ファン垂ぜん企画 加西市の北条町駅と小野市の粟生(あお)駅を結ぶ13・6キロのローカル鉄道「北条鉄道」は、旧国鉄のディーゼル車両「キハ40形」の助士席に座り、営業運転中の全線を1往復する特別添乗の希望者を募集している。人気車両の運転士の真横で、前方の景色を独り占めできる鉄道ファン垂ぜんの企画だ。 6月15、16両日の各4便で実施する。片道23分、折り返しの休憩7分をはさんで50分余りの体験となる。対象は小学生以上。事前に、運行の妨げとなる行為をしないなど…
高齢者講習を間近で見ると「危険な運転」だらけ! 元教習所教官が提言する「本当に必要な」免許返納制度とは
新しい運賃箱。「Xデー」を迎えると、自動で釣り銭を受け取ることができるようになる=京都市右京区で、南陽子撮影 京都市バスの運賃箱が12月に「両替式」から「自動釣り銭式」に変更される。市交通局は現在、運賃箱の交換作業を進めており、同月までに810両ある全車両の交換を終える予定。その後、年内の「Xデー」に、長年親しまれてきた両替式から一斉に切り替える。 1928年から運行する市バスが、自動釣り銭式を採用するのは初めて。釣り銭式は首都圏では主流だが、関西では大阪シティバスの先例はあるものの、珍しいという。 両替式はバスを降りるまでに時間がかかり、続いて降車したい人が足止めされたり、停車時間が長引いてダイヤが乱れたりする原因になっていた。一方、釣り銭式は、小銭を持ち合わせていなくても両替をする必要がない。1000円札を両替して230円の運賃を払う場合、20~30秒ほどかかるが、釣り銭式だと4秒に短
静岡県知事選で当選確実となり、万歳をする鈴木康友氏(右から2人目)ら=静岡市葵区で2024年5月26日午後11時21分、北山夏帆撮影 26日投開票の静岡県知事選で、リニア中央新幹線の推進を掲げた、前浜松市長の鈴木康友氏(66)=立憲民主・国民民主推薦=が初当選した。リニアの工事に反対してきた川勝平太前知事が去ったことで、「国家プロジェクト」と言われるリニア計画は前に進むのか。選挙期間中には、リニアのトンネル工事が行われている岐阜県で井戸の水位低下が発覚し、関係者からは「問題解決には、まだ何年もの時間がかかる」との見方も出ている。
枯れたことがない「天王様の井戸」の底からは、あるはずの水が消えていた=岐阜県瑞浪市で2024年5月21日午後3時39分、真貝恒平撮影 井戸の底に浮かび上がる幾多のひび割れは、水源に恵まれた地域に走った衝撃を物語っていた。JR東海が進めるリニア中央新幹線事業の前に立ちはだかるのは、静岡県の水問題だけではない。リニアのトンネル掘削工事が行われていた岐阜県瑞浪市では2月、個人用の井戸やため池など計14カ所の水位低下が発覚した。瑞浪市の現場を歩くと、水枯れした井戸を前に立ち尽くす住民の姿があった。【真貝恒平】 <主な内容> ・井戸は信仰と豊かな水源の象徴 ・トンネル工事一転「即時中断」 ・「リニアのメリットない」 ・JR東海の対応「検証が必要」 名古屋市中心部から車で約65キロ。今月21日、いくつかの山あいを抜けると、のどかな田園風景が広がる盆地の瑞浪市大湫(おおくて)町にたどり着いた。稲が植えら
2022年の大雨で被災し、運休が続く青森県のJR津軽線蟹田―三厩間(28・8キロ)を巡り、沿線自治体のうち廃線に一貫して反対していた今別町の阿部義治町長は23日、復旧を断念する意向を表明した。JR東日本が提案しているバス転換の協議に応じる方針だ。県も同日、JR案を容認すると表明。地元が一致したことで、同区間は廃線の見通しとなった。 沿線自治体の首長らによる検討会議が青森市内で開かれ、小谷知也副知事が「将来も地域交通を確保するには鉄路廃止もやむを得ない」と県の立場を述べた。これを踏まえ阿部町長が「鉄路にこだわり続けても議論が進展せず、沿線や町のためにならない。苦渋の決断だ」とバス転換の受け入れを表明した。
近鉄が販売中のデジタルきっぷ。購入したQRコードをスマートフォンの画面に表示させ、自動改札機にかざせば乗車できる=近鉄提供 奈良、和歌山方面の旅に 近畿日本鉄道と南海電鉄は、QRコードをかざすだけで乗車できる「デジタルきっぷ(乗車券)」を販売している。購入から乗車までスマートフォン一つで完結できる。難波(大阪市)から奈良、高野山(和歌山県)、京都から奈良まで、訪日旅行者らを中心に誘致の強化や購入時の混雑緩和を狙う。 近鉄が発売したデジタルきっぷは、IT企業テンセント社が提供するメッセージングアプリ「微信(WeChat)」内の訪日旅行者向けミニアプリ「旅日」で購入できる。中国からの訪日旅行者らの利用を目指す。購入したきっぷはアプリ内のマイページに追加され、自動改札機のリーダーにQRコードをかざすだけで乗車で…
下野市とJR東日本大宮支社は22日、市へのふるさと納税の返礼品として、JR東日本小山車両センター(同市緑2)での「車両貸し切り親子体験会」を出品した。同センターに所属する車両1編成を貸し切り、運転台と客室内の機器操作を体験するほか、こども駅長制服を着用しての記念撮影もできる。JRとのコラボで体験型返礼品を提供するのは県内では初。JR宇都宮線の3駅がある同市ならではの返礼品として、マニアを中心に注目を集めそうだ。 体験会は6月22、23日で、1回1時間45分とし各日5回行う。募集するのは、満5歳以上中学生以下の子供1人と18歳以上の同伴者1人を1組として計10組。車両は運用中の車体を用い、E231系またはE233系のいずれか1編成で、運転台でのハンドル操作やドアの開閉、車内放送などが体験できる。また、時間内は同センター内を走行する車両や施設見学など、自由に楽しめる。寄付金額は5万円。定員にな
山陰線の部分的な運転再開について説明するJR西日本広島支社の広岡支社長=山口市で2024年5月23日午前10時3分、脇山隆俊撮影 2023年6月末からの大雨で被災し一部区間で運休が続くJR山陰線を巡り、JR西日本は23日、部分的に6月22日から運転を再開する方針を明らかにした。山口市で開かれた記者会見で、同社広島支社の広岡研二支社長が概要を説明した。 運休が続いている山陰線の長門市―小串駅間の約50キロのうち、先に復旧工事を終える長門市―人丸駅間の約14キロと、滝部―小串駅間の約15キロの2区間で先行して運転を再開する予定。いずれも6月22日の始発から、通学時間帯を中心に列車を走らせる。一方、利用…
利用が低迷するJR木次線の出雲横田駅(島根県奥出雲町)―備後落合駅(庄原市)区間について、JR西日本山陰支社(鳥取県米子市)の佐伯祥一支社長は23日の定例記者会見で、区間の今後のあり方について関係自治体に協議を申し入れる意向を明らかにした。「利用が厳しい状況が続いている。地元にうかがい、地域の移動実態に応じた持続可能な交通体系について相談させていただきたい」と述べた。【渕脇直樹】 同支社によると、両駅区間は29・6キロで、2022年度の1日1キロ当たりの利用者は54人。佐伯支社長は会見で「通勤通学など生活利用がほとんどなく、大量輸送という鉄道の特性を発揮できていない」と指摘。その上で「関係自治体に利用状況を説明し、進め方を含めて相談したい」と話した。
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