定できなかったため。申請延期は二回目となる。 延伸区間は二〇二四年度に開通予定だった。県交通政策課の寺田明弘課長は十五日の県議会総務企画委員会で「(再延期により)二四年度の開通は難しい」との見通しを示した。 計画では、阿字ケ浦駅から国営ひたち海浜公園西口付近を結ぶ約三・一キロを延伸し、二駅を新設する。事業費は約七十八億円。同社と市企画調整課の担当者は「沿線は人口減少が続いている。市内の回遊性を高め、集客の多い海浜公園と結ぶことで経営の安定化を図る」と説明する。
彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市中央区)と埼玉高速鉄道(SR、同市緑区)がタッグを組んだ約2分のダンスムービー「出発!ココロおどるミライへ」が、27日からユーチューブで公開される。1月に行われた撮影の現場には、想像以上にノリノリで楽しそうな「テツ職場」の皆さんの笑顔が広がっていた。(前田朋子) 「はい、軽やかに。ニコニコとー。カメラ目線で、はいOK。あっ、たまさぶろうくんは休憩で大丈夫です」。一月三十日、同社の一角でモニター画面を見ながら指示を送るのは、振付家・ダンサーで同劇場芸術監督の近藤良平さん。音楽に合わせ息の合ったダンスを披露しているのは、SR社内の各部門から集まった約三十人で、同社のキャラクター「たまさぶろう」くんも加わった。普通のステージと違うのは、ここが車両基地で大きな電車が止まっていること、ダンサーの大半が運転士や駅員などの制服姿であることだ。 職場も年齢も性別もダンス経
JR東日本大宮支社は、大宮駅の開業日(一八八五年三月十六日)にちなみ、毎年三月十六日を「おおみや鉄道の日」に定めると発表した。制定日となる十六日に記念イベントを開き、鉄道ファンや地域の人々がもっと大宮を楽しめる取り組みを展開する。(藤原哲也) 鉄道の日は昨年の鉄道開業百五十年を機に、「鉄道のまち大宮」のさらなる魅力発信に向け、大宮駅の若手社員が中心となって考えた。みどりの窓口や改札業務に携わる大宮営業統括センターの日高汐里さん(28)は「鉄道ファンや家族連れなどいろいろな目的のお客さまがたくさんいるのが大宮駅の魅力」と語る。
久留里線の利用客を増やし地域活性化につなげようと、地元自治会長らでつくる「久留里線輸送力を促進する会」が主催。昨年12月から今年1月にかけて公募し、23人から寄せられた作品から、入賞7作品を含め全員の1点ずつを展示した。2月中旬に亀山コミュニティセンターから始まった巡回展の締めくくりだ。今月16日まで。 長谷川喜久(よしひさ)会長(69)=同市富田=は、久留里駅から南の区間のバス路線化話が浮上したことに「もし亀山行きが途絶えることになれば、観光路線として成り立たなくならないか? 不便にもなる」と心配そう。「久留里線列車の生き生きとした姿を、写真展でぜひ見てほしい。今月5日にあった、車内で地酒が楽しめる角打ち列車も盛況だった。まだまだイベントで元気にできないかとも思う」と話していた。(山本哲正)
千葉県木更津市と君津市の里山を走るJR久留里線の一部区間の存廃を巡り、JR東日本千葉支社が九日会見を開いた。中川晴美支社長は、八日に県と君津市に協議を申し入れたとし、「(路線バスへの転換など)特定の交通手段への代替は念頭にしていない。前提を置かずに地元と一緒に議論していく」と話した。(加藤豊大、山本哲正) 久留里線は木更津駅と上総亀山駅を結ぶ約三十二キロのローカル線。過疎化で利用者が減少する中、同線下り側の久留里−上総亀山間(九・六キロ)のあり方について、同支社は八日、熊谷俊人知事と君津市の石井宏子市長あてに議論の場を設けることを求める申し入れ書を提出した。 申し入れ書では、久留里−上総亀山間の一日の平均利用者数が五十五人と一九八七年比で九割減り、「大量輸送のメリットを発揮できていない」と指摘。持続可能な公共交通や沿線発展のために「利便性が向上する交通体系のあり方を総合的観点から検討する必
JR久留里線の車内で地酒が楽しめる「奥房総久留里角打ち列車」が五日、開かれた。沿線にある千葉県君津市内の五蔵の地酒を飲み比べるイベント「久留里新酒まつり」に合わせてJR東日本千葉支社が企画。酒屋での立ち飲みを意味する「角打ち」列車と銘打ちイベントが行われるのは初めて。 列車は木更津発久留里行きの二両編成で、約四十五分間の列車旅に五十六人が参加。一升瓶ケースの上にお盆を載せたテーブルに、五蔵の地酒が並べられ、木更津市の「パスタ食堂源七」のオードブルや、君津市内のイチゴや和菓子が振る舞われた。 車内アナウンスから「乾杯」と流れると、乗客は一斉に杯を掲げ、中には何杯もおかわりする参加者も。千葉市中央区から妻と一緒に参加した会社員塩田頼公さん(52)は「こういうイベントに初めて参加した。地元の名産品なども並べられて、おもしろい企画です」と、車窓を流れる早春の房総路を満喫していた。 久留里線は全国有
上信電鉄(群馬県高崎市)は今月から、同電鉄を走る車両をデザインした鉄道カードの無料配布を始めた=写真。鉄道を利用して対象の5駅を巡ると各駅で入手できる。各駅限定500枚で、なくなり次第終了する。 鉄道カード配布は上信電鉄では初めて。同電鉄を利用してもらい、沿線の魅力をアピールしようと、沿線市町村連絡協議会の協力で作製した。大きさは縦6.2センチ、横8.8センチで、現役車両の写真を田園や季節の花々など沿線風景とともに収めた。デザインが異なる5種類があり、全てそろうと裏面に記載した高崎−下仁田間の路線図がつながる仕様になっている。 高崎、吉井、上州福島、上州富岡、下仁田の各駅でそれぞれ違うカードを扱い、駅員に乗車券や定期券、回数券のいずれかを提示すると受け取れる。全て集めると「レアカード」(限定300枚)がもらえる。いずれも1人1枚限定。
群馬県東吾妻町は、JR吾妻線で使われていたレールを薄く切断した「カットレール」の販売会を三、四両日、町内の吾妻峡周辺地域振興センターで開く。二日間で計四百個を二千五百円で限定販売する。(小松田健一) 同線は八ッ場(やんば)ダムの建設に伴い、二〇一四年十月に岩島−長野原草津口間を新路線に切り替えた。町は譲り受けた旧路線のレールを二十五ミリの厚さで切り、通し番号が書かれたプレートを付けた。アクセサリーとしたり文鎮代わりにしたりなど、用途は購入者のお好みだ。 既に町は旧路線のうち二・四キロを活用し、電動アシスト自転車型のトロッコ観光施設「アガッタン」を整備。眼下に流れる吾妻峡の景観を楽しみながら、ダム本体の真下まで行けるアトラクションで、二一年十二月にアガッタンのPRを兼ねて初めて販売した年には好評で完売。二回目の開催を計画した。
江ノ島電鉄江ノ島駅(神奈川県藤沢市)前に設置されている小鳥のオブジェ「江のピコ」の衣装を着替えさせる「江のピコボランティア」の活動を知ってもらうイベントが三月十一、十二日午前十時から、同市片瀬海岸のスバナ会館で開かれる。 江のピコは駅前に設置されたステンレス製の車止め「ピコリーノ」の一部で、四羽の小鳥がデザインされている。二十年以上前、同駅の売店従業員の女性が「小鳥が寒そう」と手編みの衣装を着せ始め、観光客から親しまれてきた。昨年までは近くに住む小池三四子さん(85)が編んでいたが、高齢のため引退。昨年、新作衣装を募る「編み物グランプリ」を実施し、入賞作品三十一点をボランティアが毎月着替えさせている。 イベントでは、小池さんやボランティアが手作りした衣装を、別のピコリーノの小鳥に着せて展示するほか、江のピコをモチーフにした塗り絵の缶バッジづくり(百円から)も体験できる。ボランティアへのカン
鉄道開業百五十年を記念し、JR東日本八王子支社(東京都八王子市)と京王電鉄(本社・東京都多摩市)、西武鉄道(同・埼玉県所沢市)は三月一日から、多摩地域を走る歴代の車両をデザインしたトレインカードのキャンペーンを行う。対象駅を巡り、各社の提示する条件を満たすとカードを入手できる。同月二十六日まで。(布施谷航) 多摩地域の沿線の魅力を知ってもらおうと初めて企画した。配布するカードは一社あたり五種類。JR中央線と京王線、西武線で過去に運行していた車両や現役車両の写真を載せた。五種類全てを集めると特別デザインの「コンプカード」がもらえる。コンプカードは三種あり、デザインは入手後のお楽しみという。 中央線は八王子駅や立川駅などのコンビニ「NewDays(ニューデイズ)」で商品を五百円以上購入して入手。京王線は「京王線・井の頭線一日乗車券」、西武線は「『中央線×京王線×西武線 トレインカードキャンペー
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